新型コロナの影響により世界最大級デザインの祭典「ミラノサローネ」が2020年の開催を断念。
世界最大級デザインの祭典「ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile. Milano)」は世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の影響により、2020年に予定されていた開催を見送り、2021年4月13日(火)〜18日(日)へ延期されることが発表されました。
ミラノサローネは2021年4月に延期
2020年1月から中国・湖北省武漢市を中心に広まった新型コロナウイルス(2019-nCoV)は、東アジアの韓国や日本だけに止まらず、世界中に飛火。2月にはヨーロッパでも流行が始まり、イタリア・ミラノでも猛威を振るっていました。2月に開催されていたミラノサローネと並ぶファッションの祭典「ミラノコレクション」も最終日の全ショーを中止するという異常事態。
ミラノサローネは1度は6月16日(火)から21日(日)への延期を決めたものの、その後ミラノやロンバルディア地方だけでなくイタリア全土が封鎖された状態でした。それでも感染の拡大は止まらず、3月27日には感染者数は中国を上回る大変深刻な事態が続いています。
そんな中、現地時間 昨日3月27日に「ミラノサローネ」の2020年の開催を断念し、来年の開催に先送りされることが発表されました。また、再開されたミラノサローネでは、エウロルーチェはもちろん、エウロクチーナ/ FTK、サローネ国際バスルーム見本市も隔年開催だった展示も含めて同時に開催されるようです。
ミラノサローネとは!?
毎年4月に開催され、世界中から人が集まるミラノサローネ(正式名称 : Salone del Mobile.Milano)と、連動しておこなわるミラノデザインウィークはミラノの街全体をデザイン一色に染める。本会場のフィエラと、市内に点在するフォーリ・サローネと呼ばれるサテライト的な会場群に分かれてともに盛り上がる。
昨年のミラノデザインウィークの様子
残念ながら2020年の開催はなくなってしまいましたが、昨年のミラノデザインウィーク、ミラノサローネの様子は下記の記事からご覧頂けます。
- nendo × DAIKIN がミラノデザインウィーク2019で提案するインスタレーション「breeze of light」。
- ドアハンドルメーカー・UNIONと田根剛が贈るインスタレーション「One Design – One Handle」
- Kvadrat(クヴァドラ)とRaf Simons(ラフ・シモンズ)のコラボによる最新テキスタイルデザイン。
- ミラノデザインウィーク2019でアルテックが魅せた旬なクリエイターとのコラボレーション
- ミラノデザインウィーク2019でも注目の的になる日本企業のユニークな展示。
- ミラノデザインウィーク2019で勢いのあった韓国の企業やグループの展示。
- カッシーナやB&B、フォーリ・サローネで巡る有名ブランドのショールームや展示。
- 家具やインテリア、そのスタイリングも注目のミラノサローネの本会場ロー・フィエラでの展示。
- ミラノサローネ2019、照明の見本市「エウロルーチェ」ではスマートな照明が数多く出展。
- ミラノサローネ2019でFlos, Louis Poulsen とともに斬新なプレゼンテーションが光る「B&B Italia」
- ミラノデザインウィーク2019に出展した「bud brand AWARD 2019」の受賞作品。
- ミラノデザインウィーク2019に出展した「bud brand(バッドブランド)」の学生による作品。
- ミラノデザインウィーク2019の「bud brand(バッドブランド)」に出展した新進気鋭のデザイナー作品。
外出の自粛が続く中読んで頂けると嬉しいです。
今年2020年は、世界最大級デザインの祭典「ミラノサローネ」が開催されないことは非常に残念ではありますが、次回開催のミラノサローネ並びにミラノデザインウィークを大いに期待しましょう。そして、イタリアの方々はもちろん世界中の関係者の健康を願っています。