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ミラノデザインウィーク2019の「bud brand(バッドブランド)」に出展した新進気鋭のデザイナー作品。

イタリア・ミラノで4月9日から4月14日まで世界最大とも言えるデザインイベントミラノデザインウィーク2019が開催された。フォーリサローネと言われるミラノサローネとしてフィエラ本会場以外で最も注目度が高く、来場者数の多い場所であるトルトーナ地区のSuperStudio という会場のSuperDesignShow に出展した「bud brand(バッドブランド)」。今年もその「bud brand(バッドブランド)」には新進気鋭のデザイナーが多数参加している。

モバイル家具「Tabisuru Kakuzai」

二年前、昨年(Aizu Flat)と出展しているTetsuji Kobayashi によるデザインの「Tabisuru Kakuzai」は、Ryugo Iriki とAkihiro Ueno によって制作された。「Tabisuru Kakuzai」は、角材からゴザのシートがスライドしてくるモバイル家具。駅でも港でも公園でも、気軽にゴザを出して座ってみれば、そこが旅する人の居場所になる。

旅先で気持ち良さげな場所を探してゆっくりと座ってみれば、小さいけれど我家のような気分になる。そのくつろぎの時間は今までの旅にははない、新しい時間を手にすることができる。

参考:https://bud-brand.com/#modal-object-2

マルチアクセサリー「Tsu.Tsu」

Emi Shiode とYoshihiko Nagoshi の2人のデザイナーの作品は、特殊なプリーツ加工されたデニム生地を使ったマルチアクセサリー「Tsu.Tsu」。極めてシンプルな道具である「Tsu.Tsu」は、日本古来から伝わる風呂敷を元に進化させ、「包み、保護し、運び、纏い、飾る」の機能を持ち、変幻自在に包むことができるプロダクト。使う人によって様々な形に変化し、時には手荷物を包み運ぶ道具となり、また時にはスーツケースのカバーになったり、ファッションウェアとしても活躍する。

参考:https://bud-brand.com/#modal-object-3

アロマディフューザー「Plis bois」

Kana Tesaki とTasuku Nishiwaki(昨年:菱)、Yosuke Omae (昨年:菱)による旅先でもいつもと同じようにリラックスした状態にさせてくれるアロマディフューザー「Plis bois」。制作は昨年デザイナーとしても参加したHALF MOON FURNITURE WORKSHOP(昨年:木花)が手がけている。伸縮するプリーツ加工の突板と和紙には、アロマ液が吸着され、それが嗅覚に作用する。六角柱の容器に収まり、展開すると視覚的にも非常におもしろい。旅行や出張で初めて泊まるホテルだとリラックスできないという人に取って重要なプロダクトになるだろう。

参考:https://bud-brand.com/#modal-object-4

マルチボックス「Tamate box」

Aiko Tadokoro とHiroki Tadokoro によるデザインの「Tamate box」は、旅に彩りを飾るコトができる箱、マルチボックスである。旅先で立ち寄った花屋や散歩した公園、大自然の中で出会った植物を、気楽に生けられるのが「Tamate box」。生けられた花が居心地の良い空間を作り出す。蓋は日本の伝統装飾の組子が用いられ、内箱は耐水性の有る桧で、表面仕上げは竹籠用の耐候塗料の竹椿オイルでできていて、時を経て木目は透き通る様な飴色へ変化することで旅を記憶し、経年変化を楽しむことができる。その結果「Tamate box」は、あなたの玉手箱になり、旅とは「人生に花を生けるようなコト」だと気付かせてくれるだろう。

参考:https://bud-brand.com/#modal-object-12

砂切子のグラス「Moire see」

デザイナーDaisuke Shimizu とクラフトマンTakayuki Shiina による作品は、江戸切子の中でも線ではなく面を作る平切子と砂などを吹き付けて表面に装飾を施すサンドブラストを組み合わせた「砂切子」の技術を使って作られた「Moire see」。「Moire see」は、サンドブラストを用いてモアレの海を描き出し、水を注ぐと「平切子」の効果でモアレの海が広がる。

参考:https://bud-brand.com/#modal-object-13

 

昨年同様現在活躍中のデザイナーやクラフトマンによる「bud brand(バッドブランド)」の作品は、デザイン性はもちろんだがその機能性や実用性が高く、実際に使ってみたい、欲しいというような感情にさせてくれるプロダクトばかりだった。今後の活躍含め注視して行きたいデザイナー達なのでそれぞれの活動をチェックして欲しい。

#casa 編集部

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