yadokari

窓一面に星と湖。115万円で建てたフィンランドの家「Nido」

via: robinfalck.com

9平方メートルのタイニーキャビン Nido(イタリア語で鳥の巣)の傾斜した大きな窓には、一面にフィンランドの湖と星空が広がります。建築経験のなかったデザイナーが2週間のDIYで作り上げました。人件費を除く費用は、わずか10,500米ドル=115万円(1ドル=110円)ですんだとのこと。

via: delightfull.eu

デザイナーのロビン・ファルク(Robin Falck)は、フィンランド・ヘルシンキの生まれ育ち。常に好奇心に満ちながら、アートディレクション、プロダクト&グラフィックデザインなど、幅広いフィールドで貪欲にスキルを習得しています。ロビンにとってデザインとは「癖のようなもので、第2の本能」だと言います。日々のデザインのインスピレーションを得るために、都会と隔絶した自然の中の避難場所が欲しかった彼は、ヘルシンキから車で50分のシポーの森を散策していた時に、静かな湖畔に理想的な場所を見つけます。

兵役参加が間もなくはじまるロビンには、建築許可の手続きの時間がありませんでした。フィンランドでは、床面積が9〜12平方メートル以下の建物なら許可申請が不要となるので、9平方メートルの2階建てマイクロキャビンを建てることを決定。グラフィックとプロダクトデザインのスキルのみで、建築の知識のなかった彼は、何枚もスケッチを描いては友人の建築家たちに助言をあおぎました。環境への負荷を少なくするため、すべての建築材料は手作業で現場に持ち込まれました。

via: robinfalck.com

4.6平方メートルのロフトにベッドルームと収納スペースを設け、1階はマイクロキッチン付きのラウンジスペースとなっています。傾斜をつけたファサードを、縦に貫く大きな窓がデザインの最大の目玉。昼間は一面に広がる湖の水面を見つめたり、夜には星空を眺めながら眠りに落ちることができます。

via: robinfalck.com
via: wimp.com

建築材料には、地産の木材にリサイクルされた素材を活用して費用を節約。内装は木の自然な風合いをそのままに、白を基調としたスカンジナビア風のインテリアとなっています。中央のアンティーク風テーブルもリサイクルしたものでしょうか。

via: robinfalck.com

広く取られたウッドデッキには、裏のエントランスに続く木造の小道からアクセスします。デッキに置かれたクッションは、ドイツ生まれのアウトドア・ビーンバッグ・ブランドOutbagのプロダクト。完全防水で型くずれしない全天候型ビーンバッグです。キャノピーデザインがユニークな可愛らしいグリルは、Weberの「Wood Burning Fireplace」。キャンプでの直火焼き料理に最適です。

via: robinfalck.com

長く続く木製のスロープが、キャビンへのプロローグとしてワクワク感を演出します。ロビンの趣味のサーフィンから、ウェーブの感覚が活かされている気がします。デートのためのスポットという目的もあったのでは?

via: robinfalck.com

「ぼくのデザインに対するアプローチは、遊び心がありシンプルで体感的ということ。何かをプラスするんじゃなくて、余分なものを削ぎ落としていって、できるだけ持続可能なものを目指しているんだ」と語るロビン。Instagramには、新しいキャビンのスケッチの断片がアップされていました。どうやら次は、Aフレームの三角形の小屋を建築する計画のようです。

建築家でなくてもデザインセンスがあれば、素晴らしいタイニーハウスが実現可能なんですね。Nidoのプロジェクトは、リサイクルされた材料をメインに使用することで、材料費を節約して100万円少しの費用で家が持てるという証明でした。もちろんDIYで小屋を建てるという体力と気力も必要ですが。

Via:
robinfalck.com
instagram.com/robinfalck/
delightfull.eu
wimp.com

YADOKARI

YADOKARI

YADOKARIは、スモールハウス/小屋/コンテナハウス/タイニーハウス/ミニマルライフ/多拠点居住を通じ、暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。

casa

建売でも注文住宅でもないもうひとつの可能性 casa シリーズ。

機能、デザイン、コスト削減などを徹底して追求した、

完成度の高い住宅。