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狭いからこそ建築家に依頼!空間を無駄なく活用したアウトドアリビングもある家

建築家と建てるからには、そもそも大きな敷地がないと難しいのでは、と感じる人も多いのではないでしょうか。

家具を造り付けにしたり引き戸をうまく活用したり、階段や窓の配置ひとつでも空間は広く快適に活用することができます。今回は建築家 松浦伸一郎が建てた、空間を無駄なく活用し、広く見せる工夫を詰め込んだ一軒をご紹介します。

上階に向け面積が広がる変形の逆三角のデザイン

傾斜のついたファサードの形状が特徴的な外観。ダークブルーの色味と直線が活きたデザインで、シャープな印象に。

入り口を凹ませた造りにすることで、庇としての機能はもちろん、クルマや自転車などの駐車スペースとしても利用できます。

コンパクトながらも収納も取り込まれたエントランス

扉を開けると広々とした玄関に。靴棚を造り付けにすることで家族全員の靴もスッキリと隠す事ができます。扉横に小窓を設けることで、暗くなりがちな玄関に明かりを取り入れます。

リビングに溶け込む階段

入り口付近に設けられた階段は途中までスケルトンタイプに。圧迫感が少なくなり、段差下部を収納スペースとしても活用できます。お部屋に割ける面積が狭くとも、意外とスペースを取る階段をフロアに内包することで、敷地を有効利用することができます。

また、階段は通常廊下とセットで考えなければならないもの。フロアに直接アクセスできる階段は、廊下を無くす、もしくは減らすことができる為、建築面積が狭い住宅において大きな利点をもたらしてくれます。

既成概念に囚われない自由なレイアウト

洗面台は角を活かしたつくりに。自然と左右に空間が生まれ、限られたスペースを効率的に活用できます。

吹き抜けと大きな窓から差し込む光があたたかな空間

2階にはリビングダイニングを配置。中央に設けられた吹き抜けによって、自然光が部屋を柔らかく包みます。

キッチン背面には引き戸の収納棚で、調理器具や食材を表に出すことなく整理でき、スペースに余裕が生まれることで動きやすくなり、日々の調理のしやすさにも貢献します。

リビングに挟んだ仕切りに接着するかたちでデスクを設けることで、作業スペースも確保。壁や仕切りと一体化した造り付けの家具によって、空間を無駄なく最大限活用します。

室内にはない魅力を楽しめる屋外空間

大きな窓からアクセスできるアウトドアリビング。このアウトドアリビングとは、広々とした庭やテラスやデッキなどの屋外を、室内のリビングのように生活の場として有効に使えるスペースのことを指します。外と面する部屋との床の高さを揃えることで、室内と屋外を一体化させたり、庇や、オーニングを設置するなどして、食事やくつろぎのスペースとして活用するケースが近年増えています。

 

周囲に住宅がある環境でも、外の壁面を高くすることで外界からの視線を遮り、開放性とプライバシーを両立させています。外だからこそ陽の光や心地よい風を身体いっぱいに感じられるもの。四季の移ろいがある日本だからこそ、室内だけでなく屋外での過ごし方も重要なポイントかもしれませんね。

まとめ

建築家と建てるからこそ限られた空間を最大限に活用した住宅づくりが可能になります。空間面での制限によってオーダーメイド住宅を悩んでいる方にとって参考にしたい一軒です。

建築家:松浦伸一郎/構造:木造/規模:地上2階/敷地面積:109.81㎡/延床面積:123.56㎡
榎本綾

榎本綾

新しいものよりヴィンテージに惹かれます。

建築家は坂茂が好き。

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家族のための「特別な住まい」をつくりあげます。