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ミラノデザインウィーク2019でも注目の的になる日本企業のユニークな展示。

イタリア・ミラノで行われたミラノデザインウィーク2019では、日本企業の展示が大きな存在感を示している。昨年、2年前も多くの企業が出展し、非常に好評であるが、それに続き今年も注目の的になっている。

ロボットとの関係性を示唆するSONY(ソニー)の展示「Affinity in Autonomy:」

昨年、8年振りの出展とその展示内容で注目を浴びたSONY。今年はSONY の持つアイディアとテクノロジーの革新性を最大限に表現した展示だったと言える。

昨年の展示:SONY(ソニー)が「Hidden Senses」と題して8年振りにミラノデザインウィークに出展!

恐らく近い将来、日常生活の中にロボットやAIが密接に関わってくることは明らか。SONY は、新しいロボットとの関係性を示唆する。その関係性は機械的なものではなく、もっと愛着や感性に訴えかけるものだろうという意思が伝わる。

4種類のロボットや新型aibo(アイボ)は、どれも訪れる者を笑顔にしていた。

nendo × DAIKINによる空気を感じさせる「breeze of light」

佐藤オオキ率いる日本のデザインオフィス「nendo」は、TENOHA MILANO(テノハミラノ)にて空調機器メーカーのDAIKIN とコラボレーション。「breeze of light」と題して、光と影の動きで「空気」を感じさせるインスタレーションを展開。

参考:nendo × DAIKIN がミラノデザインウィーク2019で提案するインスタレーション「breeze of light」。

LEXUS(レクサス)の思想を光のメディアアートで表現する「LEADING WITH LIGHT」

トルトーナ地区のSuperstudio を今年の出展場所としたLEXUS(レクサス)は、メディアアートの分野で国際的な評価を得るアーティスト集団Rhizomatiks とコラボレーション。「常に人を中心(Human-Centered)」というLEXUS のコンセプトをテクノロジーで表現。人の動きに合わせて動くロボットが不思議な感覚を与えてくれるインスタレーション。

また、建築家デイヴィッド・アジャイやMoMAシニアキュレーターのパオラ・アントネッリらが審査員を務める「LEXUS DESIGN AWARD 2019」では、リサ・マークスの乳房を切除した人のためのレース製下着「Algorithmic Lace」がグランプリを受賞。他にもストレートに環境問題にアプローチする作品が多く、革新的な作品ばかりだった。

水の文化を伝えるINAX(イナックス)の「The Rituals of Water」

住宅設備のブランドのINAX(イナックス)は、INAXの商品と関わりが深い「水」との関わりの文化を伝える展示「The Rituals of Water」を展開。フランク・ロイド・ライトが手掛けた帝国ホテルから始まるその歴史や金具やタイルなどの新コレクションまで見所がいっぱい。

料理や絵画などに見立てたマテリアルやデザインディテールを美しく魅せる表現も非常におもしろかった。

sanwacompany(サンワカンパニー)のコンパクトなキッチン

昨年のキッチン見本市「EuroCucina(エウロクッチーナ)」でミラノサローネアワードを初受賞したsanwacompany(サンワカンパニー)のミニマルなキッチン。今年はそのコンパクトなキッチンをさらに発展させたような印象。

昨年の展示:偶数年であるミラノサローネ2018はキッチン見本市「EuroCucina(エウロクッチーナ)」!

Karimoku New Standardとのコラボレーションで誕生した「CH 01」などより洗練された商品とスタイリングで訪れる者を魅了していた。

機能性メッシュの新たな可能性を発信するTOKYO MATERIAL

マテリアルコネクション東京が「TOKYO MATERIAL」として、トルトーナ地区のSuperstudio Più の「Material Village」に出展。過去4年間に発表した様々なデザイナーとのコラボレーションで生まれたものをアップデートしたプロダクトとして展示。

吉田真也やYOYと言ったミラノデザインウィークでも毎年活躍するデザイナーとのコラボレーション作品は、どれもそれぞれの素材の新しい展開を示唆してくれるデザインだった。

UNIONと田根剛によるインスタレーション

ドアハンドルメーカー・UNIONがフランスのパリを拠点に世界を股にかけて活躍する建築家・田根剛とのコラボレーションで話題になっているのが「One Design – One Handle」というインスタレーション。「砂型鋳造」を魅せることによりUNIONが行なってきたハンドル製造、歴史、技術、素材やプロセスを読み解き、脈々と流れるその精神を表現。

参考:ドアハンドルメーカー・UNIONと田根剛が贈るインスタレーション「One Design – One Handle」

 

ここで紹介したのは、ミラノデザインウィーク2019の期間中にミラノサローネ本会場以外で開かれるフォーリ・サローネの展示だ。ミラノサローネ本会場も含めるとさらに注目度が高くなっているのが日本の企業の展示だ。来年もまた今年以上の展示が見られるのではないかと期待している。

#casa 編集部

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