【DESIGNART TOKYO 2023】“3Dプリンティング×茹でる”が生み出すユニークなプロダクト「In Fill Out」

今年で7回目となる、日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO(デザイナート トーキョー)」が10月20日~10月29日の約1週間、今年も東京を舞台に都内各所にて開催されます。今回は「Sparks〜思考の解放〜」をテーマに、世界中からインテリア、ファッションなど様々なジャンルのモノやコトが集結し、新時代の価値創造に挑戦するデザイン・アートが展示されます。

ミントデザインズ青山店内に今年8月プレオープンした「CORNER GALLERY」では、若手作家の発掘・育成・支援を目指すアートフェスティバル「SICF」の第23回MARKET部門にてグランプリを受賞したLeo Kodaの作品「In Fill Out」の展示を開催。ハイテクノロジーである“3Dプリンティング”とローテクノロジーである“茹でる”技術の組み合わせで生み出されるユニークなプロダクトが並びます。

ハイテクノロジー×ローテクノロジーが生み出すユニークなプロダクト「In Fill Out」

3Dプリントが“未来のクラフト”たり得るか、という問いから生まれた「In Fill Out」は、出力されたシートをお湯で茹でることによって膨らませ、形をデザインするプロジェクトです。

ハイテクノロジーとされる“3Dプリント”と、ローテクノロジーである“茹でる”という行為を組み合わせるユニークな発想、そして3Dプリント独自のインフィルという内部の構造に着目し、新たな造形を生み出したオリジナリティが評価され、グランプリを受賞しました。

プロダクトは農産物などのデンプンから抽出される生分解性プラスチックを主に使用し、環境にも配慮された製造背景を持ちます。

そんな「In Fill Out」のアイディアは、使い込まれた3Dプリンターをたまたま譲り受けたことと、コロナ禍によるロックダウンで工房と化した自宅のキッチンで加熱調理の実験を繰り返す過程で形作られました。コロナ禍での生活様式の変化のなかで、ユニークな視点が生み出したプロダクトです。

会場では、ミントデザインズの23年秋冬テーマに合わせたコラボレーション作品を展示販売。色鮮やかな「In Fill Out」のプロダクトがディスプレイのように馴染むポップなカラーリング・パターンが活かされたアイテムが並ぶ店内は、まるでミュージアムのような楽しげな空間です。

Leo Koda

1997年生まれ。2020年武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科インテリア デザイン専攻卒業後、留学。2022年スイスのローザンヌ美術大学(ECAL) プロダクトデザイン専攻卒業。現在、オランダのアイントホーフェンにデザインスタジオを構える。2018年山際照明造形美術振興会奨学生。主な展覧会に、「Rossana Orlandi exhibition」(2022、M7/ドーハ、カタール)、「supersalone | Salone del Mobile『The Lost Graduation Show』」(2021、Rho Fiera/ミラ ノ、イタリア)など。

【ミントデザインズ青山店「CORNER GALLERY」× Leo Koda(UNDER 30)】
会期:2023年10月20日(金)〜10月29日(日)
会場:ミントデザインズ青山店 東京都渋谷区神宮前5-49-5
時間 : 11:00 – 19:00
参加クリエイター:Leo Koda(UNDER 30)