こだわりの生活・家事動線が家族のコミュニケーションを創り出す住まい「家族の会話がはずむ家」

これまでの日本の家づくりでは、1階の玄関を抜けた先にLDKがひろがり、2階に個室や水回りが集約された構成が主流でした。しかし近年ではプライバシーの確保や採光などの面から、1階に個室、2階にLDKを配する形が人気を集めています。「家族の会話がはずむ家」は、ゆったりとくつろげる2階リビングと、家族4人が横並びで座れる広いスタディスペースが魅力の住まい。共働きで忙しい家族にも人気の、コミュニケーションがはずむ空間です。プライベート空間を集約した1階には、シンプルながら心地の良い暮らしを実現する工夫がありました。

住宅街でも開放的な暮らしを実現する2階リビングの構成

敷地は住宅街の一角で、南側と東には住宅、北側には私道、西側には道路と言う立地。

現地の状況からプライバシーと明るさを確保するため、2階にLDKを配する構成となりました。

機能性にも優れたクールモダンな外観

チャコールグレーのモルタルとアクセントに取り入れたブラックガルバリウム鋼板の部分使いで、クールモダンな印象にまとめられた外観。

 

デザイン性はもちろん、お手入れのしやすさにも配慮した機能性の高さも魅力です。

コンパクトに実用性がまとめられた玄関ホール

玄関収納とオープンクローゼットを併設した、シンプルながらも機能的な玄関ホール。

玄関収納にはミラーもついているので、お出かけ前の身だしなみチェックもバッチリ。

ハンガーパイプもあるため、コートや羽織は外出時にハンガーにかけることができ、花粉やチリを室内に持ち込まずに済むのも大きなポイントです。

落ち着いた雰囲気で居心地の良いプライベートルーム

玄関先の主寝室。

グレーのアクセントクロスに間接照明の柔らかな光が拡がる、1日の終わりにリラックできるような落ち着いた雰囲気にまとめられています。

主寝室の隣には子ども部屋を配置。

造り付けのテーブルや棚など空間を効率的に最大限活用した、シンプルで使い勝手の良いお部屋です。

個室の快適性を高めるファミリークローゼット

1階には寝室と子ども部屋のほか、約3畳のファミリークローゼットを用意。

オンシーズンの衣類はそれぞれの部屋の室内クローゼットに、オフシーズンの衣類や寝具はこちらに収納することで、少ない収納でも快適に過ごせる個室を実現しています。

家族のコミュニケーションを第一に考えた生活動線

住宅街の一角である敷地から導かれた、プライベート空間を1階、リビングを2階にまとめたシンプルモダンな住まい「家族の会話がはずむ家」。1階は、帰宅時にはそれぞれの部屋を経由して荷物を置いて、LDKに上がれるように各部屋の前を通る動線を計画することで、家族が自然と2階へ集う構成となっています。忙しい時もそうでない時も家族団欒の場が自然と生まれる、あたたかな住まいです。

後編:リビングに組み込まれたスタディスペースで仕事も勉強も捗る住まい「家族の会話がはずむ家」