アンティークとモダンが入り乱れる照明・家具ブランド「moooi(モーイ)」が提案する”特別な人生”。

オランダ発のインテリアブランド「moooi(モーイ)」はミラノデザインウィークに訪れたら絶対に見逃せないブランドの一つだ。オランダ語で美しいう意味のmooiにさらに価値を高めるという意味を込めてoを1つ足して「moooi」なのだとか。

moooiはアンティークやモダン、オリエンタルな雰囲気などを掛け合わせた唯一無二のブランドでファンも多く、毎年bud brand(バッドブランド)と同じくトルトーナ地区に出展していて来場者もひっきりなしに訪れる。今年も人気、注目度は相当高く、moooiの展示を楽しみにしている人は多い。

昨年のmoooiの記事はこちら

【ミラノデザインウィーク】グラフィカルな展示がかっこいい!家具ブランド「moooi」の展示。

2017年のmoooiのコンセプトは「特別な人生」

「moooi Presents “A Life Extraordinary“」と打ち出し、moooiが2017年のコンセプトとしているのは並外れた生活や驚きのある生活などの「特別な人生」だ。入り口を入るとホテルのロビーのような空間があり、それが特別な人生、生活の入り口になっている。

進んで行くとあるのはこのmoooiの照明を組み合わせた驚きの空間だ。バラバラな照明が入り乱れているが全体として一つのまとまりのようなその光景は、見るものの心を奪う。多くの人が足を止めてスマートフォンで撮影していて、私たちもその一人だ。

毎年あるmoooiの世界観を表す大きな本は手袋をはめたスタッフさんが読んでくれる。

丸を丸でくり抜いたような大きなゆりかごのような椅子はそのスケール感もおもしろいが、実際に座ってゆらゆらとできるのでいい大人が子供のように遊んでいた。

映画や舞台のワンシーンのようなショールーム

「特別な人生」とは良く言ったもので、各所のブースはまるで映画の舞台のセットのように、家具もかっこよくて照明による演出もスペシャルな感じがあり美しい。

世界中のどこかにありそうなアイテムを使いながら、世界中のどこでもない空間を作り出しているところは流石だ。

虫をモチーフにした壁やどこかオリエンタルなラグやテキスタイルなどグラフィカルでおもしろい。

照明によりフラットな壁面もグラデーションの表情ができるし、賑やかな空間もあれば、少し静寂を意識した空間もあり見応えがある。今回moooiとしては初めて発表したモンスターベッドが展開されより多様な空間演出になったような気がする。

 

私たち#casa 編集部もそうなのだが、良く聞くのが家具や照明自体ももちろんおもしろいが展示方法やスタイリングがすごく勉強になるのがmoooiだ。毎回展示場所も広く多彩な空間を魅せてくれるmoooiは来年も楽しみで仕方ない。

moooi : http://moooi.co.jp