窓の外にルーバーから四季折々の風景を身近に感じられる平屋の家
桜シーズンには絶景が広がる立地に誕生した今回の一戸建ては、四季を感じることのできる環境と、住まう家族をつなぐ建築設計が魅力的な平屋住宅。扇形の地形を活かし、無駄なく広々とした平屋の住まいの秘密とは一体なんだろうか?気になるこの住まいを早速紹介していこう。
木質のルーバーとモノトーンのコントラストがお洒落な外観
通りに面した入り口部分の外観は、外界の視線を感じさせないマットな外観でプロポーションも美しくデザインされている。窓の外にもう一枚壁を設け、ルーバーを設けたことで、人どおりを気にすることなく桜風景をも独り占め。四季折々の景色を身近に感じることが出来る。
明るく柔らかなカラーリングが心地良い内観
内観デザインは、無垢質の木材と美しく白い漆喰壁を基調とした柔らかく温かみある雰囲気が心地良い。ビンテージ感あるインダストリアルな装飾やスモークがかった水色のアクセントクロスなど、お洒落で可愛いアイテム選びは、奥様のセンスが光っている。
桜景色が贅沢な立地にある今回の住宅。北側のリビングの窓からは、美しい桜並木を眺めることが出来るのも嬉しいポイントだ。
空間を更に引き立てる、観葉植物のある暮らし
シンプルでナチュラルな雰囲気によく合う観葉植物のインテリア。そのどれもが奥様が自ら仕入れたと言うから驚きだ。
建築家がデザインした空間を奥様が細部まで理解し、それぞれの植物やインテリアを上手く溶け込ませ、更に美しいものへと仕上げる。建築家と共に「ゼロから話し合って家を作ること」が出来る自由設計だからこその傑作であろう。
ワンフロアに仕上げた広々LDKは開放的な空間が魅力的
扇型の広いワンフロアと捉えて設計された今回の平屋住宅。出来るだけ壁を取り払い、キッチンを真ん中に設置することで、家族がいつでも集まり、繋がる空間を作り上げた。別々の場所にいても、各々の気配を感じる距離感。それを保つことができる設計には、建築家からこれからここに住む家族への温かい想いが込められている。
デザイン性に優れた建築家が設計する住まい。間取りや機能性などのクオリティも高いけれど、やはり主役はそこに住まう家族。空間づくりのプロである建築家と意識の高い住まい手がいて初めて成り立つのが良い家づくり。この平屋の家はその教科書のような住宅だと言っても良いだろう。
構造:木造/規模:地上1階/敷地面積:213.15㎡/建築面積:110.34㎡/延床面積:110.34㎡