ちょっとしたおもてなしにも◎パクチーと鶏モモ肉でつくるペルーの伝統料理「セコ・デ・カルネ」

パクチニストという言葉が生まれるほど市民権を得たハーブ、パクチー。エキゾチックで爽やかな香りが、いつもの食卓に旅気分を添えてくれます。そんなパクチーをたっぷりと使った煮込み料理がペルーの伝統料理「セコ・デ・カルネ」。休日のディナーやホームパーティーなど、ちょっとしたハレの日に異国情緒溢れる個性的な一品をメインに楽しむのはいかがでしょうか。本場では牛肉を主に使いますが、今回は美味しい出汁が取れる骨付き鶏もも肉を使用し、スープも一緒にクスクスで楽しめるようなレシピとなっています。

レシピ

(2人分)
・骨つき鶏もも肉 2本
・玉ねぎ 1/2個
・ズッキーニ 1本
・ニンニク 2かけ
・しょうが 1かけ
・パクチー 3束
・グリーンオリーブ 14粒
・レモン 1個
・クミンパウダー、コリアンダーパウダー 各大さじ2
・オリーブオイル 適量
・塩胡椒 適量
・レモン汁 適量
・白ワイン 50ml
・水 150ml

1. 鶏肉を下処理し(火が通りやすいように、皮側にフォークで穴をあけ、反対側は骨に沿って肉に切り込みを入れる。)、潰したニンニクとオリーブオイル大さじ1、塩で30分ほどマリネしておく。
2. 玉ねぎ、しょうがをみじん切り、ズッキーニを輪切りにする。

3. パクチー数本を飾り用に残して、5cm幅のザク切りにし、水と一緒にブレンダーにかける。(切り落とした根は取っておく)

4. 1の鶏肉を取り出し、塩・胡椒をして、オリーブオイルをひいて熱した鍋で皮面から焼き、両面に軽く焼き色をつける。焼けたら取り出しておく。
5. 同じ鍋にオリーブオイル大さじ1を足し、マリネしておいた1のニンニクと2の玉ねぎ、しょうがを加えて弱火で炒める。


6. 玉ねぎがしんなりしてきたらスパイス類を加え、よく炒め合わせた後、4の鶏肉を戻し、2のズッキーニ、白ワイン50ml、パクチーの根を加えて蓋をして30分ほど煮る。水分が足りなくなったら水を適宜足していく。
7. さらにグリーンオリーブを加えて10分ほど煮込み、仕上げに塩とレモンで味をととのえる。
8. カットしたレモンを添えて、クスクスを盛り付ける。
*クスクスは同量の熱湯を加えて5分ほど蒸します

ポイント
●ダシが取れ、旨味のある煮込みとなるため骨付きの肉を使用する。
●鶏肉はしっかりと揉み込む。
●パクチーは根、茎、葉を丸ごと使う。根にも独特の風味があり、味に深みが出る。

エキゾチックな香りに肉の旨味が広がる一品

たっぷりのパクチーとスパイスで煮込むので、異国情緒溢れる爽やかな香りに骨付き肉の旨味が絶品な一皿に。オリーブのコクとレモンの爽やかさも加わり、バランスよく最後まで美味しく頂けます。

ちょっとしたハレの日の食事にぴったり

いつもとは違う味わいが楽しめる今回のお料理も、材料さえ揃えれば煮込むだけなので簡単に作ることができます。休日の家族とのディナーや、ちょっとしたホームパーティーにも手軽で美味しい一皿は大活躍間違いなし。ぜひ試してみてください。