【渋谷ファッションウイーク2021春】KANSAI YAMAMOTOによる世界初の渋谷スクランブル交差点でのランウェイ!

2021年3月15日(月)~31日(水)まで、渋谷の街からファッションとアートを発信するイベント「渋谷ファッションウイーク2021春」がスタートした。

15回目となる今期は、「CROSS OVER」をコンセプトに、ファッション・アートの力によって今を乗り越え、未来に進もう、という想いを込めて多彩なイベントを開催する。

KANSAI YAMAMOTOによる世界初の渋谷スクランブル交差点でのランウェイショー

その皮切りとして公開されるのがランウェイショー「SHIBUYA RUNWAY “THE DESIGNER”」。ファッションブランド「KANSAI YAMAMOTO」が参加し、渋谷スクランブル交差点で撮影したファッションムービーを公式YouTubeチャンネルにて本日3月15日(月)22時00分よりオンライン配信された。ランウェイショーを渋谷スクランブル交差点で開催するのは世界初となる。

「SHIBUYA RUNWAY “THE DESIGNER”」

「渋谷ファッションウイーク」のハイライトとなっているランウェイショー「SHIBUYA RUNWAY “THE DESIGNER”」は、感染拡大防止を配慮しオンライン配信で展開された。

今春はファッションブランド「KANSAI YAMAMOTO」が参加し、世界初、渋谷スクランブル交差点でのランウェイショーを行った。「KANSAI YAMAMOTO」のアーカイブコレクションに加えて、クリエイティブチームのデザイナー高谷健太が手掛けたニューコレクションを披露。ニューコレクションは「渋谷」をモチーフに制作された、ストーリー性溢れる特別なルックとなった。

アーティスト/ 俳優 MIYAVIをはじめ、ダンサーの森山開次、モデル Sachi / Fridayなど16名がモデルとして参加。モデルが同時にスクランブル交差点を行き交う様子は、様々なヒト・モノ・コトが交わる街・渋谷の世界観を発信した。

⾼⾕健太 “Quenta Takaya”(⼭本寛斎事務所 代表取締役 ファッションデザイナー・クリエイティブディレクター)コメント

2021年は東日本大震災から10年、熊本地震から5年の節目の年であり、そして新型コロナウイルスの感染拡大も未だ続いております。そんな中でわたしたちが掲げる今回のコレクションテーマは『TOMORROW』。これは、渋谷駅のJR線と 井の頭線を結ぶ連絡通路に展示された「明日の神話」という作品に、作者の岡本太郎さんが込めた思いを、今を生きるわたしたちなりに表現したいと思ったからです。原爆の炸裂する瞬間が描かれた凄惨な壁画ですが、そこには戦争の悲劇だけではなく、人間の力強さ、誇りといった、凄まじいエネルギーが描かれています。いま、世界中が様々な困難に直面していますが、人間は必ずやこの困難を乗り越えることができるというメッセージを、今回のコレクションを通してお伝えしたいと思います。山本寛斎が生涯をかけて発信し続けた「ファッションは人々に元氣と勇気を与えることができる」という信念のもと、わたしたちはこれからも挑戦を続けてまいります。渋谷から世界に向けて、明日への願いを込めた渾身のコレクションを、ぜひご覧ください。

多彩な参加クリエイター

映像監督:HIRO KIMURA

1977年⽣まれ。1999年に渡⽶、スタイリストとして活動開始。⽇本屈指のアーティストやコレクション等を⼿掛けるスタイリストとして活躍していたが、撮影する側と被写体の間に⽣まれる感覚に魅了され、フォトグラファーに転⾝。操上和美⽒のアシスタントとして0からキャリアを始め、独⽴後NYへ渡⽶。現在は、広告/ファッション/ミュージシャンの撮影を中⼼に活躍。シャープでスタイリッシュな⼈物撮影を得意としながらも、その作品には被写体⾃⾝の内⾯、まだ⾒ぬ側⾯が映し出されている。

サウンド・ディレクター:YOSI HORIKAWA

環境音や日常音などを録音・編集し楽曲を構築するサウンド・クリエイター。2012年のEP『Wandering』2013年の初アルバム『Vapor』、2019年の2ndアルバム『Spaces』全て英紙The Guardian, The Japan Times等、多数媒体のBest Album of the yearに輝く。またリリースの度にワールドツアーを行い、Glastonbury Festival, Sónar Barcelonaを始めとする世界最大規模のフェスティバルにも多数出演。楽曲リリースの他、CM音楽制作、ラジオ番組テーマ曲やジングルの制作、光州デザインビエンナーレにおいて建築家隈研吾の作品のためのサウンドデザイン、日本科学未来館におけるiPS細胞関連の常設展示でのサウンド、イタリアの革製品ブランド〈Furla〉のコレクションやブランド音楽の制作、700年以上の歴史を持つ静岡県沼津市大中寺の庭園にてマルチチャンネルサウンドインスタレーションなど、幅広い分野において活動している。

スタイリング:菅井葉月 HATSUKI SUGAI

国内外のアーティストとコラボレーションする【Wearable art】をコンセプトにしたレッグウェアブランド〈tokone(トコネ)〉のブランドディレクター。アーティストと共に商品をデザインし、プロモーションイベントのディレクションも行っている。また、スタイリング、イベント企画、ウィンドウディスプレイ、プロモーションビデオのディレクションなどを通して企業やメーカーのブランディングも行っている。

ヘアメイク:冨沢ノボル NOBORU TOMIZAWA

東京をベースにファッション、広告、音楽、映画、舞台、TVドラマなどのヘアメイクディレクション&ヘアメイクを手掛け、幅広く活動。今、最も活躍するヘアメイクアップアーティストの一人。

分散回遊型イベント FASHIONART(ファッショナート)

東京の街全体を舞台に22万人(2019年)の来場を記録したデザイン&アートフェスティバルを展開するDESIGNARTによる分散回遊型イベント「FASHIONART」。商業施設や路面店、遊休スペースなどを活用してアートを展示。様々なカルチャーを牽引してきた渋谷で施設やエリアの特性を活かしたコンテンツを展開する。

スペシャルアートプロジェクト、ジュリアン・オピー 「Night City」2021

©︎SHIBUYA FASHION WEEK

都市を闊歩する人々の姿をダイナミックに表現するジュリアン・オピーのアートは作家の代表的なスタイルとして良く知られる。この新作では印象的な漆黒の背景に様々な色彩を纏った人々の姿をシンプルに表現。世界的なパンデミックが暗い影を落とす時代にあっても人々の生命エネルギーは闇を照らす希望の灯りのように輝き、生き生きとした色彩で都市の風景を彩っていく。

ジュリアン・オピー

ロンドンを拠点に国際的に活動する現代美術家。作品は世界の主要な美術館に収蔵されており日本では2008年水戸芸術館現代美術ギャラリー、2019年東京オペラシティーアートギャラリーにて個展を開催。モチーフを簡略化したミニマルな表現言語で構成するスタイルはアート界のみならず様々なカルチャーシーンに影響を与え続けている。

日程:2021年3月15日(月)~3月31日(水)
会場:東急電鉄田園都市線東横線・東京メトロ半蔵門線副都心線渋谷駅B7出入口付近 21番エレベーター
協賛:GMOインターネット株式会社
協力:MAHO KUBOTA GALLERY/東京地下鉄株式会社/東急電鉄株式会社/リンテックサインシステム株式会社
アーティスト壁紙地産地消プロジェクトKABEGA(カベガ)

Fountain#Neustonplastics

Neustonplasticsは、Neuston:水表生物と、Microplasticsを合わせた造語である。

船上から見渡す海面には海ごみは見当たらない。しかし船からNeuston netを下ろし、20分ほど曳航し海表をすくうと小さなプラスチック片が少量採れる。どこですくっても必ず採れるのである。様々な表情を見せる海面に写る見えないマイクロプラスチックは経年劣化で沈降し、消えて無くなることはない。

日程:2021年3月15日(月)~3月31日(水)※定休日なし
時間:11時00分~20時00分
会場:渋谷スクランブルスクエア7階 L×7(東京都渋谷区渋谷2-24-12)
LEDスクリーン協力:株式会社グリッド
取材協力:国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)

リアルクローズが渋谷の壁面に登場 「The Real Clothing SHIBUYA FASHION POSTERS」

2020春にはLook Bookの発行、2020秋にはDigital Look Bookとオリジナルムービーの配信によって、渋谷の今を感じさせる参加商業施設のリアルクローズを提案してきたが、今回2021春は参加12施設の最新アイテムをモデルの岩崎拓馬や女優の長田侑子など情報発信力の高いモデル/インフルエンサーが身に纏った24種のオリジナルルックポスターが、渋谷の街なかの路地壁面に登場。渋谷駅周辺25カ所168面で展開している。

会期:2021年3月27日(土)
時間:13時~予定
会場:渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS(東京都渋谷区渋谷2-24−12)

コンセプトは「CROSS OVER」

渋谷ファッションウイークは、渋谷という街を世界に開かれた観光拠点にしていく“国際文化観光都市・渋谷” 構想のもと、2014年3月に初開催以降、毎年春と秋に開催し、今春、15回目を迎える。

渋谷ならではのカルチャー発信を展開、今回「渋谷ファッションウイーク2021春」のコンセプトは「CROSS OVER」。様々なヒト・モノ・コトが行き交う街「渋谷」を舞台に多様な要素がCROSS OVERし、変化し続ける。