建築家ラファエル・ヴィニオリ監修の「スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨーク」
焙煎工場付きの体験型スターバックスシリーズこと「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」。2018年12月に待望のNY店舗が完成した。今回手掛けたのは、東京国際フォーラムの建築をしたことでも知られる建築家ラファエル・ヴィニオリだ。アメリカで最もトレンド高いエリアで完成した最先端のスタバのデザイン、その空間を早速覗いてみよう。
再開発地区チェルシーにある「スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨーク」
ニューヨーク・チェルシーにある「スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨーク」。
昨今のニューヨーク・チェルシーといえば、チェルシーマーケットやグーグルオフィス、ホイットニー美術館などで賑わい、歩く空中緑道「ハイライン」が繋がるエリアだ。
焙煎工場を併設し「高級コンセプト店舗」として、アメリカ国内ではシアトルに次いで待望の2店舗目となった「スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨーク」。
トレンドに敏感な若者とビジネスマンが集い、デザイン・建築分野の中でも時代を走り続けるエリアで魅せるのは、最先端のスタバのカタチ。その姿は、オープンして以降、多くの人々を魅了し続けている。
手掛けたのは、建築家 ラファエル・ヴィニオリ
スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨークは、9階建てオフィスビルの地下と1・2階の3フロアで構成される。デザインを手掛けたのは、ウルグアイ出身の建築家 ラファエル・ヴィニオリ。
彼は東京国際フォーラムの建築を手がけたことでも有名な建築家で、骨組みを見せてデザインする空間やまるでSFのような贅沢なデザインが印象的である。
NYの碁盤目状道路をイメージしたスクエア柄のデザイン
3層に分かれて構成されるスターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨークだが、建物内はスキップフロアのように組まれており、統一されたカラーリングとデザイン性、開放感で巨大なワンフロアのような賑わいが全体で共有される。
全体の空間をまとめるのは、何とも印象的な升目上の天井デザイン。マンハッタンのグリッドをモチーフにされたデザインは「NYでしか体験できないスタバ」の限定感で我々を贅沢に楽しませる。
「NYの地下鉄」を彷彿とさせるように張り巡らされたパイプ管のデザイン。ローストした豆の通り道となっており、「コーヒーのテーマパーク」のような遊び心が面白い。
空間内には、バサムフェローズ社製の心地良いウォルナットチェアーが各所に置かれる。暖かみのある暖炉と相まってアットホームな空間で味わう至福のコーヒーは格別だ。
色々な抽出方法でコーヒーを楽しめる、エクスペリエンスバー
半地下になっているフロアに展開されているのは「エクスペリエンスバー」。ここでは、コーヒーの抽出方法を選び、味わうことができる。
イタリアンベーカリー「プリンチ」とのコラボ
2017年にオープンしたスターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノ。当時、オープンを成功させる切り札となったと言っても過言ではなかったのが、話題沸騰したミラノの有名ベーカリー「プリンチ」とのコラボだ。
現在スターバックスはプリンチと事業展開のライセンスを保有しており、プリンチの焼きたてパンがスターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨークでも体験できる。
パンだけでなく、パイ、ティラミスなど豊富なメニューが揃い、どれもコーヒーとの相性は抜群。
コーヒーベースのカクテルが楽しめる「アリビアーモバー」
2階部分はコーヒーベースのカクテルが楽しめる「アリビアーモバー」が広がる。「アリビアーモ」はイタリア語で「到着しました」を意味し、スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノに次いで、今回アメリカで初めてオープンした店舗となる。
カジュアルでオープンな雰囲気の1階フロアに対して、アリビアーモバーのにはガラス張りになった予約スペースも存在。高級感のある空間から見渡すスターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨーク全体の景色は贅沢かつ、ワクワクする気分が込上げるだろう。
Starbucks Reserve Roastery New York – スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨーク
営業時間:7:00~23:00(金・土曜日~23:00)
URL : https://www.starbucksreserve.com/ja-jp/locations/new-york
住所:61 9th Ave, New York, NY 10011 USA