「自分に素直に」若手俳優・松本妃代のくらしと表現のこだわり
毎週月曜日に立山律子がお送りする福岡のラジオ放送CROSS FM「DAY+」。「#casa(ハッシュカーサ)」の枠に今回ゲストとしてお越し頂いたのは、女優、絵画アーティストとして活躍されている松本 妃代(まつもときよ)さんです。
女優、絵画アーティストの松本妃代さん
テレビドラマや映画、演劇の世界で透明感のある演技が人気の女優。お芝居に限らず絵画アーティストとしても活躍し、SNSでの発信や個展を開催したり、マルチな才能をお持ちの注目の若手俳優です。
普段の生活で大切にしているデザインは?
「お家や住環境を癒やしの場所にしておくこと。そのなかでこだわっているのが常に植物をかざること。あとは食器にこだわることですね。」
と答える松本さん。ささやかながらも植物や食器など普段の生活で触れるものにこだわりを持つだけで、日々の生活への満足度は高まりそうですね。
普段の食事について
北欧暮らしの道具店のオリジナルドラマ「ひとりごとエプロン」。作品のなかでは、仕事やプライベートに、うまくいくことばかりではないけど、毎日食事を自分で作って、ひとりで食べている間に心が静まり、いつもの自分に戻っていくといったストーリーのなかで、料理をする姿が印象的な松本さん。普段も料理はされるのでしょうか。
「母親がよくラタトュイユを作ってくれていて、実家で食べていた味として懐かしくて今でもよく自分で作っています。」
また、ドラマではお酒を飲みながら食事をされていますが、普段もお酒は嗜まれるそう。
「強くはないものの、日本酒が好きです。」と話す松本さん。カクテルやワインといったお酒ではなく、日本酒を選ばれるあたりに食の好みが伺えますね。
絵画に取り組む姿勢とは
女優の活動の傍ら、個性的な絵を描きだす絵画アーティストとしても活躍されている松本さん。作品の制作にはどれくらいの時間をかけているのでしょうか。
「作品にもよりますが約8時間くらいで描くことが多いです。描き直しを繰り返すというより、集中してばーっと一日で描く事が多いです。」
そんなアーティスト活動のきっかけは何だったのでしょうか。
「女優業を初めて歌やお芝居をしていくなかで、私にしか出来ないものがほしいと思っていろんなことにチャレンジしてきたんです。絵は20歳ぐらいから始めたのでまだ4,5年くらいですが、好きでこれまで続けています。」
様々な表現方法があるなかでも個展をひらくほど、人を惹きつけられる才能を発見できたのは松本さんなりの努力の賜物かもしれませんね。
表現の源、芝居と絵画の共通点とは
個性的な色味や世界観が特徴の松本さんの絵画作品。そんな表現の源はどこからやってくるのでしょうか。
「外からインスピレーションを受けてというより、自分の深いところで感じていることを動物や子どもといったフィルターを通じて表現しています。」
創作の源は外ではなく、自分の本心から湧き出たものを視覚的な表現に落とし込んでいるのですね。
また、絵画の作品ではライオンやキリンなど本当の動物の色合いではなく、赤や白などカラフルな色を用いて表現している松本さん。絵もお芝居も表現活動ですが、それぞれの共通点とは一体何なのでしょうか。
「私の中ではそれぞれが別の出口から出ています。お芝居は作品の一部であり、他の役者とセッションしている感覚です。そのなかで、お芝居も絵画も“嘘なくやる”というのは共通しているかもしれません。絵画で自分に嘘なく感じたことを視覚的に表現するのはもちろん、お芝居は作り話ではありますが、そのなかで自分に嘘をつかずに演じることを意識しています。」
松本さんにとって人生とは「素直に、正直でいること。」
お芝居でも絵画でも、常に自分と向き合い、偽りなく表現されている松本さん。そんな松本さんにとって「ライフイズ◯◯」の空欄にはどんな言葉が入るのでしょうか。
「ライフイズHonesty。素直に、正直でいること。常に自分のやりたいことに素直でいることを大事にしています。」
まっすぐ、自分の感覚に素直だからこそ、人を惹きつける唯一無二の魅力が生まれるのかもしれませんね。