ブルーグレーの大人な空間。モントリオールの「SAT Café」でクロワッサンを頬張る

まだ世界で新型コロナウイルスが流行する前、カナダのケベック州、モントリオールへ。氷点下まで冷え込む2月だったが、ケベック人たちは寒さを気にすることなく、朝早くからカフェへ向かう人も多かった。ケベックは、カナダで唯一フランス語を公用語としている州。どうやら朝の過ごし方にもフランスらしさが表れているようで、クロワッサン片手に朝の時間を過ごす人も多いのだとか。

モントリオールの「SAT Café」へ

ケベック州・モントリオールにある「SAT Café」。シンプルなコーヒーカップの看板が目印だ。店内はガラス張りになっており、外の風景が映りこんでいる。店内には陽の光が差し込み、朝から明るく照らされていた。

訪れたのは早い時間だったが、お店の中にはすでに地元の人とみられるお客さんが7〜8人ほど。コーヒーを飲んだり、出勤前にリラックしてみたり、ゆったりとした空気が流れている。ブルーがかったグレーを基調とした内装は、スタイリッシュでおしゃれ。鮮やかな緑がアクセントとなり、和やかな雰囲気を醸し出している。

店内には、モントリオールをモチーフとしたイラストのポストカードも。ポップで可愛らしいデザインは、ついつい何枚も欲しくなってしまいそう。

カウンター奥にはプレートやグラス、コーヒーやドリンクを綺麗に陳列。グレーの壁は冷たい印象を受けがちだが、ナチュラルな木製棚やグリーンが自然と馴染んで見える。

フランスの朝食といえば、サクサクのクロワッサンをイメージする人も多いはず。モントリオールでもその習慣があるようで、出勤前にカフェに寄り、クロワッサンをテイクアウトする人もいるのだとか。店内には、美味しそうな香ばしいパンの匂いが広がっている。

このときはプレーンのクロワッサンと、中にチョコが入ったクロワッサン、そしてカフェラテを注文した。

クロワッサン片手にフランス気分

何層にも重なった繊細なクロワッサンは、見るからに美味しそう!食べる前から、食欲をそそるバターの香りが感じられる。表面の生地はサクサクで、中はしっとり。クロワッサンとコーヒーの組み合わせが、また相性がばっちり。

チョコクロワッサンとカフェラテを合わせると、甘さとコーヒーの苦味が絶妙。朝からこんなにゆっくりと朝食の時間を過ごせるなんて、なんだか贅沢な気がしてくる。お店に並んでいた地元のグルメ誌をパラパラとめくると、「SAT Café」が紹介されているページを見つけた。どうやら、パンだけでなくグルメの点でも一目置かれているようだ。カナダのモントリオールに来た際には、おしゃれなカフェから1日をはじめてみてはいかがだろう?

SAT Café
営業時間:月〜金 7:30〜18:00、土・日 9:00〜17:00
URL:http://sat.qc.ca/en/sat-cafe
住所:6 Place du Marché (in front of Peace Park), Montréal