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SuMiKa取締役・佐藤純一氏と企画担当・名取良樹氏が考えるライフスタイルと拠点。

家を建てたい人と建築家のマッチングサイト「SuMiKa」のサービスを展開する取締役・佐藤純一氏と、企画担当・名取良樹氏。両氏にお話を伺うと、「小屋」というサイズや距離感が持つ可能性、そしてご自身のライフスタイルと「拠点」について語ってくれた。

時代に合ったライフスタイルを提案する両氏の考える住まいとは、一体どのようなものなのだろうか。

ニーズ高まる20〜40平米の住宅

佐藤氏:小屋に関しては、暮らしを最小限にするミニマリストと、母屋とは別にサードプレイスとして「小屋」を作る2パターンがあると思いますが、僕らは後者に当たりますね。ミニマリストは「いろいろなものを捨てないといけない」と覚悟がいることなので、僕たちがある程度は強制的にフォーマットを作ってあげないと選択する余地がないんですよね。

だから小屋だけでビジネスを考えるよりも、僕らが面白いなって思うのはcasa cagoの3cagoほどの20平米から40平米くらいのボリューム感。坪単価的には効率的ではなくなりますが、暮らしの選択としてはリーズナブルだと思いますね。

可能性を感じる「スモールハウス」

佐藤氏:ミニマリストじゃないんだけど、小屋についての「創造的に共生しながら小さく暮らす」の文脈にのっとって自分の母屋とか暮らし方とかを考えるっていう可能性がある面積・スケール感だなと思ってて。小屋でもなく、一般住宅でもない「スモールハウス」という呼び方をして、1つの分類としてSuMiKaとしては扱っていこうと思っています。

名取氏:いろんな展開が考えられる可能性を感じますね。自分の生活にあててみても、いろいろなケースにこのサイズ感はすごく該当すると思います。いろんなケースにはまりが良いと思うので、考える面白さはありますね。

佐藤氏:600万〜800万くらいから1000万くらいという感じで最初の家づくりを楽しめるなら、ありじゃないですかね。地方都市の郊外で、全部合わせて1000万ほどで考えられるんだったら選択肢としては良いと思いますし。

母屋と小屋、離れの距離感

名取氏:あとは自分の両親と同居するとき。プライベートと完全に一致させるのは難しいけれど、母屋と離れという距離感がちょうど良いと思います。違う事業者さんはシニアコテージを小屋構成で作るものがありますが、そういう考え方ですね。

佐藤氏:違うシニアコテージの考え方は、ある意味これから需要も増えていくと思います。シニアの方にとっても良い距離感で自尊心が保たれるような暮らしの作り方にはなるんではないかな。離れとしておばあちゃんの家があるっていうのは、子どもにとっても良いですよね。

ライフスタイルと拠点の関係性

佐藤氏:僕は基本、仕事とプライベートを分けないことを徹底してる人なんです。そうさせようと思っているのではなくて、そうなっちゃってるんですけど。僕は基本的に「時間の使い方」と「自分の気持ちの配分」を2つの円グラフとして考えた時に、2つの円グラフが一致してればしてるほど僕は幸せだと思うんです。気持ちの配分と時間の配分を一致するような生き方をしたいですね。そう考えられるような仕事の環境、生活環境も持ちたいと思っています。

カヤックは鎌倉に拠点があって、できれば鎌倉で衣食住を勧めたいとしている会社なんです。いま僕は阿佐ヶ谷に住んでいて前には鎌倉に通っていた時もあったんですが、その移動時間がボトルネックになるなと思って。仕事に対する気持ちの配分によっては、鎌倉に拠点を作ることも面白いかなと思います。

誰とするかももちろん大事だし、もちろん何をするかも大事だし、それに付随してどこでするかことが大事だなぁと考えていますね。移動時間を楽しむというのもソリューションの1つではありますが、誰とするかとか何をするかとかに合わせて「どこでするか」の自由度も高い方がいいんではないかと。全国に自分の心の拠り所としての拠点を作るのも面白いですね。投資としての配分もあるから全部に作るのは難しいんだけど、心の配分に合わせて時間も場所の使い方も決めていいのではと考えています。

最近一部の人がやり始めたんですけど、「コーポラティブ賃貸」も楽しそうですね。何人かで一軒を賃貸してシェアするものなんですね。何人かの仲のいい人たちとそこに手を入れながら保持していくやり方もありだなと思います。

 

名取氏:僕は湘南方面の辻堂に住んでいます。プラベートは靴の制作をしているんですが、そのスペースをどう確保していくかを考えますね。住宅の中に一部屋設けてるんですけど、外出しにしてもよかったなぁと思いました。

仕事的には住宅やライフスタイルを考える仕事をしたいと思っているので、そういう切り口で商品を載せたいと思っています。

可能性を秘めた単位

昔と比べて「ちょうどいいサイズ感」を求められる現代。そのサイズにはいろいろな可能性を考えられるという面白みを含んでいるようだ。

家づくりの選択肢が広がり、自分のスタイルに合う拠点を作る機会も生まれたいま、どのような暮らしを想像するだろうか。

あべまなみ

あべまなみ

新潟県出身、横浜在住のフリーライター。中学時代にサックスを始め、自身もジャズを演奏することから、20歳のアメリカ留学時に単身でメンフィスとニューオーリンズへ。初めての一人旅で自分の可能性や新しい発見に出会える楽しさに気づき、その後「旅」にハマる。

2017年12月現在、渡航国は24カ国。好きなものはお酒といちご。

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