【ミラノデザインウィーク2017】デザインの最先端であるイタリア・ミラノで開催されたミラノサローネへ!

イタリア・ミラノはミラノ・コレクションを要してファッションの重要拠点であると同時に、インテリアや家具のデザインの最先端の発信基地だ。

1961年にスタートした「ミラノ・サローネ」は世界最大級の国際家具見本市として、またミラノ・サローネの期間中に本会場を含めミラノ市内で開催され、世界中から多くの企業やデザイナーが参加する「ミラノデザインウィーク」として世界中の人たちが注目している。サローネサテリテに参加したデザイナー650人を含む2,000以上の出展数であり、毎年訪れる人の数は増え続けていて、今年6日間の開催期間だった2017年は165ヶ国から合計34万人余りが来場したとのこと。

具体的な数字からも世界的な最重要地点だということが伺えるだろう。

昨年の様子はこちらから→https://hash-casa.com/event/milanodesignweek/

世界中から今が旬のデザイナーが集まる!

サローネサテリテに参加したデザイナー650人とはただ数だけ集めた訳ではない。650人の中には世界のトップクリエイターの中から今が旬と言えるデザイナーの展示やインスタレーションがあったり、色々なブランドから家具を発表している。

特にサローネサテリテ(別名アウトオブサローネ)と呼ばれる本会場外、ミラノ市内のあちこちで開催される展示は、既成概念に捉われない自由な発想でそのトップデザイナー達がフィーチャーされた作品を見ることができる。例えば、このミラノサローネをきっかけに世界的にも注目され今年も大いに話題をさらった佐藤オオキ氏率いる「nendo」、京都のガラスの茶室や先日の銀座・資生堂ギャラリーでのインスタレーションも好評だった吉岡徳仁氏も出展している。

吉岡徳仁氏の作品が最高賞を受賞

サローネサテリテの中でも最も注目されるのがトルトーナ地区のスーパースタジオで、今年は吉岡徳仁氏とLG社のコラボレーション作品が大きく展示されていた。その「S.F._Senses of the Future」という未来的な椅子と光のインスタレーションは最終日に発表されたMilano Design Award 2017で最高賞を受賞した。

名だたる世界のトップブランドが出展!

そして、東京ビックサイトの4倍の大きさを誇るミラノサローネの本会場「ロー・フィエラ・ミラノ」は、ヴィトラやカルテル、ノールにドリアデなど世界の名だたる家具のトップブランドが集結。6日間ではあるが、どのブランドも自社の新作やブランドイメージを打ち出すブースを作りアピールしている。

単に家具やインテリアを見るのではなく、ショールームとしてのブランドの見せ方など注目するところは多い。

 

昨年同様に #casa 編集部はミラノデザインウィーク2017を4/4, 4/5と弾丸ではありますが、取材しにミラノに行って来ました。

今年も最先端のデザインをレポートします。ご期待ください!