アートをテーマにしたサウナ付き一棟貸切宿「t3 HOTEL+」(ティースリー ホテルプラス)がグランドオープン!

「泊まる」という行為に、何かを加えることができるとしたら——そのような問いを起点に生まれた一棟貸切宿「HOTEL+(ホテルプラス)」グループの新施設「t3 HOTEL+」(ティースリー ホテルプラス)が、2026年5月、大阪市福島区にてグランドオープンしました。アーティスト・亜鶴による3匹の虎が空間を圧倒的に支配するこの宿は、美術館でもギャラリーでもなく、「生活の延長にアートが在る」という体験を提案します。

「t3」——3匹の虎が宿に宿る理由

「t3 HOTEL+」という名称の「t3」は、”Tiger Tiger Tiger” の頭文字に由来しています。その名の通り、空間の核心には3匹の虎が描かれています。手がけたのはアーティストの亜鶴。大胆なタッチで壁面に描き出された3匹は、それぞれ「力強さ」「感性」「遊び心」を象徴しており、宿泊者をいつもとは違う空気の中へと誘います。

寝室

リビングから寝室へと続く空間そのものに、虎たちの気配が満ちている——そのような、建築とアートが分かちがたく結びついた体験が、この宿の出発点にあります。美術館の白い壁の前に立つ体験とは根本的に異なる、生活の文脈の中で圧倒されるアートとの出会いが、ここには用意されています。

「STAY / GYM / ART」——3つの体験が交差する空間

亜鶴による3匹の虎の壁画

t3 HOTEL+のコンセプトは「STAY / GYM / ART」の三つの体験が一つの空間に交差することです。宿泊・身体を動かす喜び・アートとの対話——これらは通常、それぞれ別の場所で別の時間に体験するものです。しかしt3 HOTEL+は、それらを一棟の中に凝縮することで、従来の「泊まる」という行為に新しい層を加えます。

リビング、ダイニングルーム

最大15名まで宿泊可能な一棟貸切という形態も、このコンセプトを支える重要な設計です。グループで一棟を占有することで、美術館を貸し切ったような自由度が生まれます。作品の前で友人と語り合い、ジムで身体を動かし、浴室でゆっくりと休む——誰かに遠慮することなく、自分たちのペースで空間のすべてを使い切ることができます。

常設される3名のアーティストの作品

渡邉涼太 「星屑」

グランドオープンにあわせて、亜鶴の作品に加え、渡邉涼太・藤本純耀・橋本仁による3点のアート作品が新たに常設展示されています。

藤本純耀 「檸檬」

計4名のアーティストによる作品が、宿泊空間の各所に配置されることで、移動するたびに異なるアートとの出会いが生まれます。リビングで一つの作品と向き合い、寝室では別の作家の視点に触れ、翌朝の光の中で気づかなかった細部を発見する——一晩という時間をかけてゆっくりとアートと向き合う体験は、美術館の一時間に訪れる体験とはまったく異なる深さを持ちます。

橋本仁 「アワセカサネキソイソロエ弐」

HOTEL+グループが一貫して追求してきた「住空間にアート作品を配置することで、より身近にアートを感じてもらえる体験型の宿泊施設」という理念は、t3 HOTEL+においてより力強いかたちで体現されています。

住空間だからこそ生まれる、アートとの自然な出会い

浴室

HOTEL+グループが大切にしている思想に、「暮らしに近い空間だからこそ生まれる、アートとの自然な出会い」があります。美術館やギャラリーという特別な場所ではなく、住空間を改築した民泊だからこそ実現できる、日常の延長線上でのアートとの接触。そして、そのアートを通じてローカルの文化と宿泊者の間に自然なコミュニケーションが生まれることを、このグループは目指しています。

浴室

この視点は、建築とアートの関係を考える上で示唆に富んでいます。展示空間として設計された白箱(ホワイトキューブ)の中では、アートは日常から切り離された「特別なもの」として扱われます。しかしそこから離れ、人が食事をし、眠り、風呂に入るという生活の場にアートを置いたとき、何が変わるのか。t3 HOTEL+は、その問いへの実験的な回答として機能しています。

福島区という土地の文脈

株式会社グレートステイ代表取締役社長 前田泰彰、同社 取締役会長 大﨑章弘

大阪市福島区は、かつて商人や職人が暮らした下町の記憶と、近年のマンション開発や飲食店の集積が混在するエリアです。淀川・堂島川・木津川という三本の川に囲まれた中之島の西端に位置するこの土地は、大阪の中心部にありながら独自の空気感を持ちます。

アーティストたちが作品を持ち込み、宿泊者がその作品の中で一夜を過ごし、また新しい誰かがその空間を体験していく——そのような循環の中で、ローカルのアートが宿という器を通じて都市に浸透していく。t3 HOTEL+が福島区に開かれたことは、この場所の持つ文化的な土壌と、無縁ではないように感じられます。

株式会社グレートステイ 代表取締役社長 前田 泰彰 コメント

グレートステイとして、大﨑がこれまで11年にわたり築き上げてきた歴史と想いを大切に受け継ぎながら、これからの新しいグレートステイを創ってまいります。

創業者である大﨑が築いた“レガシー”だけではなく、グレートステイが歩んできた“ヒストリー”を色あせることなく、次の時代へつないでいきたいと考えています。

その想いのもと、日頃よりお取引いただいている皆様をはじめ、関係各所の皆様に対して、これまで以上に誠実かつ真摯に向き合い、一つひとつのご縁を大切にしながら事業運営に努めてまいります。

株式会社グレートステイ 創業者・取締役会長 大﨑章弘 コメント

「自分が亡くなるときに、自分が作ったものの名前が残るように。そしてその名前が、誰かの人生を明るくするものであるように」との想いで、2016年の創業以来、11年間会社経営を続けてきました。

26歳の時にカンボジアで始めた民泊が、グレートステイという会社、そしてサービスになり、多くの人に支えられながらここまで歩んできました。

グレートステイを通じて、多くの人と出会い、数え切れないほどの人に助けてもらい、今があります。

空き家や遊休不動産を活用する宿泊事業を通じて、日本が抱える社会課題の解決に少しでも貢献できていたなら嬉しく思います。

「誰かにとっての空き家が、別の誰かにとっての特別な滞在先になる」

そんな価値の循環を、グレートステイはこれからも作り続けていくと信じています。

今後、新しい体制のもとで、さらに発展していくことを願っています。

「泊まる」に「+」を加えるということ

HOTEL+という名称の「+」は、単なるブランド名の記号ではありません。「宿泊にプラスの体験価値を加える」という意志の表明です。全施設にサウナ・ゲーミングルーム・ジムなど、それぞれ異なるテーマ性を持たせているのもその考えの延長線上にあります。

t3 HOTEL+における「+」は、アートとジムが加えられた「STAY / GYM / ART」の体験です。一つの宿に滞在する中で、身体を整え、アートと対話し、グループとの時間を深める——その豊かさは、シンプルに「泊まる」だけでは得られないものです。

翌朝、チェックアウトの荷物をまとめながら、3匹の虎がまだ視界の端に在る。その気配を背中に感じながら扉を出るとき、この宿は単なる「宿泊体験」を超えた何かを、確かに手渡していると思います。

t3 HOTEL+(ティースリー ホテルプラス)

運営: 株式会社グレートステイ(HOTEL+グループ)
アート: 亜鶴(壁面作品)・渡邉涼太・藤本純耀・橋本仁(常設展示)
URL:https://t3hotelplus.jp/
Instagram:@hotelplus.jp
住所:大阪府大阪市福島区海老江7-22-26