蒸し暑い夏のおうちランチにピッタリ!ベトナムの麺料理「ブンチャー」のレシピ

いよいよ夏本番。暑さが強まり食欲も落ちてくるこの季節。休日のランチには、爽やかなハーブをふんだんに使った手軽なアジアの麺料理はいかがでしょうか。フォーやパッタイなど、お店で食べたことはあっても家庭料理としてはあまり馴染みが無いかもしれませんが、ナンプラーとハーブさえあれば手軽にいつもと違う一品が作れるんです。今回はさっぱりとしていて、他のエスニック料理ほど辛さも控えめ、マイルドな味付けが日本でも人気なベトナム料理の中でも、現地ではフォーに続いて定番の米粉の麺”ブン”を使用した一皿”ブンチャー”をご紹介します。

ブンチャーとは

ブンチャーは、ベトナム北部にある都市「ハノイ」の名物料理。ブンチャーは、甘みが特徴的でベトナム料理に馴染みがない外国からの観光客も食べやすい味わいだと言われています。「ブンチャー」は麺をスープにつけて食べるつけ麺スタイル。麺もフォーとは異なりそうめんのような細い米麺「ブン」を使用します。その上に炭火で焼いた豚肉と肉団子、筍などが入った甘酸っぱいスープ、そしてミントやバジルなどのたっぷりのハーブ類がセットになっています。

レシピ

材料(2人分)
・ブン 150g
・大根 10cm
・にんじん 1/3本
・塩 小さじ1/3
・香草(ミント、バジル、セリなど) 適量
・オリーブオイル 適量
【A】
・豚ひき肉 200g
・玉ねぎ(みじん切り) 1/4個
・ミント(みじん切り) 3g
・にんにく(みじん切り) 1片分
・しょうが(みじん切り) 1かけ分
・溶き卵 1/2個
・片栗粉、酒 各大さじ1
・塩 小さじ1/3
【B】
・赤唐辛子(種をとって小口切り) 1/2本分
・きび糖 小さじ1
・黒酢 大さじ2
・ライム果汁 大さじ1/2
・ナンプラー 大さじ1と1/2

1.ボウルに豚ひき肉とAを合わせてよく混ぜ、団子状に丸める。

2.フライパン約1cm高さのオリーブオイルを熱し、1を入れ、火が通るまで返しながら約5分程度揚げ焼きにする。

3.大根とにんじんはそれぞれ千切りにし、塩を振って軽くもみ、5分ほど置く。しんなりとしてきたら水分を切ってきゅっと絞る。ボウルにBを合わせ、大さじ2をとって加えてあえる。

4.ブンは袋の表示時間通りに茹でてザルにあげ、冷水でしめて水気をよくきり器に盛ります。

2、3の香草を乗せ、残りのBをまわしかける。

甘じょっぱい風味に爽やかな香り、暑い夏でも食が進む一皿

細麺に絡む甘めのタレと肉団子の旨味、爽やかなハーブの香りで、蒸し暑い夏でも美味しく頂ける一皿。初めての人でも酸味と甘みが効いたブンチャーは日本人の舌によく合う味付けなので、これからの季節に大活躍間違いなしのお料理です。

ナンプラーとハーブで一気にアジアンテイストに

いつもの肉団子もミントを加えると一気にエスニックな雰囲気に。さっぱりとしたなますに爽やかなハーブ、食べ応えのある旨味の詰まった肉団子で、器いっぱいにベトナムらしい風味を楽しめます!ブンの代わりに素麺でも手軽に楽しむことができますよ。