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実は賢い選択肢!?あたらしい価値観で平屋を建てた夫婦の暮らしとは。

新築で家を建てようと考えた際に、見落とされがちな”平屋”の選択肢。実は最近、核家族が増え、1世帯の人数が減ってきたこと、おしゃれな居住空間を楽しみたいなどの理由から、新築の平屋を希望する若い世帯が増えているようです。今回はプランを2階建てから平屋に切り替えたご夫妻の一軒を紹介します。

「なんとなく」を見直して気づいた住まいかた

それぞれ2階建ての家で育ち、2階建ての家を建てる予定だったご夫婦。広い土地を譲り受けられたお二人に提案したのは、当初イメージにはなかった平屋です。「暮らしの挑戦」そういって新しい価値観を受け入れ、平屋での暮らしにシフトしてくださいました。

使い方はその日次第の開かれたスペース

LDKとつながる雨に濡れないウッドデッキは、暮らし方の幅を広げてくれます。友達を呼ぶ回数が増えたり、お料理のために庭でハーブやフルーツを育てたり、お掃除が楽になったり、あたらしい価値感を柔軟に受け入れていただいたからこそわかる、豊かさがあります。

高さが生み出す開放感

リビング上部にはロフトがされているものの、床からロフトまでは3000mm程度の高さが保てられており、圧迫感は一切感じられません。2階建や3階建てとは違い、縦方向には広がりを持てない平屋。階段や吹き抜けといった大きな空間を作ることはできない一方、余裕のある天井高に設定することで、実はすっきり機能的で大空間なLDKを実現できるのです。

自由な間取りに

上階がない分、構造的な理由から上下階で柱や壁、階段の位置をある程度揃える必要もなく、自由な間取りのデザインが可能。中央にキッチンを設置することで開放感のある食卓に。日々の家族の食事はもちろん、ホームパーティにも使いやすい空間になりました。

外観にも広がる選択肢

天井の形は平らなばかりでなく、下の写真のように斜めにすることも簡単にできます。上階があると天井はどうしても平らに設けざるを得ないのですが、平屋だと天井の形にも大きな自由度が生まれるのです。

広がる平屋の魅力

今回紹介したのは、建築家・深瀬ヤスノリが手掛ける平屋住宅。大きなテラス窓で地面を身近に感じつつ高い斜め天井で頭上にも広がりが得られるのは、平屋の住まいならではのぜいたくな魅力。また、コンパクトで無駄のない設計やメンテナンスの手軽さなど、その機能性も大きなポイント。住宅を建てる時の選択肢として、平屋は意外とメリットが多いのかもしれません。

 

所在地:/構造:木造/規模:地上1階/建築面積:99.37㎡/延床面積:99.37㎡

千春

横浜出身渋谷区在住のミレニアル世代の一人っ子。母方は佐渡島の系譜。趣味は料理とはしご酒。

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