スキップフロア住宅の完成形「casa skip」の個性的で充実した4つの空間。

室内の空間を最大限に生かす「スキップフロア設計」の家、「casa skip」はスキップフロアの効果により様々な個性的な空間が生まれる。

通常の家のように壁で完全に区切り部屋にしてしまうのではなく、床(フロア)の高さを少しずつずらすことにより、特徴ある空間として現れる。

今回はそのスキップフロアによって出来上がる特徴的な空間を紹介したい。

1.空間を上手に利用した贅沢な収納スペース。

08_シューズクローク

玄関を開けて中に入ると、casa skipの要であり特徴でもある上まで伸びた木の階段が迎えてくれる。

casa skipでは使える場所はすべて使われていて、1階には、ベッドルームが2つと、インナーストレージがある。

床下に部屋を作れば高さが圧縮でき、その分シューズクローゼットやアウターストレージを作ることも可能。

ただ広い空間を使うのではなく、無駄を省き、その広い空間に〝好きな″ものを詰め込むことができる。

2.高低差を上手く使ってすっきりとしたキッチン!

05_キッチンからダイニング_昼

通常キッチンは壁で仕切られていたり、立って作業をする空間でもあったりと、隣り合うリビングダイニングとの関係性は途切れているのが普通だと思う。

「casa skip」のキッチンは、スキップフロアによる高低差が隣り合うリビングダイニングまで見渡しが良い空間になっている。

木を使ったカウンターや階段がすっきりとした白い空間のアクセントになっている。

料理をしている間は中々その場を離れられないだろうが、家族の気配を感じながらキッチンにいられるのは安心だと思う。

白を基調とした使い勝手の良いシステムキッチンを装備しているのも料理が好きな人には嬉しいだろう。

3.光や視線が交差する開放的なリビング・ダイニング!

01_LDK全体

キッチンから5段昇ると開放的なリビング・ダイニングがある。

それぞれの空間は壁で仕切られていなくて緩やかに繋がっているためとても大きな空間に思える。

窓はそれほど大きくはないが、階段室から立体的に光が入って来ることと、白い壁のお陰で予想以上に明るい。

リビングとダイニングはもちろん、他の空間とも明確に仕切られているわけではないので視線が抜けて圧迫感がなくて居心地が良い空間になっている。

 

4.用途は様々!「ルーフデッキ」のある家。

DJI_0020

開放的なリビングからさらに階段を昇って行くとあらわれるのは「ルーフデッキ」だ。

オプションでの設置となるのだが、バーベキューやガーデニングはもちろん、子供たちがいれば夏はプールを引っ張り出して遊ぶなど使い方は様々な楽しい空間になる。

 

海や山とまではいかないが、限られた空間を広く使い視野を広げることで、圧迫感をなくしストレスフリーで、広びろと暮らせるように工夫がなされている。

こうした「開放感」は、空間を縦に少しずつずらす「スキップフロア設計」の家の醍醐味ではないでしょうか。

空間を賢く使用したこの家は、きっと、住む人のライフスタイルを楽しいものにしてくれることでしょう。