建築家・堀部安嗣が設計を担当する奥多摩の沿線まるごとホテル「Satologue」が宿泊予約を開始!

東京から約1時間半の場所に位置する奥多摩。豊かな自然と清らかな水に囲まれたこの地に、新たな滞在の形を提案する「沿線まるごとホテル」プロジェクトの中核施設「Satologue(サトーグ)」が誕生しました。これまでレストランとサウナで多くのお客様をお迎えしてきましたが、いよいよ2025年5月25日(日)に待望の宿泊棟がグランドオープンします。これに先駆け、2025年1月23日(木)より宿泊予約の受付が開始されました。

奥多摩の自然を満喫する「Satologue(サトーグ)」

Satologue
©Daisuke Takashige

建築家・堀部安嗣氏が設計を手掛けた、奥多摩の自然と調和する特別な空間で、心身ともに癒されるひとときを過ごすことができます。「沿線まるごとホテル」プロジェクトは、JR青梅線沿線の駅や集落に点在する地域資源を編集し、地域全体を一つのホテルに見立てるというユニークなコンセプトを持っています。この革新的な試みは、地域活性化の新たなモデルとして、各メディアからも注目を集めており、JR東日本グループの企業広告「明日のDESIGN。」でも取り上げられるなど、その注目度はますます高まっています。

「沿線まるごとホテル」に待望の宿泊棟が誕生

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無人駅でチェックイン  (※写真はイメージです) ©︎Daisuke Takashige

「Satologue」は、JR青梅線の鳩ノ巣駅と古里駅の中間地点、豊かな自然が残る場所に位置しています。2024年5月にはレストランとサウナが先行オープンし、すでに多くのお客様に奥多摩の自然を満喫していただく場を提供してまいりました。都心から日帰りでアクセスできる場所にありながら、奥多摩の自然を五感で感じられる体験は、大変ご好評をいただいております。そして今回、待望の宿泊棟が加わることで、これまで日帰りでの利用に限られていたサービスが、より深く、より豊かな滞在体験へと進化します。

 

「沿線まるごとホテル」という名前の通り、このプロジェクトは奥多摩の地域全体を一つのホテルとして捉えています。駅をフロントに見立て、地域全体でお客様をお迎えするという、他に類を見ないユニークなコンセプトは、地域資源を最大限に活用し、新たな価値を創造することで地域活性化を目指すものです。宿泊棟のオープンにより、このコンセプトがさらに具体的に形となり、お客様は奥多摩の歴史、文化、自然をより深く体験できるようになります。

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焚き火の炎を囲み、自然の音に耳を傾ける ©︎Daisuke Takashige

これまでレストランとサウナのみの提供でしたが、宿泊棟の開設により、お客様は奥多摩の自然をより深く、時間を気にすることなく堪能できるようになります。朝の清々しい空気の中で目覚め、川のせせらぎを聴きながら過ごす時間は、都会の喧騒を忘れ、心身ともにリフレッシュできる特別な体験となるでしょう。

建築家・堀部安嗣氏が手掛ける、自然と調和する癒やしの空間

建築家・堀部安嗣
©︎Daisuke Takashige

「Satologue」の建築設計を担当したのは、数々の名建築を手掛けてきた建築家・堀部安嗣です。瀬戸内海の移動式ホテル「guntû(ガンツウ)」など、自然と調和した美しい建築で知られる堀部は、「すでにそこに存在している宝物のような価値あるものに気づき、それに囲まれているということを、訪れるゲストの方に感じていただきたい。」という思いのもと、「Satologue」の施設を設計しています。その言葉通り、「Satologue」は奥多摩の自然に溶け込むように佇み、訪れる人々を優しく迎え入れます。

建築家・堀部安嗣

1967年神奈川県横浜市生まれ。1990年筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。1991−1994年益子アトリエにて益子義弘に師事。1994年堀部安嗣建築設計事務所を設立。2002年第18回吉岡賞を「牛久のギャラリー」で受賞。2016年日本建築学会賞(作品)を「竹林寺納骨堂」で受賞。2021年2020毎日デザイン賞受賞。2007年−京都造形芸術大学大学院教授。2022年−放送大学教授。

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Satologueから望む多摩川支流の流れ ©︎Daisuke Takashige

今回オープンする宿泊棟も、堀部の設計思想が色濃く反映されています。客室は、奥多摩の自然を愛でるために細部までこだわり抜いて設計されており、テラスに出れば川のせせらぎ、鳥のさえずり、木々を揺らす心地よい風を感じることができます。時に厳しく、時に美しい奥多摩の自然を、ゆったりと時間をかけて味わうことができるでしょう。

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宿泊棟室内イメージ

客室の内部は、柔らかい繭のような白いボールト天井が特徴的な居間と寝室で構成されています。この独特の天井は、空間に柔らかな雰囲気を与え、旅人の心を落ち着かせ、安心してくつろげる居場所を提供します。自然素材を多用した温かみのある空間は、奥多摩の自然と一体となり、訪れる人に深い安らぎを与えてくれるでしょう。窓から見える景色、室内に差し込む光、そして自然の音。五感を通して奥多摩を感じられる、特別な空間がここにあります。

奥多摩の魅力を満喫する特別な宿泊体験

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沿線ガストロノミーで地域のストーリーを提供 ©︎Daisuke Takashige

「Satologue」での宿泊は、単なる宿泊にとどまらず、奥多摩の魅力を余すところなく体験できる特別な機会となります。日帰り旅行では味わえない、奥多摩の深淵に触れる滞在が、ここにはあります。

Satologue
©Daisuke Takashige

夕食は、「Satologue」のレストランで、地元の食材をふんだんに使った沿線ガストロノミーを堪能できます。

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©︎Daisuke Takashige

都内から奥多摩に移住したシェフが、この土地で育まれた食文化に新しい価値を吹き込み、一皿一皿に奥多摩の物語を込めて提供します。

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風土とつながる薪サウナ ©︎Daisuke Takashige

夕食後には、貸切サウナでリラックスした時間を過ごすのはいかがでしょうか。

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©Daisuke Takashige

ヒノキの香りに包まれ、薪の燃える音に耳を傾けながらじっくりと汗を流し、川の水を引いた水風呂でクールダウン。

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©Kazuhiko Hakamada

ポンチョを羽織って星空を眺め、木々を抜ける風を感じる外気浴は、ここでしか味わえない格別な体験です。五感を通して「木」「水」「空気」を感じ、奥多摩の自然を全身で堪能してください。

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電動トゥクトゥクで集落ホッピング ©︎Kazuhiko Hakamada

さらに、電動トゥクトゥクや電動アシスト自転車をレンタルして、近隣の集落を巡る「集落ホッピング」もおすすめです。地元の風土や文化に触れ、地域の人々との交流を通して、奥多摩の魅力をより深く知ることができます。地域のスタッフが「語り部」として、土地の記憶や魅力を伝えてくれるツアーも予定されており、奥多摩の歴史や文化、人々の暮らしに触れる貴重な機会となるでしょう。

Satologue

URL:https://satologue.com/
所在地:東京都西多摩郡奥多摩町棚澤1
アクセス:JR青梅線「古里」駅 徒歩15分 / JR青梅線「鳩ノ巣」駅 徒歩20分
※JR青梅線「鳩ノ巣駅」には電動トゥクトゥク、電動アシスト自転車が設置されています。