小海町の自然にひっそりと佇む、北欧を感じさせるインテリアの「憩うまち協定施設」でテレワーク。

八ヶ岳連峰と千曲川、そして町のシンボルでもある松原湖。美しい自然が織りなす、風光明媚な山間の町 長野県小海町は、「憩うまちこうみ」として都心の企業と協定を結び、そこで働く社員向けに、様々な癒しの取り組みをしています。その一環として、長らく空き家となり利用されていなかった、松原湖の畔にある「旧たぬきや」を改修し、協定企業社員へのガイダンスやセラピー会場、協定企業によるテレワークの会場として使用することにより、飲食利用や地域宿泊の増加を促し、町をより楽しく豊かにしていきます。その中心にあるのがインテリアデザイナー・西脇佑が手がけた、この「憩うまち協定施設」です。

北欧を感じさせる、優しい色使いと柔らかみのある曲線

空間全体は木を基調とし、差し色としてベビーブルーで壁面を塗装している。家具も木を基調とし、壁面と同系色の張り地や塗装が施してあるものが選定してある。また、天井がやわらかい曲線を描いており、空間全体のやさしい色合いと非常にマッチしている。天井の隙間から見える建物を構成する無垢の木材も、どこか北欧の雰囲気を感じさせる。

松原湖を一望できるワークスペース

「旧たぬきや」が位置していたのは、松原湖の畔。この立地を生かし、湖に面する壁面をガラス張りにすることで、建物の内部に小海町の雄大な自然を取り込んでいます。都会のオフィスでは味わうことのできない、ゆったりと流れる時間の中で、落ち着いて作業ができます。

どの座席からも小海町の雄大な自然が見渡せます。

神秘的な雰囲気が漂うレストスペース

入り口の突き当たり、右手にある階段を降ると現れるのがこの空間。ネイビーで塗装された壁面と小上がり、まるで水面のような床材。正面はガラス張りで、フロアラインが松原湖の水面と近い位置にあるため、まるで湖の上で休憩しているような気分を味わうことができます。また、天井には水面に反射した光が投影され、よりこの空間の神秘的な雰囲気を引き立てています。

さまざまなイベントが行われる小海町

小海町にはこの素敵な施設の他にも、宿泊できる施設や食事ができる施設などがあります。近くにキャンプ場もあるので、テレワーク施設を活用後、近くでキャンプを行えたりもします。冬場になると凍った湖の上で釣りができるのも、松原湖の醍醐味です。小海町は星空が綺麗な場所として有名なので、気候条件がよければ、満点の星空の下でキャンプや釣りが行えます。

憩うまち協定施設

  • 住所:長野県南佐久郡小海町大字豊里4283-4
  • 利用人数:〜20人
  • 主な設備:ワークスペース、休憩スペース、ネット環境(Wi-Fi)、複合プリンター、プロジェクター、スピーカーマイク
  •      コンセント、WEBカメラ、ミニキッチン、冷蔵庫、電子レンジ
  • 利用料金:1時間 500円
  •      1日  5000円
  • ご利用方法:事前予約制 (問い合わせ先:憩うまちこうみ事務局 TEL:0267-92-2525)
    ※原則として、憩うまちこうみ協定企業のみ利用可能。