アクタス・丸の内店でバウハウスのデザイン思想を知る企画展「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-」が開催!

バウハウスのデザイン思想が現代に息づく。「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-」が2025年2月22日(土)よりアクタス丸の内店で開催されます。ヴァルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーら巨匠たちの名作に加え、ジャン・プルーヴェとTECTAの知られざる絆に迫る貴重な展示も。バウハウスのデザインとTECTAの革新性を体感できる貴重な機会をお見逃しなく。

バウハウスのデザイン思想を現代に伝える、貴重な企画展がアクタス丸の内で開催

アクタス丸の内店では、2025年2月22日(土)から4月20日(日)まで、現代に受け継がれるバウハウスのデザイン思想に焦点を当てた貴重な企画展、『TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-』が開催されます。バウハウスのデザインが現代の私たちの生活空間にどのように影響を与え、そして今なお新しいインスピレーションを与え続けているのかを探求する、意義深い機会となるでしょう。バウハウスは、1919年にヴァルター・グロピウスによって設立されたドイツの美術と建築の学校であり、わずか14年間という短い活動期間にもかかわらず、その革新的なデザイン思想は20世紀の芸術、建築、デザインに大きな影響を与えました。機能主義に基づいた合理的なデザイン、芸術と技術の融合、そして日常生活のための美しいデザインの創造を目指したバウハウスの理念は、現代においても色褪せることなく、多くのデザイナーや建築家に影響を与え続けています。今回の企画展では、バウハウスのデザイン思想を色濃く受け継ぎ、現代に伝えるドイツの家具ブランド、TECTA(テクタ)に焦点を当て、バウハウスのデザインがどのように現代に息づいているのかを体感することができます。アクタス丸の内という洗練された空間で、バウハウスとTECTAの名作家具に触れることで、デザインの歴史と未来を感じることができるでしょう。丸の内という都心に位置するアクタス丸の内店で開催される本展は、アクセスも良好で、多くの方にバウハウスのデザインに触れていただく絶好の機会です。

ジャン・プルーヴェとTECTAの知られざる絆、貴重なスケッチと製品化されたチェアを特別展示

ジャン・プルーヴェ直筆のイージーチェアのスケッチ

この展覧会の大きな見どころの一つは、フランスの著名なデザイナー、ジャン・プルーヴェとTECTAの創業者、アクセル・ブロッホイザーの間に育まれた特別な絆に焦点を当てた展示です。ジャン・プルーヴェは、20世紀を代表するデザイナー、建築家の一人であり、その革新的なデザインと構造技術は、多くのデザイナーに影響を与えてきました。TECTAの創業者であるアクセル・ブロッホイザーは、プルーヴェのデザインに深い敬意を抱いており、彼らの間には師弟とも言えるような関係が築かれました。

TECTAが再現したプルーヴェのイージーチェアD80

今回の展示では、プルーヴェが実現できなかったイージーチェアの貴重な直筆スケッチと、それをTECTAが製品化したチェア<D80>が特別に展示されます。この展示は、プルーヴェのデザイン思想がTECTAによってどのように具現化されたのかを具体的に示す貴重な機会となります。一枚のスケッチから生まれたチェアが、TECTAの技術力によって現代に蘇る過程は、まさにデザインの奇跡と言えるでしょう。この展示を通して、プルーヴェとブロッホイザーの情熱と創造性、そして彼らの間に育まれた深い信頼関係を感じ取ることができるでしょう。

背の角度が変わるリクライニングチェアとは異なり、座面が後方にスライドすることでシート全体がリクライニングする

また、この展示は、2022年に東京都現代美術館で開催された「ジャン・プルーヴェ展」にはなかった、TECTAとプルーヴェの交流を辿ることができる貴重な資料のお披露目となります。プルーヴェファンはもちろん、デザインに関わる全ての人にとって、見逃せない展示内容と言えるでしょう。カンティレバーチェアの構造強化へのアドバイス(後にチューブアプラティとして特許を取得)や、ベストセラーアイテム「M21」テーブルの不定形ラインの天板をデザインするなど、晩年までプルーヴェはTECTAにはなくてはならない存在となりました。

グロピウス、ミース、ブロイヤー…バウハウスの巨匠たちの名作とTECTAのオリジナルコレクションが集結

本展では、バウハウスを代表する巨匠たちの名作家具と、TECTAのオリジナルコレクションが一堂に会します。ヴァルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーといった、デザイン史に名を刻む巨匠たちの作品は、時代を超えて今なお人々を魅了し続けています。

TECTAは、バウハウスの理念を継承し、これらの名作家具を忠実に復刻するとともに、バウハウスのデザイン思想からインスピレーションを受けた独自のコレクションも展開しています。今回の展示では、これらの名作家具とTECTAのオリジナルコレクションを同時に見ることができる貴重な機会となります。

例えば、ヴァルター・グロピウスが自身の執務室のためにデザインした片持ち構造のアームチェアや、ミース・ファン・デル・ローエがデザインしたカンティレバーチェアの傑作、そしてマルセル・ブロイヤーがワシリー・カンディンスキーのためにデザインしたワシリーチェアの進化モデルなどが展示されます。これらの名作家具は、単なる過去の遺産ではなく、現代の生活空間にも調和する普遍的な美しさを備えています。

また、TECTAのオリジナルコレクションは、バウハウスの精神を受け継ぎながらも、現代のライフスタイルに合わせた機能性やデザイン性を追求しています。これらの展示を通して、バウハウスのデザインが現代にどのように進化し、受け継がれているのかを体感することができるでしょう。バウハウスの歴史と、TECTAの革新性を同時に感じられる、貴重な機会です。

TECTA F51 ARM CHAIR

TECTA F51 ARM CHAIR | W70 D70 H70 SH42cm

バウハウス初代校長を務めたヴァルター・グロピウスが自身の執務室用にデザインした片持ち構造のアームが特徴のアームチェアです。

DESIGN : Walter Gropius 1920

TECTA D42 ARM CHAIR

TECTA D42 ARM CHAIR | W57 D84 H81 SH45cm

モダニズムを代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエがデザインしたカンティレバーチェアの傑作です。

DESIGN : Ludwig Mies van der Rohe 1927

TECTA D4 CHAIR

TECTA D4 CHAIR | W78 D61 H71 SH44cm

マルセル・ブロイヤーが、画家ワシリー・カンディンスキーのためにデザインしたワシリーチェアに、折りたたみ機能を追加した進化モデルです。

DESIGN : Marcel Breuer 1927

TECTA D40 ARM CHAIR

TECTA D40 ARM CHAIR | W53 D61 H88 SH45cm

マルセル・ブロイヤーが1928年にデザインしたカンティレバー構造の椅子。多くのカンティレバーチェアの中でも、アームからレッグへと弧を描きながら繋がっていく美しい曲線が特徴です。

DESIGN : Marcel Breuer 1928

TECTA M21 DINING TABLE

TECTA M21 DINING TABLE | W175 D137 H75cm

ジャン・プルーヴェがTECTA社のためにデザインした天板を元に、彼の没後に土台部分を追加して発表したテーブル。天板の一辺は直線だが、残る三辺はそれぞれに異なる曲線を描く。この不定形なラインで座る人数を限定しない形状は、微妙な視線のズレでさまざまなシーンに対応し、心地よい距離感をもたらしてくれます。

DESIGN : TECTA 1990

TECTAのマスコット<猫のカールヒェン>をモチーフにした>本企画展限定のイベントグッズも用意されています。

オブジェとしても販売しているTECTA CATをモチーフにしたトートバッグ
TECTAロゴとTECTA CATを這わしたマグ
猫とテクタの家具コレクションをイラストにしたオリジナルステッカー(9枚入/3種)

バウハウスのデザイン思想とTECTAの製品をさらに知る絶好の機会!

会場ではTECTAのマスコットである猫のカールヒェンをモチーフにした限定グッズも販売されます。トートバッグやマグカップ、ステッカーなど、ファンにはたまらないアイテムが揃っています。また、アクタスは「豊かなくらしとはただ消費を繰り返すことではなく、作り手の顔が見える製品とできる限り長い時間を過ごすこと」を理念としており、今回の展覧会もその理念に基づいて企画されています。バウハウスのデザイン思想とTECTAの製品を通して、長く愛用できる、質の高いデザインの価値を再認識する機会となるでしょう。

TECTA MIT MARUNOUCHI バウハウスとテクタの名作家具展

会期:2025年2月22日(土)~4月20日(日)
会場:アクタス・丸の内店(東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 3F)
時間:11:00~21:00 *日・祝~20:00
入場料:無料
イベント特設サイト:https://www.actus-interior.com/news/tecta2025/