のどかな風景の中で存在感を放つcasa cubeは、夫婦の趣味に寄り添う家だった

宮城県白石市ののどかな風景のなかで、ひときわ存在感を放つ「casa cube」。

真四角でグレーの外観が、スタイリッシュな雰囲気を醸し出している。この家に住む村上さんご一家は、インテリアにこだわりがあるご主人と、カフェっぽい雰囲気が好きな奥さま、そして長男の理紘くん。

ご夫婦お互いの趣味を惜しみなく出しあい、素敵な空間が生まれた村上家の「casa cube」にお邪魔した。

のどかな山間の風景に調和しつつも独特の存在感を放つcasa cube

宮城県の南部、蔵王連峰の麓に位置する白石市に、なんともスタイリッシュな「casa cube」が建っている。真四角でグレーの外観は、のどかな山間の風景に調和しつつも、独特の存在感を放っている。

この「casa cube」にお住まいの村上さんご一家。ご主人の伊緒理さんは、10年前に住宅展示場で出会った「casa cube」に一目惚れしたという。10年経っても気持ちは変わらず、結婚を機に「casa cube」で家を建てようと決めたそうだ。

「言われたときはなんの抵抗もなく、こんなおしゃれな家に住めるならいいなと思いました」

と、奥さまの友梨香さんは言う。

グレーの外壁は、コンクリート張りの家に憧れがあった伊緒理さんの希望だ。「casa cube」の6つのカラーバリエーションからこの色を見つけたとき、コンクリート張りよりもカッコいいと思ったという。さらに、形も真四角にこだわった。

「デザイン重視っていうこともあるけれど、真四角だと無駄のないスペースの使い方ができるかなと」。

スタイリッシュでショップ感のあるインテリア

リビングとダイニングが一体化した1階は、吹き抜けから2階を通して、明るくやわらかな日差しが降り注ぐ。モノトーンで統一された室内は、スタイリッシュでショップ感のあるインテリアが好きだという伊緒理さんのセンスと、キッチンまわりをカフェ風にしたいという友梨香さんの希望が見事に調和した空間だ。

夫婦の趣味に寄り添った空間

「夫婦で好きなものを置いてるんですけど、自然に合っちゃっている感じはありますね。それはやっぱり家がシンプルだからなんですよね。あと、真四角だからこそ、家具がしっくりおさまるというか」と伊緒理さん。

2階は、中央のインナーバルコニーを囲むように寝室と、将来は子ども部屋になる予定のふたつの個室が配されている。そのひとつは、今は伊緒理さんのコレクションルーム。まだ1歳半の長男の理紘くんが大きくなるまで、ポップでユニークな雑貨が好きな伊緒理さんが、趣味を存分に楽しむスペースなのだとか。

インナーバルコニーには、観葉植物とテーブル、椅子が置かれている。友梨香さんはここを“癒しの空間”だと言う。「夜はバルコニーで夜空を見ながら。ふたりでお酒を飲むのが楽しみなんです」。

 

村上さんご夫婦が手に入れた「casa cube」には、お互いの好きなものと愛情が、いっぱい詰まっていた。