「どんな暮らしを実現したいか?」をベースに居住地を考えるYADOKARI監修『mobile casa』が完成!

新型コロナウィルスの影響でリモートワークや在宅勤務が浸透するなかでいま注目を集めているのが、車輪を持った移動可能な小屋、モバイルハウス。高まるモバイルハウス需要に応えるべく、タイニーハウスづくりのノウハウを持ったYADOKARIとコラボレーションし、“移動可能な「casaの家」”として、最新トレーラーハウス『mobile casa(モバイルカーサ)』の制作が2020年の春にスタート。ついに今秋完成しました。“移動”と“居住”の両方をかなえる、これまでの既成概念をくつがえす新しい暮らし方の提案です。

“移動と居住” 相反する要素がかなう『mobile casa』とは?

『mobile casa』は一時的な滞在ではなく、あくまで移動と居住の両方をかなえる“家”として開発されました。さまざまな要因をクリアしながら、トレーラー上に約8畳の居住空間を据えた『移動しながら暮らせる家』です。

ミニマムであっても豊かな暮らしをかなえたい居住空間には、casa cubeを始めとする「casaの家」開発で培ってきたカーサプロジェクトの家へのこだわりを落とし込んでいます。

アウトドアユース以外にも多様な用途が可能なデザイン

理想の住まいは人それぞれ。「casaの家」はどんなライフスタイルにも合わせられるシンプルなデザインが特徴です。そうしたこだわりを『mobile casa』でも表現するべく、素材や色の選定を行いました。

結果、アウトドア要素が強く、アウトドア好きには好まれる反面、それ以外の人には敬遠されがちなトレーラーハウスですが、様々なオーナーの趣味嗜好に合わせることができるシンプルで余白のあるデザインとなっています。

“車道を走ることのできる家”を実現するために厳選された部材

“移動”をするためには、車道を走行可能なものである必要がありました。『mobile casa』は簡単に言えば、トレーラー(車)の上に家がある事になるため、“車”と“家”両方の条件をクリアする必要がありました。その中でも重量制限については、部材の軽量化をはかりつつも、運搬リスクを解消できるよう、厳正なる部材選定を行っています。

さらに、移動にともなって懸念される電気や水道のライフラインについても、居住者自身で簡単に脱着できる仕組みを採用しています。

新たな暮らし方を可能にする第一歩

コスト面や建築確認が不要なことなど、単なる建築の代替案として注目されることが多いトレーラーハウスですが、『mobile casa』豊かなライフスタイルの提案を目指しています。

地方を母屋にした二地域居住、商業宿泊店舗とドッキングしたツーリズムモビリティ、移動式サテライトオフィスなど「どんな暮らしを実現したいか」をベースに居住地を考えることが容易になるでしょう。これまでにはない、新しいライフスタイルの形が実現できるかもしれません。『mobile casa』は色んな土地活用の可能性を秘めているうえ、新築はもちろん、車のように中古での売買も容易な住宅となるのではないでしょうか。

場所にとらわれずに自分の理想の暮らし方を実現できる住まい

『mobile casa』の用途は限定されていないので、オーナーそれぞれが思い描く理想の“暮らし方”によって使い方は無限大。これまで“家”という不動のものを起点に考えていた“居住”の概念から自由になり、『自分はどの場所で、どのように暮らしたいのか?』と、自身の夢が実現できる日が来るかもしれません。