独特の家具と建築が出迎える!ヴィトラの本社・工場「ヴィトラ・キャンパス」を訪問!

ドイツとスイスの国境付近、ヴァイル・アム・ラインには、世界中の有名デザイナーの家具を取り扱う家具メーカー、ヴィトラの本社「ヴィトラ・キャンパス」がある。

今回はツアーとは別にスイスのバーゼルからバスで向かった。

ジャスパー・モリソンのバス停に迎えられる

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バスで向かうと迎えてくれるバス停はジャスパー・モリソンのデザインで透明感があり、イームズのワーヤーチェアが設置されている。

この通りは「チャールズ・イームズ通り」と名付けられている。

世界の有名建築家がデザインした工場を見学

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フランク・O・ゲーリー設計の工場は白い四角い建物にゲーリーらしい曲線の通路がとぐろを巻くように貼付いている。

ゲートの外には同じくフランク・O・ゲーリー設計のヴィトラミュージアムがある。

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赤煉瓦の建物はアルヴァロ・シザの設計で、隣りの工場との間にある渡り廊下の屋根もシザの設計。

この屋根は上下に動くようになっていて、雨が降っても廊下で濡れないようにデザインされている。

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続いて見学したのは他の工場が四角い平面の建物が多いのに対して、平面が楕円が不定形になったようなカタチの日本の建築家コンビSANAA(妹島和世+西沢立衛)のデザイン。

真っ白い波板のカーテンのようなファサードが特徴的。

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隣りの工場との渡り廊下もSANNAらしい不定形な屋根がかかっている。

安藤忠雄設計のセミナーハウス

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そして、コンクリート打ちっぱなしの外観の建物は安藤忠雄設計のセミナーハウスで、工場ではないので中も見学ができる。

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ここもいかにも安藤忠雄ワールドといった感じの空間が広がっている。

高さを抑え地上には1階建てに見えるが、中に入ると地下には中庭が作ってあり、そこに向かうように大きな窓が空いているダイナミックな建築だ。

ザハ・ハディド設計の消防ステーション

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この流線型の建築はザハ・ハディドの設計でもともと消防ステーションとして設計された。

ヴィトラの工場で火災があった後に建設されたが、現在はイベントスペースとして使われている。

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床や壁が斜めになっていて浮遊感のような不思議な感覚になる空間が続いている。

消防署としてはいかがなものか(笑)

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2階のスペースは開放感がある食堂やリビングのようなスペースだ。

敷地内は美術館のような貴重な作品がいっぱい

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敷地内には工場以外にもここでしか見られない有名建築家の作品が多く展示されている。

今も熱狂的なファンが多いジャン・プルーヴェの伝説的作品、プレハブの金属部品からデザインされたガソリンスタンドの小さな建築。

実物を見られるのはここしかないだろう。

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この小さな小屋ディオゲネは、銀座のソニービルも設計したレンゾ・ピアノの作品で、最小限のスペースで生活できるようにデザインされている。

 

今回紹介したのはヴィトラの魅力的な作品群の中の一部だ。

まだまだヴィトラツアーは始まったばかり、次回はヴィトラハウスやヴィトラミュージアム、そしてオープンしたばかりの新名所を案内する。