空港内に滝!シンガポール空港の新ランドマークとして誕生した「Jewel Changi Airport」で最新建築を堪能する!

2019年3月にシンガポールで新しいランドマーク「Jewel Changi Airport」が竣工しました。世界有数のハブ空港であるチャンギ空港はシンガポールの住民のみならず世界中の人たちを魅了し続けていますが、「Jewel」は1日に約30万人が訪れています。

空港施設と商業施設のハイブリット施設「Jewel Changi Airport」

「Jewel Changi Airport」は地上5階、地下5階の10階建てとなっており、Safdie Architectsが設計し、大林組グループ企業の大林シンガポールとWoh Hupの共同で施工されました。ガラスとスチールのファサードが目を引く新たな観光名所の中には、280以上の商業施設をはじめ100店舗以上の飲食店、ホテル、屋内庭園やアトラクションがあります。スカイトレインで「Jewel Changi Airport」に向かえます。第4ターミナルからはシャトルバスでアクセス可能。

「Jewel」のオープンに伴いチャンギ空港の第1~第3ターミナルは連結され、ターミナル間を通るスカイトレインも開通。スカイトレインのおかげで全ての第1~第4ターミナルへの行き来が容易にできるようになりました。

屋内にある世界最大級の人工滝HSBレイン・ボルテックス

「Jewel Changi Airport」の最大の目玉は「Jewel」の中心で圧倒的な存在感を表す人工滝HSBレイン・ボルテックス。天井から地上への高さは約40mで、屋内の人工滝では世界一の高さを誇ります。毎晩19時30分から1時間ごとにHSBレイン・ボルテックスで幻想的な光と音のショーも行われ、昼間のみならず夜でも多くの人たちの足を止めています。10時(曜日によっては11時)~22時まで滝が流れています。

地上は5階建ての「Jewel」は3階、4階部分に展望台があるのでHSBレイン・ボルテックスを見渡すこともでき、階段風ベンチに腰掛けて滝を見上げて堪能することも可能です。またシンガポールで突発的に発生する雨の量は凄まじく、1分間に10,000ガロン(約37,850ℓ)以上降り注ぐため、その雨を集めてHSBレイン・ボルテックスに再利用することで「Jewel Changi Airport」内の空気の循環や冷房としての機能を果たしています。

シンガポール最大級の植物園、資生堂フォレストバレー

「Jewel Changi Airport」内は約3,000本、120種類におよぶ世界中の熱帯樹木が植えられた屋内植物園になっています。シンガポール最大規模の植物園となっているこの資生堂フォレストバレーは、HSBレイン・ボルテックスを360°取り囲むように植樹されています。

その中の資生堂フォレストバレーは、名前の通り資生堂が冠スポンサーとなっています。

また、5階にあるキャノピーパークは14,000㎡もの広さでネット遊具や迷路、ARなど9つのアトラクションを楽しむことができます。出発前にアトラクションで思う存分遊び、飛行機内でぐっすり休むのも良いかもしれません。

これからの空港のあり方を教えてくれる場所

『庭園の中の都市』というビジョンのシンガポールにふさわしい新たな観光名所「Jewel Changi Airport」。世界から見ても空港施設と公共施設が一体となっている場所はあまりありません。シンガポール国内の人々をはじめ、これからも世界中の人々を魅了し続けて行くことでしょう。

「Jewel Changi Airport」

住所:60 Airport Blvd., シンガポール 819643
電話番号:+6569569898
営業時間:24時間
URL:https://www.jewelchangiairport.com/