世界的建築家ミケーレ・デ・ルッキ AMDL CIRCLEによる“森と共存する校舎”を持つ「NLCS Kobe」が神戸・六甲山に誕生!
世界的建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏率いるAMDL CIRCLEが設計する、革新的なインターナショナルスクール「NLCS Kobe」が、神戸・六甲山に2028年開校します。「森と共存する校舎」をコンセプトに、豊かな自然環境を最大限に活かした学びの場が創造されます。ミケーレ・デ・ルッキ氏の卓越したデザインセンスと、自然への深い敬意が融合した校舎は、子供たちの創造力と探究心を育むだけでなく、心身の健康と成長を支える特別な空間となるでしょう。この記事では、自然と調和した学びの環境、ミケーレ・デ・ルッキ氏の教育への想い、そして日本の伝統文化と自然を活かした独自のカリキュラムについて詳しく解説します。未来の教育のあり方を提示する、NLCS Kobeの魅力に迫ります。
世界的建築家ミケーレ・デ・ルッキが六甲山に「森と共存する校舎」を設計
世界的建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏率いるAMDL CIRCLEが、神戸・六甲山に新設されるインターナショナルスクール「North London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe)」の校舎設計を担当することが発表され、大きな注目を集めています。「森と共存する校舎」という革新的なコンセプトのもと、豊かな自然環境を最大限に活かした、未来を見据えた学びの場が創造されようとしています。
ミケーレ・デ・ルッキ氏は、ドイツ銀行ビルやドイツ鉄道、イタリア郵便局など、世界各国の重要な建築プロジェクトを手掛けてきた、現代イタリアを代表する建築家の一人です。その卓越したデザインセンスと、環境への深い配慮は、今回のNLCS Kobeの校舎設計においても遺憾なく発揮されています。「森と共存する」というコンセプトは、単に建物を自然の中に配置するだけでなく、自然と建築、そしてそこで学ぶ人々が一体となるような、有機的な関係性を築くことを目指しています。六甲山の豊かな自然環境を最大限に尊重し、その地形や植生を活かした校舎は、子供たちの創造力と探究心を育む、最高の学びの場となることでしょう。
NLCS Kobeは、2025年に六甲アイランドに小中学校を開校し、その後2028年に六甲山に新校舎を新設、中高一貫のボーディングスクールとして本格始動する予定です。さらに、プリスクール・小学部についても2028年から2030年の間に六甲山への移転を計画しています。この長期的な計画は、NLCS Kobeが地域社会に根差し、子供たちの成長を長期にわたってサポートしていくという強い意志の表れと言えるでしょう。今回の新校舎の発表は、その壮大なビジョンの一端を明らかにするものであり、今後の展開から目が離せません。
自然と調和した学びの環境とミケーレ・デ・ルッキの教育への想い
六甲山の豊かな自然環境は、NLCS Kobeに通う子供たちの学びとウェルビーイングに大きく貢献することが期待されています。四季折々の変化に富んだ自然の中で、子供たちは五感を刺激され、創造力や探究心を育んでいくことでしょう。澄んだ空気、木々の緑、鳥のさえずりといった自然の恵みは、子供たちの心身の健康を育み、学習意欲を高める効果も期待できます。
単に知識を詰め込むだけでなく、自然との触れ合いを通して感性を磨き、豊かな人間性を育むことこそ、NLCS Kobeが目指す教育の一つの形と言えるでしょう。この自然環境を最大限に活かすことこそ、ミケーレ・デ・ルッキ氏の設計思想の中核をなしていると言っても過言ではありません。
ミケーレ・デ・ルッキ氏は、今回の校舎設計にあたり、「自然体系を壊さない建設」を強く意識していると語っています。木や川、池といった自然の要素をできる限りそのまま残し、建物と自然が調和した空間を創り出すことを目指しているのです。また、子供たちが集まって遊んだり、おしゃべりを楽しんだりできる場所づくりも重視しており、「人間は一人では生きていけない」ということを、子供たちが自然と学べるような環境を提供したいと考えています。こうした場所を通じて、子供たちは社会性を育み、他者と協力することの大切さを学んでいくことでしょう。これは、単に美しい校舎を建てるだけでなく、子供たちの成長を真に支える環境を創造しようとする、ミケーレ・デ・ルッキ氏の深い教育への想いの表れと言えるでしょう。
この校舎は、「自然と美しさ」「健康とマインドフルネス」「帰属意識とコミュニティ意識」「創造文化とのつながり」という4つの基本原則に基づいて設計されています。「自然と美しさ」は、自然環境への敬意を育む建築と環境を創り出すこと。「健康とマインドフルネス」は、心身の健康と調和を育む空間を提供すること。「帰属意識とコミュニティ意識」は、交流を促し、コミュニティ意識を生み出す教育キャンパスを創造すること。「創造文化とのつながり」は、あらゆる創造活動を支え、人生、芸術、自然への理解を深める環境を提供することを意味しています。これらの原則は、ミケーレ・デ・ルッキ氏の建築哲学とNLCS Kobeの教育理念が融合したものであり、この校舎が単なる学びの場を超えた、子供たちの成長を包括的に支える場となることを示唆しています。
日本の伝統文化と自然を活かした独自のカリキュラム
NLCS Kobeは、世界最高峰の教育を提供するだけでなく、日本の歴史や文化を学ぶ独自のカリキュラムを採用することで、グローバルな視点と日本のアイデンティティを併せ持つ人材育成を目指しています。これは、国際社会で活躍するために、自国の文化を深く理解し、その上で他国の文化を尊重する姿勢が不可欠であるという考えに基づいています。グローバル化が加速する現代において、このような教育はますます重要性を増していくと言えるでしょう。単に英語を学ぶだけでなく、異文化理解を深め、多様な価値観を受け入れることのできる、真の国際人を育てる。それがNLCS Kobeの教育目標の一つなのです。
具体的なカリキュラムとしては、国際バカロレア(IB)の探究学習の中で、日本の歴史や文化を、他国の文化との比較も交えながら理解を深めていきます。例えば、日本の伝統芸能である能や歌舞伎を学ぶ中で、西洋の演劇と比較したり、日本の伝統的な建築様式と西洋の建築様式を比較したりすることで、それぞれの文化の特徴や背景をより深く理解することができます。また、六甲山の豊かな自然環境を活かした体験学習も積極的に取り入れられる予定です。例えば、地域の植物や昆虫を観察したり、森林の中で自然体験活動を行ったりすることで、教科書では学べない、生きた学びを得ることができます。このような体験を通して、子供たちは自然への畏敬の念を育み、環境問題に対する意識を高めていくことでしょう。
さらに、NLCS Kobeでは、各分野の専門家を招き、子供たちが直接質問をしたり、実際に体験したりできるような、「本物」に触れる学びを展開していきます。例えば、陶芸家を招いて陶芸体験をしたり、茶道家を招いて茶道体験をしたりすることで、日本の伝統文化をより身近に感じることができます。このような学びを通して、子供たちは自身のルーツを理解し、文化的アイデンティティを深めていくとともに、多様な文化への理解と尊重の心を育んでいくことでしょう。これは、単なる知識の習得にとどまらず、子供たちの感性を磨き、豊かな人間性を育むための、NLCS Kobeならではの教育と言えるでしょう。このような教育を通して、子供たちはグローバル社会で活躍するための確かな基盤を築いていくことでしょう。
自然と建築、教育が融合した新しい学びの形を提案するNLCS Kobeのプロジェクト
世界的建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏が設計するNLCS Kobeは、「森と共存する校舎」というコンセプトのもと、自然と建築、教育が融合した新しい学びの形を提案しています。六甲山の豊かな自然環境を最大限に活かし、子供たちの創造力、探究心、そして豊かな人間性を育むことを目指しています。また、日本の伝統文化と自然をカリキュラムに取り入れることで、グローバルな視点と日本のアイデンティティを併せ持つ人材育成を目指しています。NLCS Kobeは、未来の教育のあり方を示す先駆的なプロジェクトと言えるでしょう。2028年の開校が待ち遠しい、注目のインターナショナルスクールです。