mui Labが手がける家族の絆が深まるスマートハウス「muihaus.」第一号が佐賀県多久市に誕生!

暮らしに溶け込むインターフェースを用いたテクノロジーを社会実装するmui Lab株式会社と、家づくり体験を通じて「自分らしい暮らし」を提案するJIBUN HAUS.株式会社は、両社が共同開発した、“時を超えて家族の絆を深める「muihaus.(ムイハウス)」”を2022年11月18日に完成させ、佐賀県多久市のスマートタウン「SCOLTOWN」にて販売を開始しました。

「muihaus.」は街のシンボルとなり、家族と地域のつながり、街づくりを新たな形で提案していくスマートハウスです。

暮らしを記憶し、家族の絆を深める家「muihaus.」

共同開発した「muihaus.」はスマートハウスですが、利便性だけでなく穏やかな暮らしを実現するためのテクノロジーが実装されています。「muihaus.」には、象徴的なデジタル版の柱型インターフェース「柱の記憶」と、木製のスマートホーム用インターフェース「muiボード」が佇んでいます。

「柱の記憶」では、デジタルペンを使って落書きや子どもの身長を記録することができます。大切な思い出や日常のコミュニケーションを「家」に記憶させ、記念日など望むタイミングで呼び起こし、共有することで、自然と家族の絆を深めることができます。時と共に次第に愛着を持てる大黒柱のような存在になることが期待されます。

「muiボード」には、毎日の天気や地域のお知らせ表示、照明やエアコンの制御の他、家族間で日々の伝言や想いを伝える手書きメッセージ機能などが搭載されており、ナチュラルな存在感がテクノロジー感を消して穏やかに日々のルーティンをサポートしてくれます。

現代の様々な社会現象を経て、手掛けられた「muihaus.」

日本では、少子化や核家族化、コロナ禍などの社会現象を経て、家中(いえなか)の暮らしを充実させることや、家族やコミュニティでの関係性を見直す動きが出てきています。それに伴い、家族が暮らしを営む「家」は、箱としての利便性・効率性だけでなく、住まう人のありたい生き方を実現し、家族との時間を大切に育む役割がいっそう求められています。

そのようなニーズを踏まえ、mui LabとJIBUN HAUS. は、最新のテクノロジーを駆使して家族の絆を深められる家、また、住まい手が自分らしく暮らせる家「muihaus.」を提供することになったのです。

街で暮らす心地よさも感じられる、家づくり

「muihaus.」は、室内で過ごす心地よさや楽しさと、家の外に広がる街で暮らす心地よさや楽しさが連続するように、街に対して背を向ける面をなくし、街へ溶け込む「方向性を持たない外観」や、四方向の立面全てに大きな窓を設置し、外界との豊かな繋がりを生み出します。

光の取り込み方、時間の移ろい方、天気や温度の変化を体で感じることができ、外の暮らしや周辺環境との心地よい関係が生まれるような設計が施されているのです。

最新テクノロジーを導入した街づくりで地域活性化

建設・販売を担当される笹川工建は、高齢化が進む佐賀県多久市にドローンを使った空の配送サービスの社会実装を目指しており、テクノロジーを活用して地域の価値創造を目指しています。笹川工建が展開するドローン配送対応型の分譲地「SCOLTOWN多久原」には、こうした街づくりに共感する家族世帯が移り住んでおり、笹川氏は、テクノロジーに対して住人の理解を得られている分譲地に新たにスマートハウスを採用することで、まだスマートタウンとして過渡期にある多久市を、より感度の高い方へ知ってもらえる良い機会にしたいと考えているようです。

また、「muihaus.」が単に効率化を目指したスマートハウスではない点にも共感をされており、自然豊かな景観や四方を山に囲まれた地勢である多久市の特徴に馴染む佇まいやコンセプトであること、また、SCOLTOWNで暮らす人同士が、より繋がりを感じられる暮らしの実現を目指したテクノロジーの活かし方に親和性を感じられ、「muihaus.」の導入に至ったそうです。

スマートハウス「muihaus.」に携わった方々のコメント

笹川工建代表取締役の笹川氏は、以下のようにコメントをしています。

「『muihaus.』の誕生を知った瞬間に、これは多久で建つことになるのだろうと、直感でそう感じ取ったことを思い出します。弊社が行っているスマートタウン『SCOLTOWN』には、ドローンによる配送サービスが社会実装しつつありますが、それに加えて同時にそのまちのシンボルとなり得るものを同時に必要としていました。その中での『muihaus.』は、私たちにとって『SCOLTOWN』に命が吹き込まれるようなそんな感覚を持っています。外と中をつなぐ大きな窓や、どこから見てもわかる外観のシルエット、規格住宅としての常識を超えた、次の時代をつくる家が出来た事は、とても意味深く思っています。また、近隣に住まう住人にとっても、何か心の寄りどころとなるようなそんなお家に今回携われた事は、注文住宅をメインにやってきた私たちにとっても大きな成長のきっかけを頂いたと思っています。」

「muihaus.」は、伊藤維建築設計事務所によって設計され、代表の伊藤維氏は、イギリスの伝統ある建築誌Architectural Reviewが毎年開催する国際的な建築家新人賞 「AR Emerging award 2022」でショートリスト16選にも選ばれました。伊藤氏は『muihaus.』の多久市での誕生についてこのように話しています。

「muiのプロダクトが空間に佇む豊かさにつながる形で、今回『muihaus.』は、それが街にとってどんな存在であると良いかをずっと考えてきました。「街のなかになじんで、その住宅がそこにあることが意識されない時すらある、でもなんだかその住宅がそこにあることで、少し凛とした、心地良い空気感ができている。」そんな佇まいを提案したいと思いました。同時に、『muihaus.』の内部の経験が、街の経験と地続きになってほしいとも思っています。シンプルで大らかな家で展開される暮らしや外に開ける風景などが、それぞれの街の魅力を再発見するようなものであり、日々暮らすごとに、その街が好きになっていくような設えができると素敵だなと思い、窓や各要素のあり方・構成などを検討してきました。豊かな自然に抱かれながら、先人が拓いた教育・文化が脈々と息づく多久の街は、訪れた時にすでに何か凛とした清々しい空気を感じました。そこに導かれるように最初の『muihaus.』を笹川工建さんと実現できたことをとても喜ばしく思います。豊かな多久の風景や暮らしの器として、『muihaus.』が楽しく住みこなされていくことを願っています。」

JIBUN HAUS. 代表取締役の内堀氏は、

「このプロジェクトは新しいスマートホームの在り方を模索しながら、暮らしの未来をつくるために各パートナーの専門知識を集結させながら開発しました。今回、“柱の記憶”を搭載した世界初のスマートホームである『muihaus.』第1棟目のモデルハウスの建築を佐賀県多久市につくるということが実現できたのは、何より笹川工建の笹川俊一さんの多久市に対する強い思いがあってこそでした。それぞれの思いを込めていよいよ完成しますので、是非体感してください。」とコメントを残しました。

また、mui Lab CEO大木氏は以下のようにコメントをしています。

「『muihaus.』は私たちの考えるスマートホームの実現可能な未来を追求してきた中での大きなマイルストーンです。テクノロジーのデザインでは、定型的なUIUXに焦点があたりがちですが、我々は、人にとって本来的に心地良い体験とは何かを追求し、それを暮らしに取り入れた”家”づくりの実現を試みました。2021年4月のワークショップを皮切りに、建築家、住宅事業者、デザイナー、テクノロジストが集まり、人の暮らしにおける「風景」「情景」「思い出」をめぐり、議論を重ねました。これまでになかった、新しくもどこか懐かしい暮らし、そして、ますます複雑化する生活の中でこそ求められる、よりシンプルな家族の未来の姿を力強くイメージしました。内堀さん、伊藤さん、笹川さんという素晴らしいパートナーとこれまでにない暮らしの価値を形作ることができ、さらにこの佐賀県多久市の美しい自然と文化の中で『muihaus.』をお披露目することができることを大変嬉しく思います。関係者の皆様のご尽力に改めましてこの場をお借りして感謝いたします。」

  • muihaus. 販売情報

  • 「muihaus.」ルームツアー動画
  • https://youtu.be/7QQbudjiahs
  • ■ muihaus.商品コンセプト
  • https://jibunhouse.jp/plan/mui88mui
  • ■ muihaus.販売情報
  • 佐賀県多久市 SCOL HOUSE (笹川工建株式会社)
  • https://scol.jp/house/estate/list/built
  • ■ muihaus.詳細
  • ・場所:多久市北多久町大字多久原1536-6(スコルタウン17号地)
    ・販売価格:¥31,800,000円(税込)
    ・建物面積:105.8㎡(32坪)
    ・土地面積:251.08㎡(75.95坪)
    ・間取り:4LDK

柱の記憶や、muiボード。ユニークな製品を取り入れることで、より家族とのコミュニケーションが温かなものになる暮らしが実現できる「muihaus.」。家の中でも、家の外でも、家族や地域、そして自分自身との繋がりを感じることができ、穏やかに“自分らしく”生きていける住まいとなることでしょう。