日本最大級のデザイン&アートの祭典「DESIGNART TOKYO(デザイナート・トーキョー)」が今年も開催!
今年で6回目となる、日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNARTTOKYO(デザイナート トーキョー)」が10月21日~10月30日の約1週間、今年も東京を舞台に都内各所にて開催されます。世界中からアート、デザイン、インテリア、ファッションなど様々なジャンルのモノやコトが集結し、「TOGETHER〜融合する好奇心〜」をテーマに、時間軸を超え愛される、新時代の価値創造に挑戦するデザイン・アートが展示されます。
新たな出会いや気づきをもたらす「NEXT CIRCULATION」
様々な分野のものづくりやサステナビリティへの取り組みが世界的に広がる今日。真に求められるものを生み出すためにも、素材や技術の開発と併せてパートナーとの関係性構築や次世代につなげる教育が必要となります。
そこで、各界をリードする企業ブランドやクリエイターによる取り組みや、リサイクルやアップサイクルによって開発されたアイテムを厳選し、サステナブル×テクノロジーを基軸とするエキシビション「NEXT CIRCULATION」が開催されます。
豊島株式会社が展開する天然由来のプラスチックブランド「LandLoop」のアートプロジェクト“Printed Sculpture”からは、 GELCHOPとBCXSYによるアート作品を展示。また、台湾のデザインを後押しする機関「台湾デザイン研究院(TDRI)」主催の 「the SP!RAL」がDESIGNART TOKYOのための特別エディションで参加します。ほか、イスラエル人デザイナー・Orna Tamir Schestowitzや空間デザイナー・吉添裕人など、国内外からの参加者によるさまざまなアイディアやプロダクトが多く並びます。
会場はインキュベーションスペースとして知られ、今年もインフォメーションセンターとなるワールド北⻘山ビル。
会場の空間デザインは、建築をベースにプロダクト、アートの領域で活躍し、また、自らもアップサイクル作品などを手掛ける注目のデザイナー板坂諭氏が手掛けます。板坂氏による廃棄衣類繊維アップサイクルボード「PANECO®」を使った印象的な空間デザインも見どころです。
作品との出会いや感動をつなぐ注目の集合展「DESIGNART GALLERY at Hz SHIBUYA」
経済的成⻑率が堅調で、さらに文化的発展の新たな中心となりつつあるアジア。技術力と共にクリエイティブ面での発展を期待し、アジアのクリエイターに焦点をあてた集合展「DESIGNART GALLERY」が行われます。UNDER 30に選出された台北を拠点に活動するmessagingleaving(Chialing Chang)は、真鍮やステンレスの多様な表情を引き出す照明器具と鏡のコレクションを発表します。
同じくUNDER 30の Karyn Limは、幾何学ピースの立体物を平たいオブジェクトに変形することができるトランスフォーメーションバックシリーズを展示。その他、廃棄予定のりんご残渣を活用した新素材を用いたプロダクトや、木の「反り」を活かした作品など、ユニークなアイテムが多く並びます。
会場は、視認性の高いガラスファサードが特徴的なイベントスペース、Hz SHIBUYA。渋谷というカルチャーの発信拠点に新たに誕生した空間に並ぶ、新進気鋭なクリエイティブは必見です。
気鋭クリエイターの家具作品が集結「KAISU」
東京・赤坂の旧料亭をリノベーションし、あらたに生まれ変わった「KAISU」を会場に、挑戦的なデザインや、 新しい取り組みによる家具作品が集結します。
中でも注目したいのが、建築家・芦沢啓治が代表をつとめる石巻工房による「2days at Ishinomaki Laboratory」。今年で発足より11年となる今回は原点に立ち帰り、7人の建築家、デザイナーと共に、石巻にて職人とワークショップを行い、「石巻ホームベース」をテーマに家具をデザイン。その成果である家具と、プロトタイプによる展示を開催します。
鑑賞のみならず作品を購入できる「日比谷OKUROJI」
100年以上経った今もなお、現役で使用されている煉瓦アーチが印象的な日比谷・銀座の奥 にひそむ「日比谷OKUROJI」。その300m続く高架下空間に、インテリアから気鋭のアー ティストまで多彩な作品が集結します。
約40坪の大空間では、UNDER 30に選ばれた満永隆哉が主催するベルリンの壁のオンライン化プロジェクトを「BERLIN WALL TOKYO」と題して東京に出現させる他、同じくUNDER 30の野村仁衣那は微細な穴で物体の表面を埋め尽くし、モノと人との関わりにおける真の豊かさを問う作品「 Life Through Holes」を展示します。会期中は展示のみでなく、販売やイベントも開催予定。散策しながら幅広い展示が楽しめます。
FASHIONとARTの融合空間
ファッション面でも多くの作品が見られる「DESIGNART TOKYO」。例年人気を見せるブランドが今回もユニークな展示を開催します。
プラダ青山店では、プラダ財団が後援するサイモン・フジワラによる展覧会「Who the Bær」を開催。おとぎ話や空想文学、アニメ、テーマパークの世界観をインスピレーションに、サイモン・フジワラが生み出したキャラクターWho the Bærの成⻑の物語を通じて、気候危機から文化盗用、美容整形からポップアートまで、様々な分野にわたる数々のテーマを取り上げます。
銀座メゾンエルメスフォーラムでは、クリスチャン・ヒダカ(1977年千葉県生まれ、イギリス・ロンドン在住)とタケシ・ムラタ(1974年アメリカ生まれ、ロサンゼルス在住)の二人展「訪問者」を開催。現実と虚構の狭 間を問う制作を続ける二人のアーティストの世界を通じて、コンテンポラリー・アートの中に見るフィクショナルな構造を二つのナラティヴで浮かび上がらせます。
体験型インスタレーションから老舗ギャラリーまで幅広いアートを街で体感する
インテリア、ファッションに限らず、期間中にはさまざまなアート作品が東京の街を飾ります。
ホテル all day place shibuyaで開催されるのは、A Green センティングデザイナー・MEGUMI FUKATSUディレクションによる、五感の重なりやつながりをテーマとしたインスタレーション「 FEEL HOTEL TOGETHER」。
レセプションや客室での展示のほか、宿泊できる展示客室も。その他、館内カフェやレストランでは、味覚のプロとのマリアージュを楽しむことができます。
また、原宿と⻘山が重なる東京の文化のクロスポイント、神宮前に位置するコンテンポラリーアートのギャラリーMAHO KUBOTA GALLERYでは、イギリスの現代美術を代表するアーティスト「ジュリアン・オピー」のダンスをテーマとした新作ペインティングと映像作品による個展を開催。今回の個展では、アーティストの来日も予定しています。
さまざまな視点で楽しむ東京の街とアート
新型コロナウィルスの影響も落ち着き、新しい日常が定着しつつある今日。今回の「DESIGNART TOKYO」では、SDGsによる持続可能な社会を目指す中で出現する多くの課題と対峙し、ポジティブに乗り越えようとするクリエイティブの力に触れられるはず。これまでにない新しい暮らしのアイディアを見つけに、秋の東京を巡ってみるのはいかがでしょうか。
DESIGNART TOKYO 2022
会期 : 2021年10月21日(金)〜10月30日(日) プレスデー : 2022年10月21日(金)
エリア : 表参道・外苑前/原宿・明治神宮前/渋谷/六本木/銀座
主催 : デザイナートトーキョー実行委員会
発起人 : ⻘木昭夫(MIRU DESIGN)/川上シュン(artless)/ 小池博史(NON-GRID・IMG SRC)/永田宙郷(TIMELESS)/ アストリッド・クライン(Klein Dytham architecture)/ マーク・ダイサム(Klein Dytham architecture)
オフィシャルWEBサイト: http://designart.jp/designarttokyo2022/