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デメリットの多い土地環境をフルに有効活用!2階アウトドアリビングのある家。

建築家・内山里江が手がけた、2階アウトドアリビングのある家。「狭い」「角地」というデメリットから、元々売れ残っていた土地環境をフルに有効活用した設計は、これから家を建てる人にも参考になることばかり。なんと今回は、建築家・内山里江氏にこの物件の建築設計やその背景について話を伺うことができた。

「住みやすい環境で、周りからも見られない暮らし方をしたい」リクエストから展開

今回スポットを当てるのは、閑静な住宅街の角地に土地を構えるビルトインガレージの二階建て住宅だ。環境に溶け込むスモークグレーの壁で囲った外観は、外からの視線を感じさせない。

3方向から見えてしまう角地を利点に変える思考

暮らす中で「家に帰る」ということの重要さに目を向けた内山氏。彼女は『どこかへ出かける時には外観を見ることはあまりないが、家に帰る時は「家が見える」ことで「帰ってきたな」と気持ちが高ぶる』と実際に話をしてくれた。

家に帰ってくる時に見上げる家がステキだったり、自慢できる家であるべきだと考えた建築デザイン。そこにはプライバシーを守りつつ、家の中が明るく開放感がある家づくりを重要視して様々な空間を取り入れられている。

では、実際に建物の中身はどうなっているのだろうか?その想像を超える姿と秘密を早速見ていこう。

「狭い・角地」の土地環境をフルに有効活用

立地環境がとても良いとは言えない今回の物件。四方を道路や近隣住宅地で固められ、景観としてはネガティブ要素が集まっていた。しかし2階の高さからの眺めは、空が広がり気持ちの良い空間を感じられることに注目した内山氏。そこで、各フロアの使い方をそれぞれに利便性に合わせて切り離し、こだわりの階段配置で家全体を丁寧に纏めた。

1Fは機能重視、2Fはくつろぐ・遊ぶ

2階リビングを採用し、ゆっくりと暮らす気持ちの良い空間をそこに集めた今回の物件。

1階に生活環境を纏めてながらも、リビングのある2階にも寝室を1つ設けた内山氏。あまり見かけない設計だが、そこには彼女の「女性目線ならではの確信」のようなものがあるように感じた。

同フロアには「目線で楽しむ中庭」や「空の景色を切り取ったバルコニー」も設け、外からは見られていないがこちら側からは自然がふんだんに感じられる環境が広がる。

狭い立地環境を仕切りながらも、開放的に使うこと。これにより、外界を遮りながらも思いっきり環境を堪能することができるのだ。

アウトドアリビング設計のポイント

2階リビングの開放的で気持ちの良い空間の秘密は開口部にも仕掛けがある。

周りの環境を一切感じられないほどに囲ったアウトリビングだが「屋根を抜く」ことで、視線を上に向け解放感と上空の美しい景色を吸い込ませているのだ。

屋根の裏側が伸びやかに上がる設計にすることで、外と中の領域がわからないような開放的なアウトリビングが成功している。

四方を囲まれた角地に出来た、カーテンがないような暮らし

今回誕生した「2階アウトドアリビングのある家」。この家の設計について建築家・内山里江氏は、その想いや説明を丁寧に教えてくれた。

「元々売れ残っていた角地に家が立った姿を見た時に、この土地が100%活かせたと感じた」と話す彼女の言葉は清々しく「使命を果たせた達成感がある。」と今回のインタビューを締めたその言葉には力強い温もりをも込められているように感じた。

くるみ

くるみ

グラフィック/ウェブデザイナー兼イラストレーター。ニッチでコアな音楽ディストロレーベル ano records を主宰。

スーツケース1つで突然移住してしまう癖がある。(アメリカ3ヶ月・オーストラリア1年・石垣島半年)

目指すは、海外ノマドワーカー。暮らしながら世界一周。いつもワクワクの向かう先へ!

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