casa amareに住む100年。「キッチンで家族が輝く家」に住む家族の話。
お子さんが独立し、家を出ていくことになったので、家を大幅にリフォームしたというNさん。
リフォームの際に「年をとった二人が暮らしやすいように」というNさんの意見と、
「暮らしをもっと楽しくしたい」という奥様の意見を取り入れ、
キッチンスペースを広めにレイアウトしたと言います。
その使い心地と、暮らしやすさについてお話を伺ってみました。
広いキッチンを囲む、人との話(輪)。
ー夫婦お二人で「楽しむ」ということをテーマにリフォームされたようですが。
はい。妻はもともと、友人をもてなしたり近所の奥様方を自宅に招いたりと、人をもてなすのや、人との会話が好きなんです。キッチンを拡充し、使いやすくすることで我が家をもっと人の集まる賑やかな家にしたかったようです。なので、「暮らしをもっと楽しく」を具現化するため「広いキッチン」を設けました。
ーなるほど。だから広いキッチンスペースをレイアウトされたんですね。
大人数の来客に対応できるように、ダイニングスペースと対面式だったシステムキッチンを壁側にレイアウトして、広いキッチンスペースを確保しました。その空いたスペースに大きな作業テーブルを置きました。妻は「自宅でお料理教室がひらけそうね!」と、大喜びです。
夫婦で作った居心地の良い空間。
ー他に暮らしやすいなと思う部分はどこでしょうか?
僕は、僕で「歳をとった二人が暮らしやすいように」という想いがあったので、主要な場所が1階に集約されているこの家を気に入ってます。玄関ホールを入るとダイニングが目の前にあって、同じ空間にはキッチンがある。圧迫感のない広い空間も居心地が良いですが、なにより便利ですね。
ーキッチンを広くしてみて何か変わりましたか?
今まで、忙しく過ごしていた時間を丁寧に感じることができますし、〝二人の″会話が増えましたね。今までは子供たちもいたので、二人の時間をゆっくり過ごす時間が少なかったのですが、TVや、他の会話を挟まず、会話や食事を楽しむって、なんだか恋人同士に戻ったみたでいいですよ。料理も作ってる工程を見ることができるので、自然と「何、作ってるの?」「どうやってるの?」といった会話が生まれます。
趣味に没頭できる家。
ーかなり広い作業台ですが、お料理は何を作られるんですか?
料理というか蕎麦ですかね。大きなテーブルの天板を見ていたら、なんだか無性に蕎麦が打ちたくなりまして。ある時は素材に走ったりもして、幌加内産の石臼一本挽きの粉だの、越前ものだの、いろいろ試してみました。なかなか、思い描いたような蕎麦が打てなくて、最初のうちは苦戦しましたね。そば打ちは難しいんですよ。
ー職人さんのようですね。笑
はい。私の父は思い立ったらすぐにやらなと気がすまない父で、やぶからぼうに綿棒を取り出しては、せっせと蕎麦を打ち始める。そんな人でしたが今の僕がまさにそうです。何かと反発しては、父のようになりたくないと思っていたのに、数十年前の父と瓜二つ。父が晩年、蕎麦打ちにハマったように、今では蕎麦打ちに夢中です。笑
父が打っていた蕎麦のレベルくらいには達したいなと思ってます。
ーありがとうございます。
リフォームという形でなくとも、最初から広いキッチンをレイアウトするのもの「あり?」と思ってしまうほど、Nさんの表情は生き生きと輝いていました。casa amareにある、楽しい時間と、楽しい空間は、住む人の表情を自然と輝かせる家なのかもしれません。