マンションをリフォーム!ファウナ・プラス・デザインが手がけた「バセットハウンドの家」
ペット共生住宅の専門家として住宅の設計、デザインを行う「ファウナ・プラス・デザイン」代表の建築家・廣瀬慶二さん。一級愛玩動物飼養管理士資格保有の稀有な建築家として、ペットが快適に暮らす家をこれまでに多く手掛けています。
今回は、そんなファウナ・プラス・デザインが手がけた「バセットハウンドの家」をご紹介します。マンションをリフォームし、床まで付きそうな長い耳が特徴的な中型犬・バセットハウンドと共に快適に美しく暮らせるように工夫された住まいです。
マンションをリフォームした「バセットハウンドの家」
ペットと快適に暮らすためにマンションリフォームが設計された、兵庫県神戸市の「バセットハウンドの家」。
ケイナインスケールが適正化された犬家具
こちらは、リビングダイニングの壁面下部に設けられた、犬家具です。
犬の身体寸法に合った必要空間である、ケイナインスケールの適正化を飼い主さんと慎重に検討し、ハウスやトイレ、食事スペースが内包されています。そして犬家具はTV台も兼用されているため、空間に無駄がないことも特徴的です。
左側から、ハウス、食事スペース、トイレの順番に配置されています。さらにワンちゃん用のケアグッズも全てこの家具内に収納できるように工夫されました。
家族が集まるリビングダイニングにワンちゃんスペースを設けることによって、ワンちゃんも安心して過ごすことができることでしょう。
側面が囲まれているため、ワンちゃんも落ち着いてトイレをすることができます。
「通風格子戸」を用いて通気性を確保
こちらはダイニングに隣接した和室スペースです。リビングダイニングからワンちゃんの「抜け毛」が飛散しないように、建具に工夫が施されました。
通気性の高い「通風格子戸」を用いることで、風の道を屋内に確保していています。そして、仕上げ材料には臭気吸着性の高い建材を用いたこともあり、結果ワンちゃんの臭いが気にならない良好な環境へ整いました。
キッチンにはドッグフェンスを完備
キッチンには、ワンちゃんが入らないようにドッグフェンスを配置されました。
マンションをリフォームし、愛犬と快適に美しく暮らす「バセットハウンドの家」
以前はワンちゃんとの同居で「ホームパーティーが出来ない」という悩みがあった飼い主さん。現在はリフォームをしたことにより、愛犬も交えて楽しくホームパーティーを開いているようです。快適で美しいペットとの暮らしは、家族のつながりをより深め、家族の笑顔を増やすことでしょう。
ファウナ・プラス・デザイン 一級建築士事務所:https://www.fauna.jp/