10/31から開催の「DESIGNART TOKYO 2025」時代の転換期に求められる「本能美」を追求した作品が集結!

10月31日から開催される「DESIGNART TOKYO 2025」は、「本能美」をテーマに掲げた日本最大級のデザイン&アートフェスティバルです。東京の街を舞台に、五感を刺激する多彩な作品が展開されます。

DESIGNART TOKYO 2025のテーマは「Brave 〜本能美の追求〜」

2025年10月31日より10日間にわたり、日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2025」が開催されます。今年のテーマは「Brave 〜本能美の追求〜」。時代の転換期である現代において、情報や流行に左右されない、人間本来の感覚に訴えかける「本能美」を追求した作品が東京の各所に集結します。表参道、外苑前、原宿、渋谷、六本木、銀座など、都内を巡りながらアートとデザインを体感できるこのイベントは、世界屈指のミックスカルチャー都市である東京を舞台に、新しいクリエイティブの可能性を提示します。デザイン、アート、インテリア、ファッションなど、多岐にわたるジャンルの作品が展示され、訪れる人々に五感を刺激する体験を提供します。

注目デザイナーが集結する「DESIGNART GALLERY」

香港の西九龍文化区、ビクトリア・ハーバーのウォーターフロントに誕生し話題の、アジア初の世界的なビジュアル・カルチャー美術館「M+」で開催中の「Things, Spaces, Interactions」の空間。

DESIGNART TOKYO 2025の公式エキシビション「DESIGNART GALLERY」は、今年新たに渋谷の「MEDIA DEPARTMENT TOKYO」を拠点に開催されます。総床面積1,145m²の広大な空間は、国際的に活躍する香港の建築設計事務所COLLECTIVEが、日本で初めて空間演出を手がけます。彼らは、香港の著名な美術館「M+」や受賞歴のある建築作品「83 キング・ラム・ストリート」などを手掛けてきた実力派。展示作品の魅力を最大限に引き出す、革新的な空間デザインに期待が高まります。

香港九龍半島北西端に位置する旧工場地帯兼工業地区のライ・チ・コクにある建築作品「83 キング・ラム・ストリート」。

アジアの不動産業界の優れたプロジェクトを評価するMIPIMアジア2021でシルバー賞、ベスト・フューチャプロジェクトを受賞。

COLLECTIVE

右からベティ・ング、チ・ヤン・チャン、フアン・ミンゲス ©︎ Kevin Mak

2015年設立。香港を拠点に建築・インテリアデザイン・エキシビションデザインを専門に国際的に活躍する建築設計事務所。創設者のベティ・ングに加え、プリツカー賞を受賞したレム・コールハース/OMAとヘルツォーク&ド・ムーロンで上級職を務めた経歴を持つディレクター等に迎え、また、ロンドン、マドリード、パースにもチームメンバーを擁します。アジアに深く根ざしながらも、多様なチームメンバーの国際的な経験やグローバルな視点、異なる分野のパートナーとの協業を通じて、常識に挑み革新を追求することで、各プロジェクトは厳格なプロセスを経て、従来のスタイルを超越した空間を創造しています。

French Design Focus at Designart Tokyo

Mathilde Bretillot

また、アンスティチュ・フランセの支援により実現した展示「French Design Focus at Designart Tokyo」も必見です。

Gala Espel

素材の感覚的質を探求するMathilde Brétillotや、植物へと開花する有機的な紙の造形物で儚い美を表現するGala Espel。

Claire Renard and Jean-Sébastien Blanc

さらにはフランス革命の歴史にインスピレーションを得た再生素材の椅子で民主主義の脆弱性を問うClaire RenardとJean-Sébastien Blancなど、現代フランスデザインの創造性と多様性を感じられる作品が集まります。

参加デザイナー:Mathilde Brétillot, Gala Espel, Claire Renard and Jean-Sébastien Blanc

DESIGNART GALLERY

会場:MEDIA DEPARTMENT TOKYO
住所:東京都渋谷区宇田川町19-3
オープン時間10:00〜19:00(初日12:00〜17:00/最終日16:00クローズ予定)

日本と世界のクリエイティビティが交差する注目作品

平和合金 × we+|Unseen Objects

今回のイベントでは、日本が誇る伝統技術と現代デザインの融合にも注目が集まります。特に、富山県高岡市の老舗鋳物会社平和合金と、コンテンポラリーデザインスタジオwe+のコラボレーション作品「Unseen Objects」は必見です。このコレクションでは、これまで見過ごされてきた鋳造過程の道具や素材の偶発的な造形に光を当て、伝統技術の本質を再定義します。パリやミラノでも発表された花瓶のコレクションに加え、新作家具も披露される予定です。

ユジン・リン「東京ニンフ (若虫) 」 presented by CONTRAST

また、台北とロンドンを拠点に活動するユジン・リンは、初の個展「東京ニンフ (若虫)」を2会場で同時開催。手作りの紙の彫刻と3Dプリントを融合させ、鑑賞者の動きに反応するインタラクティブな映像作品を通じて、物理的な世界とデジタル世界の間で揺れ動く「変容」のアイデンティティを多層的に表現します。

MEDIA DEPARTMENT TOKYOと代々木八幡のクリエイティブスペースCONTRASTの2会場で同時開催予定です。

MEDIA DEPARTMENT TOKYO

東京都渋谷区宇田川町19-3

CONTRAST

東京都渋谷区富ヶ谷1-49-4 協力:X VISION株式会社

時構の間|SEN-AN

GRANDIR+小阪雄造、田中悠史、市川善幾、萩谷綾香、佐藤洋美

現代に茶室の精神を再解釈した空間実験「時構の間|SEN-AN」。伝統的な様式にとらわれず、非伝統的な素材を用いて「時間」「空間」「関係性」を探求します。人と自然のあり方を問い直し、持続可能な生き方を提唱する、革新的かつ哲学的なインスタレーションです。

株式会社GRANDIR

小阪 雄造 (株式会社乃村工藝社 nora)
田中 悠史 (株式会社乃村工藝社)
市川 善幾(AURORA Inc.)
萩谷 綾香 (株式会社乃村工藝社 IVD)
佐藤 洋美(余地|yoti)

URL:https://grandir-tokyo.com

会場: AXIS Building 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F B111

兆し – From Error to Mirror

高本夏実 × sync株式会社

高本夏実の展覧会「兆し – From Error to Mirror」は、制作過程で生じる金属の端材や溶接の失敗に着目した作品です。工業製品にはない、柔らかな表情を持つこれらのアルミニウムの欠片が、偶然から生まれた温かみのあるアートへと昇華されています。

高本夏実

1994 年京都府生まれ。東京藝術大学デザイン科学士・修士課程、およびローザンヌ州立美術学校(ECAL)修士課程プロダクトデザイン専攻修了。内省的な道具としてのものの在り方を問い直し、分野に囚われない多層的なアプローチで制作を行う。活動領域はインスタレーションから家具・プロダクト、絵画制作など、多岐にわたる。主な展示に、Milan Design Week 2019 (Galleria Rossana Orlandi / Italy)、Ventura Dubai 2019 (Dubai World Trade Centre / UAE)など。

URL:https://natsumikomoto.com/

「本能美」を追求した作品が集結する「DESIGNART TOKYO 2025」

伝統と革新、アナログとデジタルが融合する「DESIGNART TOKYO 2025」。五感を揺さぶる作品の数々が、私たちに新たな視点と感動をもたらします。ぜひ会場で「本能美」を体験してください。

DESIGNART TOKYO 2025

会期:2025年10月31日(金)〜11月9日(日)
エリア:表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・銀座・東京

主催:DESIGNART TOKYO 実行委員会
発起人:青木昭夫(MIRU DESIGN)/川上シュン(artless)/小池博史(NON-GRID・IMG SRC)/永田宙郷(TIMELESS)/アストリッド・クライン(Klein Dytham architecture)/マーク・ダイサム(Klein Dytham architecture)
URL:https://www.designart.jp/designarttokyo2025/