異才の建築家・毛綱毅曠が設計した元医院の有名建築が一棟貸しの宿「霧ノ音」としてオープン!

避暑地として注目の北海道・釧路に、建築家・毛綱毅曠が設計した元医院が、一棟貸しの宿「霧ノ音」として生まれ変わりました。このリノベーションされた空間は、釧路の自然と歴史を感じさせる、完全プライベートな滞在を提供します。ドリンクインクルーシブで、研修や合宿、イベント利用も可能な「霧ノ音」で、特別な釧路体験をお楽しみください。

毛綱毅曠が手がけた釧路に息づく建築が一棟貸しの宿として生まれ変わる

北海道の釧路市に、真夏でも25℃を下回る涼しさが魅力の「避暑地」として注目が集まる中、新たな宿泊施設「霧ノ音(きりのおと)」が2025年1月にオープンしました。この施設は、釧路を代表する世界的建築家、毛綱毅曠が設計した旧個人病院を、現代のニーズに合わせて見事にリノベーションしたものです。

その名は、釧路の象徴である霧の中に響く音をイメージしており、かつてこの建物がコンサートホールとして使われていた時代の残響と、「音が霧の中に響き渡る」詩的な情景を重ね合わせて名付けられました。鉄筋コンクリート造2階建て、延床面積は384㎡を誇るこの建築は、最大13名まで宿泊可能な広々とした一棟貸しのプライベート空間を提供。

家族旅行やグループ利用はもちろんのこと、企業の研修やイベント、合宿など多岐にわたる用途に対応できる柔軟性も持ち合わせています。

毛綱毅曠の建築哲学が息づくこの場所は、単なる宿泊施設に留まらず、釧路の自然、文化、歴史を深く体験できる拠点として、新たな魅力を発信しています。

毛綱毅曠の建築、美術思想を体現できる宿

「霧ノ音」は、毛綱毅曠の独創的なデザインと現代的な快適さが融合した、唯一無二の滞在空間を提供します。吹き抜け構造のメインホールは、かつてミニコンサートや文化イベントが開催されてきた歴史ある空間で、コンクリート打ち放しの壁面や高天井が印象的です。ここには毛綱毅曠の代表作『建築古事記-曼荼羅-』シリーズを含む多数のアート作品が展示され、訪れる人々を芸術の世界へと誘います。

客室は、釧路の情景をテーマにした個性豊かな4タイプが用意されており、それぞれがアイヌ語で名付けられ、自然と建築の調和を感じさせるデザインとなっています。

「URAR(ウララ)」は霧立ち込める森。

「CUH(チュフ)」は世界三大夕日と称される夕焼け。

「UPAS(ウパシ)」は雪に覆われた湿原。

「ATUY(アトュイ)」は朝日の差し込む海を表現。

各部屋にはテーマに沿ったアート作品が飾られています。

さらに、天井までガラス張りのアトリウム空間やテラスも完備されており、自然光が降り注ぐ開放的な空間や、釧路ならではの海風を感じながら、非日常の時間を心ゆくまでお過ごしいただけます。

歴史と現代、自然とアートが見事に融合した「霧ノ音」は、釧路の奥深い魅力を再発見できる場所となるでしょう。

「霧ノ音」が提供する特別な滞在

「霧ノ音」は、宿泊者にとって特別な体験を約束する様々なサービスを提供しています。広々としたキッチンは、釧路湿原の土を素材にした土塗り壁と北海道産の天然一枚板のカウンターで彩られ、地域の素材へのこだわりが感じられます。

コンロ2台、作業スペース、シンク3台、冷蔵庫、食器洗い洗浄機などが完備されており、食材を持ち込んで大人数での料理やホームパーティーも存分にお楽しみいただけます。

特に注目すべきは、酒販業を営む株式会社五明のノウハウを活かした「ドリンクインクルーシブ」サービスです。北海道産の日本酒をはじめ、約60種類ものアルコールとソフトドリンクが自由に楽しめるため、心ゆくまで飲食物を堪能できます。

また、地元釧路の人気店「炉ばた居酒屋 はたご家」と連携し、宿泊者限定の特別メニュー(要予約)も提供されており、本格的な炉端料理を施設内で味わうことも可能です。浴室はモールテックスで仕上げられた洞窟のような空間で、ギャラリールームには80インチの大画面モニターが設置され、映画や動画コンテンツを快適に楽しめます。完全プライベート空間で、これらの充実した設備とサービスを享受できる「霧ノ音」は、北海道・釧路での思い出深い滞在を演出する、まさに理想の一棟貸しの宿と言えるでしょう。

毛綱毅曠の建築美が息づく「霧ノ音」で宿泊体験

毛綱毅曠の建築美が息づく「霧ノ音」は、釧路の魅力を凝縮した一棟貸しの宿です。歴史ある空間と現代的な快適さが融合し、個性豊かな客室や充実したサービスが特別な滞在を演出します。プライベートな空間で、心ゆくまで釧路の自然や文化、食を堪能できる「霧ノ音」は、あなたの旅を忘れられないものにするでしょう。