2階に生活空間を設けプライバシーを守りながら、店舗スペースを完備した「花火を臨む拓いた家」

多くの人にとって一生に一度あるかないかの大きな買い物であるマイホーム。だからこそ細部にまでこだわり、快適で理想的なおうちを作りたいと思う人は多いのではないでしょうか。

「花火を臨む拓いた家」は、家族とのコミュニケーションを楽しめるLDKを2階に設け、1階には夫婦のお姉さまが営む化粧品店舗が併設された住まいです。そんな「花火を臨む拓いた家」を前半、後半と分けてご紹介。前半は外観と1階部分をご紹介します。

木材が目を惹くスタイリッシュな外観

大分県津久見市に建てられた住宅「花火を臨む拓いた家」。近隣には商業施設があり、北側には高層マンション、南側には3階建ての店舗などがあり、東側の道路面だけが唯一開いている場所に建てられました。

外観は、ベージュとグレーの間の色を中心とした色合いでスタイリッシュでユニークなデザインです。相性が良い木材やコンクリートをプラスすることによって、垢抜けた印象を与えています。そして建物の周囲の大きな植栽は、道路に面したプライバシー対策にも◎。

玄関ドアは、アクセントとなるブラックを用いることによって空間引き締めています。そして敷地の中には、駐車スペースもしっかりと確保されました。

こちらは、店舗専用の入り口、アプローチ部分です。店舗専用の入り口を設けることにより、お客様の目線を気にすることなく、しっかりとプライベートを守りながら暮らすことが出来ます。

広々とした土間スペースが広がる玄関

玄関を開けると、広々とした土間スペースが広がります。

そして玄関には大きめのシューズクロークを完備。オープンタイプのシューズクロークなので両手が塞がっていてもスムーズにアクセスができ、さらに嫌な匂いが篭らないメリットがあります。

玄関すぐ横には、フリースペースが設けられています。自転車やアウトドア用品、季節ものや趣味のアイテムを置く場として活躍します。

そしてシューズのみならずハンガーポールも設置することで、ジャケットやコートなどのアウターを脱ぎ着するも可能です。リビングや寝室に持ち運ぶものが少なくなることで、ホコリや花粉の侵入を妨げることができるメリットがあります。

さらに玄関横には、ユニークな壁紙が特徴の和室を完備。玄関からの動線を考え、来客用の部屋として使用してできそうです。

プライバシーに配慮した店舗スペース

こちらは、ご夫婦のお姉さまが化粧品店として営む店舗スペースです。

来客専用の入り口から入ることができるため、お客様はプライベートな空間へ侵入する事もなく、気を使わせることなく室内にアクセスできます。

白とグレーを基調とした空間は広々と開放感があり、道路に面した窓からは自然光が差し込みます。既に設置されているカウンターは、化粧品のディスプレイにぴったりです。

そして仕切りの向こう側は、フェイスケアスペースとして活用。手洗いスペースを完備することによって、1つの空間で作業が完結してくれます。

必要のない時はロールスクリーンで隠すこともできるので、空間をすっきり見せることも可能です。

お手洗いは、まさにお店のようなオシャレな空間に。ブラウンの洗面ボウルが空間を引き締め、さらにペンダントライトが空間に陰影をもたら居心地の良さを演出しました。

2階に生活空間を設けプライバシーを守りながら、店舗スペースを完備した「花火を臨む拓いた家」

2階にLDKを配置することにより、プライバシーを守りながら店舗を構えることができる「花火を臨む拓いた家」。来客動線と生活同線を区別することによって、家族のスペースと人が集まるスペース、互いに快適に過ごすことができます。仕事を自宅ですることも多い昨今。これから家づくりをする方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

後編:2階のLDKとつながるバルコニーで暮らしを豊かにする住まい「花火を臨む拓いた家」