シンプルでスタイリッシュ。池袋の「hotel siro」は部屋ごとに異なるデザインに注目
西池袋のディープな地域に、2020年オープンした「hotel siro」。白を基調としたシンプルでスタイリッシュなデザインが話題を呼び、若者から「韓国風ホテル」として人気を集めている。
3組のデザイナーが手がける部屋はそれぞれ雰囲気が全く異なるため、何度宿泊しても楽しめるだろう。今回は8階に宿泊した。
部屋によって異なるデザイン
hotel Siroの白は、西池袋という刺激的な都会の喧噪に光射す晴れ間。シンプルでクリーンでクリエイティブな、一点の白。自由な気に満ちた、旅のはじまりを象徴しているという。
2〜4階の個室デザインは株式会社CAPD/WA-SO design、5〜7階はSO,u株式会社、8〜10階の建築設計・プロデュース、個室デザインはMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが手がけている。
利用したのは、MODERN JAPANESE ROOMのコンパクトダブル。中に入ってすぐ横に机、正面にベッドが配置してあり、奥にバスルームが続いている作りになっていた。
12mと少しコンパクトに感じられる部屋だが、バスルームの窓から光が差し込むと部屋全体が明るい雰囲気に。白で統一されていることも相まって、開放的な空間になっている。
和テイストが感じられるMODERN JAPANESE ROOM
「MODERN JAPANESE ROOM」という名前の通り、部屋のあちこちには和のテイストが感じられる。ホテルでは珍しい引き戸タイプになっていたり、間接照明に和紙が使われていたり。
そして、このホテルの象徴として、至る所に白いフクロウがデザインされている。これは原田真宏氏の“旅をする⼈の⽌まり⽊のようなホテルにしたい”という想いや、⽩いフクロウは最強の運があると⾔われていること、また待ち合わせスポット“イケフクロウ”が池袋の駅にあることから、デザインされたそうだ。
1階のカフェには、目印として大きな絵を飾り、外階段にも白いフクロウの照明を設置。部屋の中には、オリジナルレターセットが用意されている。どこか北欧のような雰囲気も感じさせる、ほっこりとするデザインだ。
部屋の注目ポイントは、なんといっても設備やアメニティの充実ぶり。テンピュール製のベッドは、自分の好きな角度に調節が可能。頭部分だけでなく足元の角度も変更できるため、快適に眠れること間違いなしだ。
清潔感のあるバスルームには、ダイソンのドライヤーを設置。シャンプーなどのアメニティはTHE PUBLIC ORGANICを用意している。
個人的に感動したのは、TETERAのルームウェア。とても柔らかく、気持ちいい触り心地で、夜にぐっすりと寝られたのは、おそらくこのルームウェアも一役買っているだろう。
カフェ利用も可能
1階のカフェでは、銀座「に志かわ」の高級食パンを使用したトーストセットなど、軽食もいただける。カフェ利用もできるので、宿泊の前に足を運んでみるのもよさそう。
また予約の際は部屋のデザインを選択できなかったので、備考欄で希望を記載した。心配な人は、問い合わせてみてほしい。
hotel Siro 池袋
電話:+81359854686
URL:https://hotel-siro.jp/
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目12-12