日が経つごとによりしっとり美味しい!「いちじくとキャラメルのケーキ」

秋も深まり、様々な果物が楽しめる時期になってきました。中でもとろっとした食感が人気なイチジクは、プチプチとした食感に上品な甘みが魅力的で、生でも加熱しても美味しく食べられる果物の一つです。今回は朝食やおやつにはもちろん、ワインのお供にもおすすめなイチジクのバターケーキのレシピをご紹介します。

レシピ(直径15cmの丸型1台分)

・いちじく 3個

〈キャラメル〉
・グラニュー糖 70g
・水 40g

〈ケーキ生地〉
・無塩バター 60g
・卵 2個
・きび糖 50g

【A】
・薄力粉 50g
・アーモンドプードル 30g
・シナモンパウダー 小さじ1/2
・ベーキングパウダー 小さじ1/3
・塩 ひとつまみ

〈デコレーション〉
・レモンの皮 小さじ1

1.キャラメルを作る。小鍋にグラニュー糖と分量の水を入れて均一に湿らせたら、火にかけて煮詰める(混ぜたり強く揺すったりしない)。茶色に焦げたら型に流し入れる。

2.いちじくは幅4mm程度の輪切りにして、1に隙間なく敷き詰める。

3.ケーキ生地を作る。ボウルに卵をときほぐし、きび砂糖を加えたら、ボウルの底をぬるま湯につけて湯煎をし、人肌程度にあたためながらハンドミキサーで白っぽくふわっとするまで泡立てる。砂糖が溶けたら湯煎からはずし、さらに泡立てる。仕上がりは、生地をすくい上げたらリボン状に落ちて、たれた跡が消えないくらいが目安。

4.3にAを加え、粉気がなくなるまでゴムベラでボウルの底から生地を大きくすくっては返しながら繰り返し混ぜる。

5.4に溶かしバターを回しかける。バターが均一に混ざり生地に艶が出るまでゴムベラでボウルの底から生地を大きくすくっては返しながら繰り返し混ぜる。

6.5を2の型に流し入れて、軽く表面をならしたら、170℃に予熱したオーブンで35分焼く。型ごとケーキクーラーにのせて完全に冷ます。

7.型と生地の間にナイフをぐるりと差し入れて、型の側面から生地をはがす。器の上にひっくり返し、レモンの皮を散らす。

ポイント
●卵の量に対して糖類の量が多いので、湯煎で温めながら混ぜることで、効率よく糖類を溶かすことができます。
●卵の水分は粘りが強いので、泡立てて空気を含ませておかないと、次の工程で加える粉類と混ざりにくくなるため、リボン状にしっかりと泡立てます。粉類は余計に混ぜると生地が固くなるほか、コシが出て食感が悪くなるので、卵をしっかりと泡立てて粉類がスーッと馴染んでいく状態にすることが大事です。
●バターを混ぜずに溶かしたバターにして空気を抱き込ませないようにすることで、記事の膨らみを控えめにして、よりしっとりとした食感が味わえるようになります。

焼き立てはもちろん、日が経つごとによりしっとり美味しく!

ジューシーなイチジクとしっとりとしたバターケーキの豊かな風味にやみつきになる一皿。日が経つごとに生地に果汁とキャラメルが染み込んで、さらに美味しく味わえるレシピです。レモンの皮の色味もアクセントとなり、ちょっとした手土産にもおすすめです。