家族の暮らしに合わせたリフォームでより良い毎日が過ごせる住まい「千駄ヶ谷の住宅」

中原慎一郎が代表を務めている1940~60年代のモダンデザインをルーツに新しいものづくりを目指す「ランドスケーププロダクツ」。店舗内装などのインテリアデザインを中心に、千駄ヶ谷のインテリアショップ「プレイマウンテン」などでオリジナル家具や小物も展開しています。

そんな彼らが手掛ける住宅は、普遍的な心地よさとあたたかなマテリアルによるインテリアが魅力です。2013年に完成した千駄ヶ谷の住宅は、80㎡ほどのマンションの表層部分を中心にリフォームされました。空間は白を基調としながら、オーク材や差し色をアクセントに用いることで各部屋のイメージが作り出されています。落ち着いた色味と家族の暮らしに合わせた造作家具が特徴の住まいです。

空間を最大限に活用した玄関

Via : http://landscape-products-interiordesign.net/ | Photo: Shuhei Nomachi

玄関は段差の無いすっきりとしたスペースに。壁一面を造り付けの靴棚にすることで床から天井近くまで無駄なく収納スペースとして活用することができるうえ、引き戸なので開閉もスムーズに行えます。

木の風合いがあたたかなリビングダイニング

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キッチンに隣接する広々としたリビングダイニング。フローリングの木の風合いが全体をあたたかな雰囲気にまとめています。

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プレイマウンテンのオリジナルとして制作しているPerch Sofaを空間に合わせてサイズ変更して配置。こちらのソファに合わせた特注のオットマンを加え、よりリラックスした雰囲気に。

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黒の細めのスチール脚が同系色が多用されている中でも空間を引き締めるアクセントとなり、すっきり見えるうえ、掃除も楽になります。

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ダイニングテーブルの薄めの天板と細いスチールの脚によって、お気に入りのチェア達を合わせてもごちゃっとした印象になることなく、統一感が感じられます。

落ち着いたグレーのタイルで柔らかな印象のキッチン

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キッチンは既存のシステムキッチンを利用し表面パネルをオーク材で作り変えることで雰囲気を一変。吊り戸棚も同素材で造作し、キッチンに調和させています。キッチンタイルは国産のグレーホワイトを使用することでオーク材とのコントラストをつけつつ、統一感を持たせています。

リビングを窓越しに眺められるベッドルーム

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リビングの様子を窓越しに確認できるベッドルームは、子供のいる家庭では意外と使い勝手がよくお勧めです。

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室内の扉や窓は全てオリジナルでデザインしており、白壁と木に合わせた黒やブルーの色合いが北欧らしいあたたかな心地の良さを生み出しています。

造作家具によって整理整頓され集中できる作業部屋

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仕事に集中できるよう資料が纏められた作業部屋。所有していた収納家具は寸法を合わせて、要望も加え造作家具に組み込んでいます。

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リビングダイニングと打って変わってモノの多い空間でも、壁付けの棚によって収納力を持ちつつ空間をすっきりとまとめています。

コスト面、機能面でもバランスのとれたリフォーム

もともと所有していた家具に合わせて造作家具を追加できるのはリフォームならではのメリット。これまで愛用していたアイテムはそのままに、より良い暮らしのために必要なものを追加で作り込む。こうすることで機能的で無駄がなく、使い勝手のよい空間となっています。コスト面、機能面ともにバランスのよいリフォーム住宅です。