住宅ローンの審査の現実!低金利が続く状況では利用者に追い風も。

人生最大の買い物と称されるマイホーム購入に際して、多くの人が住宅ローンを使う。その審査は、申込者の年齢や収入状況、与信などといった多くの要素をもとに行われることになる。住宅ローンの審査を通過しやすくするためには、できる限り多くの頭金を用意して、物件全体の価格に占める借入金の割合を下げることが必要だ。

気になる審査基準と金利!住宅ローンの現実とは

マイホームを購入するにあたり、大部分の人が住宅ローンを利用することになる。これから住宅ローンを申し込もうという人にとって気になるのが、審査基準や具体的な金利ではないだろうか。頭金の有無や購入物件の金額などによって大きく異なってくるが、大体の場合数千万円から数億円のお金が動くことから、住宅ローンを取り扱う金融機関にとっても貴重な収入源である。当然ながら、利用者の返済能力や属性などを慎重に見極めなければならない。

求められる返済能力!

住宅ローンの審査には事前審査と本審査があり、通常の場合には事前審査を通過した後に本審査に進むという流れだ。個々の金融機関によって詳細は異なってくるが、事前審査では利用者の健康状態や勤続年数、年収などが審査の対象となる。加えて、完済時の年齢が80歳未満であることや信用情報機関登録が問題ないかということもチェックされる。そして運転免許証や健康保険証などの身分証明書はもとより、印鑑や源泉徴収票などの提出が求められ、申告内容の裏付けが必要だ。事前審査を通過すると本審査に進むが、本審査ではより具体的な返済能力の見極めが行われる。購入する物件の評価や用意できる頭金の割合などが判断材料になる。

活況を呈する住宅ローン市場!ますます活性化する不動産業界

住宅ローンの金利を巡っては主に変動金利と固定金利があり、そのどちらかを選択することになる。どちらかを選ぶかによって、トータルで支払う金額が変わってくることも事実だ。住宅ローンに限らず、金融機関が取り扱う商品の金利に大きな影響を与えるのが日本銀行の金融政策である。いわゆる、マイナス金利政策が導入されて以降金利は低い状態が続いており、住宅ローンの利用者にとって望ましい環境といえるだろう。低い金利の住宅ローンに借り換える動きが活発化していることからも、その現実をうかがい知ることができる。

信用情報機関登録の情報も合否に影響を!

数千万円から数億円にまでのぼるケースも珍しくない住宅ローンだが、低金利が続く環境下では利用者が増加傾向にある。むろん、住宅ローンを受けるためには、金融機関が行う審査を通過する必要がある。審査では、申込者の年齢や収入、資産状況などの他に信用情報機関の情報などが基準となり、過去に債務整理などの経験がある場合には融資を受けることが難しくなる。