住宅ローンと事業ローンのメリットを活用して戸建賃貸住宅で収入を得るインカム住宅という方法

インカム住宅という不動産投資の方法があります。マイホームとは別に戸建の賃貸住宅を建築して、そこから家賃収入を得るという方法です。とりあえず戸建の家を2軒建てるという単純なものではありません。不動産投資ローンやアパートローンともいわれる事業ローンは、戸建賃貸住宅にも利用できます。住宅ローンにはないメリットを有効活用するとよいでしょう。

住宅ローンと事業ローンの違い

居住用の住宅を建てる際に利用できる住宅ローンとは違い、事業ローンは不動産投資などの事業を目的としたものです。金利相場が年間で0.5パーセントから2.0パーセント程度である住宅ローンに対し、事業ローンの金利は年間で1.5パーセントから5.0パーセントくらいです。金利に関しては住宅ローンのほうが得ですが、事業ローンには融資額や年齢制限などの面におけるメリットがあります。年収の5倍から8倍程度が融資限度額である住宅ローンに対し、事業ローンでは年収の10倍から20倍程度まで借り入れることができるのです。また、借入の年齢制限が70歳未満のところが一般的である住宅ローンに対して、事業ローンでは条件によっては70歳以上でも借り入れが可能。法人名義で契約を結ぶこともできます。

マンション投資とインカム住宅の違い

マンションと戸建住宅の最も大きな違いは、その物件に入室できる世帯数でしょう。一度に多くの世帯が入室できるマンションとは違い、戸建ではわずか1世帯のみを対象としています。誰も入ってくれなければ家賃収入が0になるのでマンション投資のほうがリスクが低いと考えるかもしれませんが、決してそうではありません。

マンションは部屋数が多いため、空室率を考慮しなければなりません。リスク回避から区分投資にするという方法もありますが、角部屋や最上階という人気の部屋でない限り、入ってもらえる確率はそれほど高いとはいえないでしょう。また、賃貸マンションを探している人は、一時的な住居を探している人が多いのも事実。学生や独身者など、長期での賃貸契約はあまり見込めない人が多いかもしれません。

一方で、戸建住宅を探している人は長期での住まいを探している人が多く、終の棲家にしてもらえる可能性もあります。一旦入居してもらえば、長期間にわたって安定した家賃収入を期待できるのが、インカム住宅だといえるでしょう。

インカム住宅に向いている人

駅の近くや通勤に便利な立地条件を優先する集合住宅とは違い、戸建住宅を考えている人は公園や小学校の近くを希望する傾向があります。ファミリー層が主な対象者であるため、必然的なことかもしれません。そのような土地を購入できるのなら、インカム住宅という選択肢を考えてみてもよいでしょう。すでに土地を持っているのなら、なおさら考慮すべきです。安定した家賃収入を得ながら、楽しいマイホーム生活を送りましょう。

住宅ローンと事業ローンを有効活用したインカム住宅によって楽しいマイホームライフを満喫する

外見は同じ戸建の住宅でも、事業ローンが適用されるのがインカム住宅という不動産投資方法です。住宅ローンにはないメリットを存分に利用することによって、コスパの高い投資の仕組みを確立できるかもしれません。戸建住宅に憧れる人はたくさんいます。インカム住宅を始めることで、そうした人たちの夢の実現にもつながるでしょう。