機能的で居心地のいい間取りとは!?家づくりで押さえておきたいポイント

家は一生に一度の大きな買い物と言われる。一生住み続けるのであれば、後悔しない家づくりをしたいものである。家族と過ごす家には、居心地の良さを求めるのはもちろん、仕事や家事、育児に追われる日々をスムーズ送るための工夫も重要である。あれこれと希望や夢が詰まった家を建てるためには、事前の情報収集が欠かせない。

リビングをスッキリと収納の工夫

リビングは家族が最も長く時間を過ごす場所ではないだろうか。物が散らかったリビングでは、どうしても落ち着いて過ごせないものである。

リビングをスッキリ見せるためには、見えない収納がポイントである。子どもが小さい家庭は、リビングに子どものおもちゃが散らかってしまう傾向にある。それらを片付けるとしても、家具を設置するのでは、ものの多さが際立つだけである。例えば、テレビを設置する壁の後ろに、収納スペースを設けるのが一つの方法である。長細い納戸というイメージである。壁の裏に棚を取り付ければ、十分な容量を持ち合わせた収納スペースが確保できると同時に、ものが散らかっていないスッキリとした居心地の良いリビングが出来上がる。

忙しい家庭には必須パントリーを設置

キッチンは食材や調理器具、洗剤などの生活必需品が多く置かれる場所の一つである。雑多にものが置かれていると、家事がしにくいだろう。そこで、キッチンにはパントリーを設計し、食材や生活用品のストックを保管する場所としたい。

仕事で日々忙しく過ごしていると、買い物は一週間に一度、まとめ買いをするということが多いのではないだろうか。購入した食材や生活用品を保管する場所としてパントリーがあれば、非常に便利である。合わせて、非常用の食料品置き場にもなり、災害時に備えることができるため機能的である。

物干しスペースのある家事室を

共働きの家庭では、洗濯物を毎日外に干して出かけられるとは限らない。帰りが遅いために洗濯物が湿ってしまう心配もあるだろうし、天気の変化から、室内に干していかざるを得ない日もある。室内に洗濯物を干す場所を設計することは、家づくりのポイントである。

1階の間取りを設計する際に、物干しスペースのある家事室を作ると家事の効率が上がる。洗濯が終わったら、そのまま家事室に干すことができ、乾いたらその場でアイロンがけまでできる。この家事室がキッチンと連結していれば、家事動線が短縮され尚更機能的である。

収納と家事動線を短縮できる間取りを

居心地の良さとは、雑多な空間よりもスッキリした空間に生まれるのではないだろうか。しかし、その空間を生み出すために、機能性を無視した設計をしてしまえば、無駄な動線ができ生活に悪影響を及ぼしてしまう。収納の工夫と家事動線を短縮できる機能性の高い間取りを設計することで、家族が生活しやすい家づくりができると言えるのである。