リモートワークの生産性アップ!オーストラリアのバックヤードルーム
家族や自分の時間を大切にする働き方を選びたい。コンピューターとネットワークテクノロジーの進歩により、通勤のための時間やストレスを省けるリモートワークがグローバルに広がっています。イギリスやオーストラリアでは、自宅の裏庭に手軽に設置できるバックヤードルームやガーデンスタジオの需要が拡大中。プレハブ建築で費用を抑え、基礎を必要としないインストールの簡単さが人気の秘密のようです。
オーストラリアのメルボルンに本拠を置くArchiBloxは、サステナブルなプレファブ式タイニーハウスのデザインで世界的に高い評価を得ています。モダンでカスタマイズ性に優れたデザインと、フレキシブルなモジュラー構造システムにより、設計・建築・設置の期間を大幅に短縮しているのが特徴。住宅維持に必要な量を上回るエネルギーを生み出す、世界初のカーボン・ポジティブ・プレハブハウスで、2015年にはサステナビリティ・アワードを受賞しています。
ArchiBloxのバックヤードルームは、ユーザーによるカスタマイズを前提としたミニマルなパッケージになっています。「バックヤードルームは、個人の使いみちや個性を反映したユニークなデザインになるべき」という考えが基本にあり、ユーザーのイマジネーションを限定するようなプランは提供されていません。高品質なサステナブルな素材のモジュールデザインを生かして、インテリアのレイアウトやエクステリアの仕様など、個人のあらゆる要望に応える建築が最大の特徴と言えます。
エントランス部分にL字のウィンドウとガラス張りドアのレイアウトを採用すれば、明るい採光と開放性を確保することができます。ワークスペースをコーナーに置くことで、ディスプレイの反射を抑えて作業に集中することができるのが魅力です。
アウトドアデッキを追加すれば、仕事の小休止にピッタリなスペースです。
中2階を追加してベッドルームを設置すれば、ゲストルームや宿泊施設としても利用できます。天窓もほしいかも。
フロアとブックシェルフのブラックと無垢材の組み合わせが、インテリアに落ち着きを与えています。カスタム家具のデザインの品質も素晴らしい。
環境に配慮してプレハブ製作されたガーデンスタジオは、6週間で設計・製作を行ってデリバーされ、5日以内に設置が可能です。ホームオフィス、ヨガスタジオ、リトリート、隠れ家といった幅広い用途に使える柔軟性があります。
持続可能性を念頭に置いて設計され、プレファブリケーションとモジュラー建築を用いて、コストパフォーマンスと時間効率性に優れたArchiBloxのプロダクトは、消費者の共感を得るアプローチと言えるでしょう。ほとんどのコンポーネントはプレファブで作られてから一体化するため、材料のロスは最小限に抑えられ、ビルド時間も大幅に短縮できます。基本プランは建築許可を必要しない床面積に収められているので、オーダーからインストールまでの手間もかかりません。
オーストラリアのプレハブ・アウトドアルームと言えば、ガーデンスタジオを専門に手がけるInoutsideが、低価格と豊富なプランから高い人気を得ています。
Inoutsideのユーザーは、おもにアウトドアのワークスペースとしてバックヤードルームを使用している例が多いようです。2重窓で防音性が高いことから、ミュージシャンや映像エディターなどのクリエイティブな職種の人が、自宅の作業部屋として使っているなど。DIYキットで自分でアッセンブリーすれば、かなり安く費用を抑えられるのも魅力です。
イギリスのガーデンスタジオと比較すると、オーストラリアのバックヤードルームのエクステリアとインテリアは、シンプルなデザインになっている印象を受けます。中身を自分でカスタマイズすることに重点を置いているのかもしれません。そもそもバックヤードのある住環境そのものがうらやましい限りですが。
Via:
detailcollective.com
inoutside.com.au
blessthisstuff.com
yadokari.net