環境先進国ドイツに学ぶ!「casa sole」のパッシブハウスのキーワードを解き明かす。

パッシブハウス(Passive house)とは、ドイツ生まれの境基準省エネ住宅の考えを指す。

日本でも「環境を考えた住まいのあり方」、「環境を考えた家造り」が徐々に浸透してきた。

「casa sole」もそのパッシブ思想を取り入れた住宅の一つだ。

環境にも住む人にも優しい家造りのキーワード「パッシブ」の思想は何なのか解き明かしてみよう。

コストパフォーマンスに優れた住宅。

äKíi2

 

パッシブハウス(Passive house)とは、ドイツのパッシブハウス研究所が規定する機能の基準を満たした省エネルギー住宅をいう。

建物の性能を上げることにより、高性能の熱交換器による空調設備だけで、アクティブな冷暖房機器が不要であるという意味から『パッシブ(passive:受け身)』と、名前が付けられた。パッシブハウスの機能基準は住宅によってさまざまだがその一つに

  • 冷暖房負担が各15kwh/㎡以下。(断熱性能)
  • 1㎡当たりの一次エネルギー消費量が、年間で120kwh/㎡以下。

という、規定がある。

住宅には断熱性が必ず求められる。

casa soleは断熱性を保つために、熱を逃がしたり、取り入れたりする重要な働きがある部分として「壁」と「窓」に着目している。壁が厚ければ厚いほど熱の逃げる量は減ってゆく。

casa soleの外壁は、断熱材にこだわりながら8層にもわたる構造で、通常の1.5倍という厚さに抑え断熱才能を向上させている。窓は、グレードの高い3層のトリプルガラスを日本で初めて導入し、結露によるカビなどを防ぎ、住む人の衛生面も考慮し、サッシには樹脂を採用し熱伝導率を抑えた造りを取り入れている。

casa soleは冷暖房などの無駄なエネルギーを使わないようコスパに優れた工夫がなされた家なのだ。

 

住む人に快適な住宅。

ÉLÉbÉ`ÉìáA

 

ドイツのパッシブハウス研究所が規定する機能基準の中に

・気密性能として50paの加圧・減圧時の漏気回数が気積0.6回以下

・換気は交換換気とし、熱回収率は75%以上。

という基準もある。

日本は、四季折々の景色や風情が楽しめるかわりに気候も風土も住む場所によってさまざまだ。北は北海道から南は沖縄まで、気候が違うということは必然的に住環境・室内環境も異なってくる。

また、同時に「湿気」という日本独自の気候にも悩まされる。これは、パッシブハウスを提唱しているドイツにはなく、日本人が独自に開発・工夫しなければならない。

そこで、casa soleは湿気対策として「気密」と「換気」に着目した。

適切な換気量を計算し、常に新鮮な空気を取り入れ快適に過ごせるように、独自の排気・呼吸システムを採用している。

家の各所に配置された排気口より、室内の汚れた空気を一箇所に集め、まとめて家の外へ排気し、屋外からは新鮮な空気を空気清浄フィルターを通して吸収する。24時間換気がなされているシステムを導入し「気密」と「換気」を工夫している。

それは、住む人の「熱は逃がしたくない(侵入させたくない)けど、新鮮な空気は取り入れたい」という、矛盾を両立させ快適な住宅を実現させているのだ。

 

〝地球環境への配慮〟がなされた住宅。

ÉtÉäÅ[ÉXÉyÅ[ÉXá@

 

3つ目の特徴は上記の、「断熱性能・気密・換気」が、ECOにつながっているという特徴だ。無駄な冷暖房負担を抑えることは、優れたコストパフォーマンスを叩き出すだけではなく、〝温暖化防止〟や、無駄なエネルギーを抑えた〝省エネ〟にもつながる。

住宅業界に限らず、オーガニックとされている食品や化粧品、ハイブリッドや高燃費ディーゼルといった、環境に配慮されたものや、なるべく自然そのままの状態で使用できる商品が人気だ。それだけ、人々の関心は〝地球環境〟に意識が向いている。

地球環境を考えて、私たちが取り組もうとしていることは、何も真新しいことではない。

利用できるエネルギーが少なかった時代は、土を掘り住居を造り自然と共に暮らしていた。

文明が進化して、私たちの暮らしは豊かにはなったが、その反面、犠牲になったものも少なからずある。

ジャンル問わず、国に限らず、自然環境に意識が向いているということは、無駄なエネルギー資源を使いける時代はすでにもう終わりを呼びかけているのかもしれない。

現実、土を掘って住むわけにはいかないが、テクノロジーが進化した今、最小限のエネルギーで、快適な暮らしを実現できる時代にきている。

 

人間は環境の生き物だ。だからこそ自然に近い住宅環境は、健やかに過ごせる。
casa soleはそんな本当の意味で地球にも人にも「いい家」なのだ。