かわいい「Sto」の黄色いバケツがシンボル!ドイツのSto本社と工場で塗り壁の良さを知る。
Sto社の歴史や概要、施工事例などを学んだ後、Sto本社と工場を見学した。
本社工場だからかなり大きくて随所にStoの塗り壁が使われていることはもちろん、そのデザインも洗練されている。
ノアの箱舟をイメージしたSto本社
前回のホールもここなのだが、大きなヴォリュームが飛び出したようなカタチの建築はノアの箱舟のようにも感じるデザインでStoのミュージアムのような役割を持っている。
白い外観にアクセントととしてStoのイメージカラーの黄色が入っている。
中にはいると外観のスッキリとした雰囲気とは異なり、Stoの塗り壁でカラフルに染められ賑やかに思えてくる。
塗り壁であるためつなぎ目がなくシームレスなのですごく綺麗に見える。
色合いも均一ではなく細かな陰影が付いているのがとても良い。
かわいい「Sto」の黄色いバケツがシンボルの建物
イメージカラーが蛍光っぽい黄色のSto社は、色々な場所にその黄色が使われていて徹底的にブランディングがされている。
その中でもこの建物はStoのパッケージである黄色いバケツそのままのようなファサードで、建物自体にも愛着が沸いてくる。
中に入るとアールの壁が空間の印象を和らげているように感じた。
屋上に昇ると周囲一面を一望できる。
写真に見える山の向こうはもうスイスということになる。
Stoらしいユニークな工場
残念ながらメインの工場内部は写真が取れなかったが、オートメーションされた工場はとてもおもしろかった。
工場の殺風景な景色の中に、黄色いバケツの色や紫や赤といったカラーが遊び心を与えていて居心地は良さそうに思えた。
オフィスにもところどころにカラフルな色が使われていて、雑誌に載るような名作建築のようでもある。
ビル5階建てくらいの高さにストックしてあるStoの黄色いバケツは圧巻で、マトリックスの世界や近未来の工場のようだった。
Stoの歴史と商品バリエーションが分かるStoミュージアム
食事をした後はショールームで様々な展示を見学した。
ここは実際にStoを使ってある実物大のサンプルが並んでいる。
断面がしっかりとわかるようになっているため、下地材からStoを塗っている表面まで分かりやすい。
こんなインタラクティブな展示もあって子供でも楽しむことができる。
このショールームでは汚れの落ち方や傷の付き方などを、Stoではない素材と比べるテストを実際に行っている展示が多く、Stoの塗り壁のスゴさが分かる。
Stoの本社と工場はStoのスゴさがわかったこともあるが、純粋に楽しい場所だった。
ショールームもただ見本を置いているはなく、興味をそそる展示方法だったのが良かった。
Stoが多く使われる「casa carina」「casa skip」などがいかに良いものか再認識できた。