NPO法人福岡建築ファウンデーション(FAF)設立15周年記念「FAF建築文化祭」を10月3日開催!

建築は、専門家だけのものではありません。街を歩き、空間に身を置き、光と素材を感じる——その体験は誰にでも開かれています。その信念のもと15年にわたり活動を続けてきたNPO法人福岡建築ファウンデーション(FAF)が、設立15周年を記念した「FAF建築文化祭 ~福岡銀行本店の魅力再発見~」を2026年10月3日(土)に開催します。会場は建築家・黒川紀章が設計した「福岡銀行本店」。建築を見て、聴いて、語り合う一日が、福岡・天神に生まれます。

舞台そのものが語る——黒川紀章「福岡銀行本店」

1975年に竣工した福岡銀行本店は、黒川紀章の代表作のひとつです。メタボリズムの旗手として知られる黒川が、都市に開かれた建築のありようを問いかけたこの作品は、竣工から半世紀を超えた今もなお、天神の街に確かな存在感を放っています。

その建築そのものを会場に据えることが、今回のイベントの核心です。建築について語る言葉が、空間の中に置かれることで初めて立体的な意味を持つ——この一日はその体験を丸ごと提供します。

午前:建築ツアー「福銀本店の秘密」

午前中はFAFメンバーによる建築ツアーを実施します。普段は立ち入れない内部空間まで特別に案内し、空間構造の細部やデザインの意図を約1時間かけて丁寧に解説します。天井の高さ、床の素材、光の差し込み方——実際に歩いて初めてわかる建築の情報を、専門家の目線から語りかけてもらえる機会です。10時・11時スタートの2回開催、各回定員40名(参加費2,000円)。

建築ツアー「福銀本店の秘密」

日時: 2026年10月3日(土)①10:00〜11:00 ②11:00〜12:00
定員: 各回40名 / 参加費: 2,000円
申込締切: 2026年9月13日(日)
申込: https://fafonlinestore.stores.jp/items/6a70534ff325fc570997ab30

午後:建築と文化が交差する4つのプログラム(無料・300名)

午後はFFGホールを舞台に、参加費無料のプログラムが続きます。

建築史家・倉方俊輔による特別講演「黒川紀章と福岡銀行本店」では、実際に座っている建物の設計者の思想と建築史上の意義を聴くという、没入感あふれる体験が待っています。続く建築写真鑑賞会では、FAFがこれまで選定してきた「福岡建築50選」を振り返り、街の見え方を変えるような建築との再会を促します。

「新・建築選」発表会では、設立15周年を記念して近年完成した建築の中から新たに選ばれた12作品が初めて公開されます。現在の福岡の都市と建築のいまを映し出す選定内容に、注目が集まります。

締めくくりは、日本を代表するジャズピアニスト・木住野佳子によるリサイタルです。「玄人好みの音響空間」と評されるFFGホールで、建築が生み出す豊かな響きとともに音楽に身を委ねる時間——建築と音楽が同じ「空間と時間」を素材とする芸術であることを、この日最後に静かに体感させてくれるプログラムです。

FAF建築文化祭

日時: 2026年10月3日(土)13:00〜18:00(12:00受付開始)
会場: FFGホール(福岡銀行本店 地下)福岡市中央区天神2丁目13-1
定員: 300名 / 参加費: 無料(要事前申込・先着順)
申込締切: 2026年9月13日(日)
申込: https://peatix.com/event/5120682
主催: NPO法人福岡建築ファウンデーション(FAF)
FAF公式サイト: https://www.fafnpo.jp/

FAF設立15年の歩みと、次の時代へ

FAFは、建築ツアーや講演会・展覧会を通じ、市民が建築や都市について知り、考え、語り合う機会を作り続けてきた団体です。その継続的な活動が評価され、2026年3月には「福岡市民文化活動功労賞」を受賞しています。今回の建築文化祭は、その15年を振り返るとともに、次の時代の福岡の建築文化を考える一日として位置づけられています。建築に関心を持つ人だけでなく、福岡という街が好きなすべての人に開かれたイベントです。