
暮らしに広がりをもたらす平屋──「ホテルライクな平屋」のLDKと個室空間
前編:自然と調和する現代建築──「ホテルライクな平屋」の外観とエントランスに込められた美意識
「ホテルライクな平屋」の魅力は外観にとどまりません。敷地の奥にしずかに展開するのは、豊かな光と自然を取り込んだ大空間LDK、心安らぐ寝室やパーソナルな居場所。建築家の設計によって工夫された動線と天井高、素材の表情によって、そこにはまるでリゾートホテルのスイートルームにいるような日常があります。
勾配天井と大開口がつくる、約28帖のリゾートLDK空間
「ホテルライクな平屋」のLDKは、28帖のゆとりある広さと、約5メートルの勾配天井が印象的な空間。
天井に沿って設計された高窓と南東に向く大開口によって、清流の光が室内へ降り注ぎ、日中は照明に頼らずとも光に満たされます。
上質な間接照明が夜には柔らかな陰影を描き、ホテルのラウンジのような落ち着いた雰囲気を醸し出します。
家具構成はダイニング・キッチン・リビングが流れるようにつながり、家族や訪問者との自然なコミュニケーションを生み出します。
対話を生むⅡ型キッチンと円形ダイニング
Ⅱ型キッチンは作業スペースがゆったりと取りやすく、シンクとコンロ間の移動距離も最小限。
料理中もリビングやダイニングの様子を見渡せる設計です。
大理石調のタイルカウンターが優雅な印象を与え、壁面の造作収納で調理器具を隠せる設えが洗練されたデザイン性と機能性を両立させます。
ダイニングには円形テーブルを配置。隣席との間に余裕ができ、ゆったりとしたくつろぎの時間をもたらします。
ダウンフロアで創る“くつろぎのサンクチュアリ”
リビングはダウンフロアによって床レベルが下げてあり、背の低いベルベットソファとの相性も抜群。
空間に奥行きを与え、視線を遠くに誘導することで、面積以上の広がりを感じさせます。
窓の外には、四季を映す豊かな植栽が広がり、借景として屋内に豊かな自然を取り込みます。
晴れた午後には、外の光と緑が室内に映え、穏やかなときが流れます。
コンパクトに豊かに暮らす、個室の工夫
寝室はすのこベッドと控えめな照明で構成され、ホテルライクな安らぎをつくります。
ナチュラルな素材と間接照明の調和が、就寝前の柔らかい時間を演出。
隣にはシンプルに設えられたデスクスペースがあり、ちょっとした在宅ワークにも対応。
ミニマムな面積ながらも、暮らしに必要な機能を丁寧に積み上げた空間です。
窓からは穏やかな借景が望め、日常の中に非日常のリラックスをもたらします。
願いを叶える、平屋の“LDKリゾート空間”
LDKとプライベートルーム。それぞれの空間はホテルライクな平屋のコンセプトに見事に調和しています。天井高による圧倒的な開放感、上質な仕上げ、自然と視線がつながる設計、そして必要な機能のすべてが、住む人の日常をリゾート体験へと昇華させてくれます。一日中続くくつろぎが味わえる、癒しの住空間です。
後編:“ととのう”を日常に取り込む、デザインサウナのある暮らし「ホテルライクな平屋」(9月8日 公開予定)