築約30年の住まいを全面改装!ファウナ・プラス・デザインが手がけた「パピヨン2匹の家」

ペット共生住宅の専門家として住宅の設計、デザインを行う「ファウナ・プラス・デザイン」代表の建築家・廣瀬慶二さん。一級愛玩動物飼養管理士資格保有の稀有な建築家として、ペットが快適に暮らす家をこれまでに多く手掛けています。

今回は、そんなファウナ・プラス・デザインが手がけた「パピヨン2匹の家(リフォーム)」をご紹介します。築約30年の団地内1住戸の全面改装した住まいは、圧迫感のない広々とした空間に生まれ変わり、「第25回住まいのリフォームコンクール」では国土交通大臣賞を受賞しました。

国土交通大臣賞受賞を受賞した「パピヨン2匹の家」

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築約30年の団地内1住戸を全面リフォームした、兵庫県加古川市に佇む「パピヨン2匹の家」。

築後数回のリフォームが行われたそうですが、RC壁構造のため内部の間仕切り壁、建具上部のたれ壁を撤去が不可能で、当時根本的な間取りの変更ができないという課題がありました。そこで廣瀬慶二率いるファウナ・プラス・デザインは3Dソフトを用いて、どのような意匠を加えれば豊かな空間になるかシミュレーションを実施。その結果、厳しい制約の中で、視覚的広がりを最大限得られる空間を作ることができました。

広々とした空間のLDK

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住居内は、建具のないワンルームにすることによって広々とした空間を確保しています。

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広々とした空間は、2匹のワンちゃんたちもストレスなく生活が可能。そしてLDKは間接照明を用いて、壁から天井にかけてカーブするデザインを取り入れることにより、室内を柔らかく照らしています。

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LDKの壁の一部は、デザイン性の高いモザイクタイルが採用されました。ナチュラルな雰囲気を演出しつつ、モザイクタイルがアクセントとなり、垢抜けた空間を作り出しています。

ワンちゃんを近くに感じられる書斎コーナー

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そしてLDKの壁面には、書斎コーナーを完備。書斎のカウンター下には、ワンちゃん用のハウスや食事スペース、右側にはトイレが配置されています。さらにワンちゃん用のケアグッズも全てこの家具内に収納できるように工夫されました。

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2匹のワンちゃんたちも飼い主さんを近くに感じることによって、安心感を得ることができるでしょう。

アクセントクロスで空間のメリハリを

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そしてリビングの隣には、寝室が配置されています。壁の一面をアクセントクロスにすることによって、ワンルーム内でもお部屋の印象を変化させて、メリハリのある空間に仕上がりました。

築約30年の住まいを全面改装!ファウナ・プラス・デザインが手がけた「パピヨン2匹の家」

築約30年の住まいを全面外装し、建具のないワンルームで圧迫感のない広々とした空間に生まれ変わった「パピヨン2匹の家」。広々とした住まいは、ワンちゃんとの暮らしをより豊かにしてくれることでしょう。

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