余白のスペースが生み出す家族のコミュニケーションも楽しめる欲張りな住まい「生活を魅せる家」

前編:ニッチを最大限に活用した無駄のない間取りが魅力の住まい「生活を魅せる家」

一生に一度のマイホームづくり。長い時間を共にするパートナーだからこそ、妥協なく理想の住まいを実現させたいですよね。後悔のない空間づくりのために、住宅設計に特化した建築家と目指す住まいはいかがでしょうか。「生活を魅せる家」は、中二階や階段下などのニッチ空間を最大限に活用した無駄のない間取りが魅力の住宅です。フリースペースを設けた中二階を経て、寝室と子ども部屋が配された2階には、どんな工夫が詰まっているのでしょうか。

中二階を設けることで家族の共用スペースを創出

1階からリビングイン階段を上がる途中に設けられた中二階にはフリースペースを配置。

造作の棚を設けることで、書籍や子どものおもちゃなど細々したものの収納スペースにもなっています。

子どもの遊び場や勉強スペース、家族の書斎など、様々な用途に活用できる空間です。

1階から2階まで吹き抜けのためLDKからも目が届くので、家事や作業をしながらもお子さんの様子が伺え、コミュニケーションも生まれやすくなります。

子ども部屋の機能を絞ることで共有スペースをより豊かに

子ども部屋は2つ配置。

壁のブルーがアクセントカラーとなったシンプルで可愛らしいお部屋です。

収納は教科書や勉強道具を収納できる造作棚のみですが、1階にファミリークローゼット、中二階の書斎スペースなど家中に収納があるため、子ども部屋の機能を絞って狭くすることで、家族の共用スペースに面積を割けるのです。

「子ども部屋=勉強部屋」として考えるのではなく、勉強できる共用スペースを住まいの中に設けることで、LDKやそのほかの共用スペースを広く取れるうえ、親子間のコミュニケーションが増えたり、子どもが独立したあとも無駄になりにくくなります。

電気代も抑えられる、自然の力を最大限活用した空間づくり

空間を最大限活用するための様々な工夫が散りばめられた「生活を魅せる家」。家族が心地よく暮らせる工夫は、間取りだけではありません。

広々としたLDKをメインとした1階と、プライベート空間が配された2階から成る住宅には、実はエアコンが2階の吹き抜け部分に1台設置されているのみ。

玄関との仕切りもなく、大きな窓や吹き抜けもあるリビングは、外気の影響に左右され、特に冬には寒そうな印象ですが、高台という立地も含めて採光が計算されているため、リビングにたっぷりと陽光が降り注ぐため、心地の良い暖かさに包まれます。

デザイン性や間取りのことだけでなく、きちんと性能面も考えられた設計となっているため、1年を通して心地の良い住み心地を実感できます。

暮らしやすさと家族のコミュニケーションが日々を豊かにする住まい

収納たっぷりの間取りはもちろん、共有スペースに面積を充てることで家族のコミュニケーションも増えるのも魅力の「生活を魅せる家」。採光や通風の面まで考慮されて設計された空間には、暮らしやすい住まいづくりのコツが詰まっています。デッドスペースを排除することで生み出した、広々としたLDKと収納スペースの構成が見事な1階も要チェックです。