隈研吾による設計、国産ヒノキの組積構造が印象的なアロマ体験施設「AEAJグリーンテラス」が原宿に誕生!

東京・原宿に建築家・隈研吾が設計した「AEAJグリーンテラス」が、2月1日にオープンします。

「AEAJグリーンテラス」は、アロマテラピーの魅力をより多くの方に体感してもらうため、香り豊かな「アロマ環境」を守るための情報発信を行う基幹施設として、世界最大規模のアロマテラピー団体である公益社団法人・日本アロマ環境協会の新しい拠点として設立しました。

建築家・隈研吾によって手掛けられた、AEAJグリーンテラス

JR原宿駅東口より徒歩7分のところに佇む、AEAJグリーンテラス。

ガラス張りで、国産ヒノキの組積構造が印象的な空間は、建築家・隈研吾によって手掛けられました。まるでガラスのボックスの中に、3階建てのヒノキの組積構造がすっぽりと入っているように見えます。

コンセプトは“神宮前の小さな森”。ヒノキの香り豊かで、温かな木漏れ日を感じられる空間となっています。

世界中の精油を体感「アロマラボラトリー」

AEAJグリーンテラスに集う人々の健康と快適性、そして未来の自然環境保全のため、 国産のヒノキやクリ、カラマツといった木材を最大限使用している施設の1階は、アロマラボラトリー・アロマライブラリー、3階は、イベントスペース・アロマテラスという構成となっています。

1階の「アロマラボラトリー」。ヒノキの棚の上にずらっと並ぶのは、約300種類にわたる世界中の精油。ここでは、なかなか手に入らない希少な精油もあり、全ての香りを試せることができます。

一部の試香紙は持ち帰ることもできるそう。

伝統的な建築手法、木組みを採用

同じく1階にある、「アロマライブラリー」。階段も天井も本棚も、全木材で統一されている空間は、とても心地よさを感じることができます。

日本の伝統的な建築手法である木組みを採用することにより、鉄骨などを極力使用せず、デザイン性とともに環境配慮を実現。木材を使うことにより、コンクリートや鉄に比べて製造時のCO₂排出量が少なくて済むそうです。

この「アロマライブラリー」では、アロマ・植物・環境に関する貴重な書籍を閲覧することができ、アロマテラピーを軸に、知識を広げることができるのです。

ヒノキの香りに包まれる「アロマラウンジ」

木材をさまざまな方法で利用したデザインを感じることができる、3階の「アロマラウンジ」。

ヒノキの香りに包まれながら、ゆったりと過ごすことができる空間で、ガラス窓からは自然光が室内を照らします。オリジナルのボタニカルティーを楽しむこともできるよう。

43種の植物が植えられている小道

エントランスに続く小道は、精油の原料植物となる香りある植物、花や果実のある植物が植えられています。鳥や蝶など多様な生物が集まるスペースとなることを目指しているそう。

合計43種の植物が植えられ、植物に囲まれたこの空間は、都会の中にいることを忘れるようなホッとする心地良さを感じることができます。

精油の空きビン、リサイクル可能

​精油を使用したあとの空きビンをリサイクル原料として活用するために、精油ビン回収ボックス「AEAJ Recycling Box」が設置されており、誰でも不要になった精油ビンを持っていくことができます。

今後は、常設のアロマラボラトリーやアロマライブラリーのほか、今後はオリジナルフレグランス作りが楽しめる「Aroma Bar」や、アロマクラフト作り、植物を育む自然環境について学ぶワークショップなどを実施予定だそうです。

国産ヒノキの組積構造が特徴的で、ヒノキの香り溢れる癒しの空間。きっと訪れる人を虜にしてくれることでしょう。

【施設概要】

所在地:東京都渋谷区神宮前6-34-24
アクセス:JR原宿駅東口より徒歩7分 東京メトロ明治神宮前駅7番出口より徒歩3分
開館時間:火~土/13:00~18:00 (日・月・祝休)
利用方法:「AEAJグリーンテラス 特設サイト」より来館予約 https://www.aromakankyo.or.jp/greenterrace/
利用料金:一般/500円